
こんな方におすすめ
- 滝や水の流れを“ふんわり滑らか”に撮ってみたい方
- ZV-E10 Ⅱをもっと使いこなしたいと思っている方
- スローシャッター撮影に初めて挑戦してみたい方
「滝をふんわり、幻想的に撮ってみたい」
そんな憧れの1枚を、ZV-E10 Ⅱでも実現できます。
本記事では、シャッタースピードをコントロールして滝をなめらかに写す撮影テクニックを、初心者の方にもわかりやすく解説します。
チェック
-
-
SONY ZV-E10Ⅱ これだけは覚えておきたい!おすすめ基本設定9選!!
ある設定をしようと思って、「探してもなかなか出てこない」ということがよくあります。 「そしてやっとできたという時には、シャッターチャンスを逃していた。。。」という経験はないでしょうか? そこで今回はよ ...
続きを見る
チェック
-
-
SONY ZV-E10 Ⅱと一緒に買うべきアクセサリー!おすすめアイテム8選!
今回はこれまで様々なカメラを持ってきて、これは必要だと思ったアイテムをシェアしたいと思います。 「撮影に必要なアイテム」「カメラの保護アイテム」など、次のスペックのカメラを買うために、高く売り、さらに ...
続きを見る
本ページは広告が含まれています

目次
必要なアイテムはこの2つだけ!幻想的な滝撮影の必須セット
滝を滑らかに流れるように写す「長時間露光撮影」では、
**「三脚」と「可変式NDフィルター」**の2つが欠かせません。
この2つがあるだけで、日中でも幻想的な写真をブレなく撮影できる環境が整います
三脚でシャッター中のブレを完全に防ぐ
- 長時間露光では、ほんのわずかな手ブレでも写真が台無しになります。
しっかり安定する三脚を使えば、シャッターを数秒間開けてもブレを防ぎ、ピタッと止まった描写が可能になります。


可変式NDフィルターで日中でもシャッターを長く開けられる
- 日中の明るさでは、シャッターを1秒以上開けると白飛びしてしまうため、
光量をコントロールするNDフィルターが必須です。
可変式なら、濃度を自由に調整できるため、撮影条件にあわせて簡単に露出をコントロールできます。
※持っているレンズのフィルター径のサイズに合ったNDフィルターを購入する必要があります。

滝の流れを幻想的に写すにはシャッタースピードがカギ

滝の水をなめらかに写す写真。
あの幻想的な雰囲気は、実はシャッタースピードの設定によって生まれます。
- シャッタースピードを変えると、滝の表情が変わる
- ・速いシャッタースピード(例:1/1000秒)
→ 水の一粒一粒を止めるように、シャープで迫力のある表現に
・遅いシャッタースピード(例:1〜2秒)
→ 水がふわっと流れるように、幻想的でやさしい雰囲気に
- 滝をなめらかに撮りたいなら「スローシャッター」が基本!
- 水の流れをふんわり見せたい場合は、1秒〜2秒程度のシャッタースピードに設定するのがおすすめです。
長くなりすぎると白飛びの原因にもなるので、明るさを見ながら調整しましょう。
シャッタースピードを変えるだけで、滝の印象がまったく変わります。
天候や撮りたい雰囲気に合わせて、ぜひ色々試してみてください!
滝の撮影を完全にコントロールするならMモードが便利
滝の流れを思い通りに表現したいなら、**カメラの設定をすべて自分で調整できる「Mモード(マニュアルモード)」**が最もおすすめです。
Mモードでは、シャッタースピード・F値・ISO感度をすべて自分の意図で設定できるため、写真の明るさや水の流れの表現を細かくコントロールできます。
STEP.1
![]() |
Fnを押す→撮影モードを選択 |
STEP.2
![]() |
Mモードを選択 |
滝を幻想的に写すコツは“2秒”のスローシャッター

滝の水をふわっとなめらかに写すためには、シャッタースピードを「2秒」ほどに設定することがポイントです。
これにより、水の流れがまるで絹のように表現され、幻想的な雰囲気に仕上がります。
- 可変式NDフィルターを使えば、2秒でも適正露出にできる
- 日中の明るい環境では、シャッターを2秒に設定すると光が入りすぎてしまいますが、
NDフィルターを使えば光量を調整しながらスローシャッターを使えるので、
「ちょうどいい明るさ」で撮影することが可能になります。
- シャッタースピードを変えたいときのポイント
- ・明るすぎるときはNDフィルターを濃くする(ダイヤルを回す)
露出オーバーを防ぎつつ、シャッタースピードを維持できます
・逆に暗い環境ではNDを薄くする or 外す
光を必要なだけ通し、画が暗くなりすぎないように調整します
・水の表現を変えたい場合は、SSを調整しながら違いを試す
滝の勢いや雰囲気に合わせて、最適な長さを見つけていきましょう
STEP.1
![]() |
背面のダイヤルを回す→SS2秒にする |
風景をくっきり写すならF値は8がおすすめ

滝の撮影では、水の流れだけでなく、背景の岩や木々の質感もしっかり写したいという場面が多いですよね。
そんなときに大切なのが、F値(絞り)の設定です。
- なぜF8がおすすめなの?
- F8は、風景全体にピントを合わせやすく、ボケすぎずシャープに写せるちょうど良いF値です。
開放(F1.8など)よりも被写界深度が深くなるため、
前景から背景までバランスよくピントが合った写真を撮ることができます。

STEP.1
![]() |
背面のダイヤルを回してF8に設定する |
滝や風景をキレイに撮るなら、ISOは100に設定しよう

滝や風景など、細部までしっかり写したいシーンでは、
写真の画質をできるだけ落とさずに撮影することが大切です。
そこで意識したいのが「ISO感度」の設定です。
- ISO感度とは?
- ISO感度とは、カメラが光を感じ取る“感度”のこと。
数値が高いほど暗い場所でも撮れますが、その分ノイズ(ざらつき)が増えやすくなります。
- なぜISO100がおすすめなの?
- ・ISO100は最も低い感度で、ノイズが出にくく、画質が最も安定
・滝や自然の繊細なディテールを、クリアに美しく残すことができます
・明るさが足りない場合ではNDフィルターを薄くするor外せばOK
STEP.1
![]() |
十字キーの右を押す→iso100にする |
スマホと接続してカメラを遠隔操作する方法
滝の撮影では、シャッターを押すときのわずかな揺れでもブレの原因になります。そんなときに便利なのが、スマートフォンでのリモート操作です。
最近のカメラは、Wi-FiやBluetooth機能が搭載されており、スマホと簡単に接続できます。メーカーごとに専用アプリが用意されており、以下の手順で遠隔操作が可能です。
スマホが無い場合はセルフタイマーで撮影をしよう
スマホが使えない場合は、カメラのセルフタイマー機能を活用しましょう。
シャッターボタンを押したあとの振動を避けることで、ブレを防げます。
2秒〜10秒のタイマー設定がおすすめです。
STEP.1
![]() |
十字キーの左を押す→ドライブモード→セルフタイマーを選択 |
まとめ


以上が滝の幻想的な撮影方法になります。
今説明した内容を元によりベストな数値に調整して下さい。
さらにもっと理解したい方へ
この記事では滝の撮影の基本を解説しましたが、
「ISO・F値・シャッタースピードの関係がまだピンとこない…」という方もいるかもしれません。
そんな方のために、YouTubeで図解付きでわかりやすく解説した動画を用意しています!
視覚で学びたい方は、ぜひこちらからご覧ください