
朝日や夕日は、時間も光も限られた「一瞬の勝負」。
「もっと綺麗に撮れたはずなのに…」と悔しい思いをしたことがある方へ。
この記事では、TZ99を使って誰でもできる日の出・夕日撮影の基本設定と構図のコツを、わかりやすく紹介します。
こんな方におすすめ
- 朝日や夕日を撮ってみたけれど、うまく光を捉えられなかった方
- TZ99買ったばかりで、風景撮影に挑戦したい方
- インスタやブログに映える「空のグラデーション写真」を残したい方
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目次
三脚があると安定した撮影ができる
朝日や夕日の撮影は、手持ちでも十分に可能ですが、三脚を使うことでできることが格段に広がります。
特に日の出のような光量の少ない時間帯では、低速シャッターや構図の微調整が求められるため、三脚があると安心して撮影に集中できます。

- 三脚があることでできること
- スローシャッターが使える
→ シャッター速度を1/10秒やそれ以下にしてもブレずに撮影可能。光のグラデーションをなめらかに描写できます。
構図をじっくり調整できる
→ ファインダーや液晶を見ながら、水平やバランスを落ち着いて整えられるのが大きなメリット。
セルフタイマーやスマホ遠隔撮影が活かせる
→ 手を触れずにシャッターを切れるため、振動ゼロで安定した写真に。
連写やインターバル撮影にも対応
→ 雲の動きや太陽の昇る瞬間などを、動かさずに長時間捉えることが可能。
手持ちでも撮れないわけではありませんが、三脚があることで「表現の選択肢が増える」=撮影の自由度が高まるのは間違いありません。
できることが増えると、写真の楽しさも広がります。
そして三脚は、Amazonなどで数千円から購入できる手軽なアイテム。初心者でも手に取りやすく、軽量でコンパクトなモデルも多いため、持ち運びにも便利です。

初心者にも使いやすい!Aモードで手軽に表現を変える方法
- Aモードでできること
- ・背景をボカす or くっきり写す調整ができる
→ 小さいF値(例:F1.8〜F2.8)にすれば背景がボケやすく
→ 大きいF値(例:F8〜F11)にすれば奥までくっきり
・明るさも自然に保てる
→ シャッタースピードをカメラが自動で調整してくれるため、失敗が少ない
こんなときに便利!
シーン | おすすめF値設定例 | 効果 |
---|---|---|
夕日と一緒に人物を撮る | F2.8〜F4 | 背景をふんわりぼかして主役を引き立てる |
朝日の風景全体を撮りたい | F8〜F11 | 手前から奥までシャープに写せる |
前景に花や草を入れたい | F4〜F5.6 | 適度なボケで奥行きのある構図に |
Aモードは、「思い通りの雰囲気に仕上げたい」ときに最も使いやすい撮影モードです。
絞り(F値)を調整するだけで、写真の印象が大きく変わるので、ぜひいろんなF値で試してみてください。
STEP.1
![]() |
ダイヤルを回してAモードに設定する |
風景をシャープに写したいならF値は8〜F11が目安

朝日や夕日など、広がりのある風景をしっかりと描写したいときには、F値を8〜F11に設定するのがおすすめです。
この範囲は、背景までしっかりピントが合い、全体をシャープに写すのにちょうどよい絞り値です。
- なぜF値8〜F11が適しているの?
- 被写界深度(ピントが合う範囲)が深くなる
→ 手前から奥までピントが合い、空・地平線・前景などすべてをくっきり記録できます。
レンズの性能が安定する範囲
→ 多くのレンズはF5.6〜F11の間で最も高い解像力を発揮します。
逆光や明暗差の多い時間帯でもコントラストがつぶれにくい
→ 絞ることで光のにじみやハレーションも軽減され、自然な描写に。
太陽や空の色合い、風景の立体感をしっかりと写真に残したいときは、
F値を8〜F11に設定するのがベストな選択肢です。シャープで奥行きのある1枚を撮るために、ぜひ活用してみてください。
STEP.1
![]() |
ダイヤルを回してF値を8に設定する |
明るさが変わるシーンではISOオートが安心
日の出や夕日の撮影では、短時間のうちに光の強さが大きく変化します。
そんなときに便利なのが、ISO感度をオート(自動制御)に設定する方法です。
- SOオートのメリット
- ・明るさの変化に自動で対応してくれる
→ 太陽が昇るにつれて光が強くなっても、ISOが自動で下がって露出を適正に保ってくれます。
・撮影中にISOの再設定が不要になる
→ シャッタースピードやF値に集中でき、チャンスを逃しにくい。
・ブレずに明るさを保ちやすい
→ 特に手持ち撮影のときに、ISOオートは適度な感度に自動調整してくれるので便利です。
- ISOオート使用時の注意点
- ISOが上がりすぎるとノイズが増える
→ 設定メニューで「ISO上限(例:ISO1600)」を設定しておくと安心です。
露出が安定しないときはマニュアルに切り替える
→ 三脚を使って撮るときや、画質を最優先したいときは、ISOを固定にするのも一つの方法です。
撮影中に明るさがどんどん変わっていく朝日や夕日のシーンでは、ISOオートがとても心強い設定です。
露出のバランスをカメラに任せることで、構図やタイミングに集中して撮影が楽しめます。
初心者の方にもおすすめの便利な設定です。
STEP.1
![]() |
MENU→カメラのアイコン→iso感度を選択 |
STEP.2
![]() |
isoをオートにする |
STEP.3
![]() |
MENU→カメラのアイコン→ISOオート上限設定を選択 |
STEP.4
![]() |
上限を1600にする |
写真が暗い・明るすぎるときは露出補正で調整しよう
カメラの自動設定に任せて撮影すると、「ちょっと暗い」「逆に明るすぎる」と感じることがあります。
そんなときに役立つのが「露出補正」機能です。
これは、カメラが決めた明るさに対して「もう少し明るく/暗く」と調整できる機能で、思い通りの明るさに仕上げるための簡単な操作です。
STEP.1
![]() |
ゴミ箱のアイコンボタンを押す→露出補正を選択する→適切な明るさに設定する |
朝日や夕日の色を引き立てるホワイトバランス設定のコツ

ホワイトバランス(WB)は、写真全体の色味(色温度)を決める重要な設定です。
特に朝日や夕日のようにオレンジや青の光が強く影響する時間帯では、ホワイトバランスを調整することで、写真の印象が大きく変わります。
- ホワイトバランスで何が変わる?
- ・色温度を調整することで、写真の雰囲気をコントロールできます
青っぽくすれば涼しげな印象に
オレンジ寄りにすれば温かく柔らかい雰囲気に
・肉眼で見たときと近い色合いに整えることも、あえて雰囲気を強調することも可能です
おすすめのホワイトバランス設定例
シーン | 設定例 | 効果・印象 |
---|---|---|
朝日を自然な色合いで残したい | 太陽光(5200K前後) | 肉眼に近い色で記録できる |
夕日をドラマチックに強調したい | 曇天(6000〜6500K) | 空がより赤くなり、温かみのある印象になる |
色を正確に再現したい(風景記録用) | カスタムWB or Kelvin指定 | 細かく色温度を調整し、意図した色味を再現可能 |
ホワイトバランスは、ただ“色を整える”だけでなく、写真の雰囲気や感情までも変える大切な要素です。
朝日や夕日の撮影では、「どんな色で残したいか?」を考えて、ぜひホワイトバランスを意識してみてください。
思い通りの色味に仕上がると、写真の楽しさもグッと広がりますよ!
STEP.1
![]() |
MENU→カメラのアイコン→ホワイトバランスを選択 |
STEP.2
![]() |
Kを選択する→十字キーの上を選択する |
STEP.3
![]() |
お好みの色味に変更する |
まとめ


難しいテクニックがなくても、少しだけ意識することで写真の仕上がりは見違えるほど変わります。
空の色、雲の形、光の角度。その一瞬一瞬を楽しみながら、
あなたらしい朝焼け・夕焼けの1枚をぜひ撮ってみてください。
さらにもっと理解したい方へ
この記事では夜景撮影の基本を解説しましたが、
「ISO・F値・シャッタースピードの関係がまだピンとこない…」という方もいるかもしれません。
そんな方のために、YouTubeで図解付きでわかりやすく解説した動画を用意しています!
視覚で学びたい方は、ぜひこちらからご覧ください