
子供成長が見れる年に一度の運動会。
カメラを持って行って思い出に残る「ベストショット」を撮影したいという方も多いかと思います。
しかし、”普段全くカメラに触っていない方””初心者の方”は
ぶっつけ本番で撮影に挑むと、「ブレていた…」「自分の子供がどれだかわかりにくい…」
という様に失敗する確率が高いです。
しかし、あるポイントを押さえておくことで、クオリティーを上げることができます。
こんな方におすすめ
- カメラの操作がよくわからない。
- 運動会で撮影のクオリティを上げたい。
- 良い写真を思い出に残したい。

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事前に構図を決める

次に構図ですが、撮影のクオリティを大きく左右するポイントが2つあります。
ポイント1
リレーや走る場合、
お子さんがどの順番で走るのかしっかり確認しておくこと。
走る前の構えて緊張している顔を撮りたいのか、
走っているゴール前の瞬間を撮りたいかなど
撮りたいシーンによっても撮影する場所が変わってきます。
なので、まずは場所を決めて下さい。
場所が決まれば、
撮影の高さもポイントになってきます。
帽子を被っている場合
少ししゃがんで撮影する方が表情もしっかり押さえることができます。
そして一番重要になるのが
ポイント2
他の学年が走っている時に納得がいくまでテスト撮影をする
その撮影場所と構図を決めて、
他の学年のリレーなどあらかじめ場所と
設定の数値も決めておいて下さい。
お子さんがリレーが始まってすぐに
撮影に行って、良い写真を撮るということは難しいです。
ですのでテスト撮影をしてまずは失敗しないように設定することが重要です。
チェック
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シャッタースピード優先モードで撮影をする
次はカメラの設定の方法です。
モードダイヤルは
Mモードとシャッタースピード優先モードが
運動会の撮影に適しています。
Mモードの方がより細かく設定ができるので
カメラの操作に慣れている方は
Mモードで撮影するとよりクオリティを上げられます。
クオリティーを求める方は
こちらの動画を見て頂くとMモードの理解ができると思います。
運動会の撮影にも対応できる内容ですので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。
そして今回説明する初心者の方にオススメなのが、
シャッタースピード優先モードです。
シャッタースピード優先モードとは
シャッタースピードの設定はマニュアルでカメラマンが行い、
その他の明るさなどの設定はカメラが自動で行ってくれる便利な機能です。
今回はその設定の方法を説明します。
モードダイヤルをSにする
上部のレバーを回してSに設定すると
シャッタースピード優先モードの設定になります。
![]() |
Sモードにする |
isoをオートに設定をする
isoをオートに設定することで自動で適切な明るさに設定してくれます。
またisoの上限を設定することができます。
上限の設定をする理由は、あまり上げすぎてしまうと
ノイズが出てしまい画質が悪くなってしまうからです。
![]() |
![]() |
MENU→カメラのアイコン→ISOオート上限設定を選択 |
3200に設定する |
![]() |
![]() |
MENU→カメラのアイコン→ISO感度を選択 |
AUTOを選択する |
シャッタースピードとは?
シャッタースピードを理解しておくと
撮影がスムーズにできますので、簡単に説明しておきます。

ポイント
シャッタースピードが速い→被写体をブレずにしっかり撮影できる
シャッタースピードが遅い→被写体がブレる
下記の画像はシャッタースピードを変更して撮影したものです。
「電車のぶれ具合が違う」のがお分かり頂けるかと思います。
![]() |
![]() |
シャッタースピード1/4 |
シャッタースピード1/15 |
![]() |
![]() |
シャッタースピード1/125 |
シャッタースピード1/1000 |
走る人を撮影する場合のシャッタースピードの目安は?
走るシーンを撮影する場合の大体の目安は、
1/500で撮影すると被写体をしっかり押させることができます。

ただ日中の屋外の撮影がほとんどなので、
シャッタースピードをもっと上げないと
写真が明るくなり過ぎてしまう可能性があります。
画面を見て明る過ぎる場合はシャッタースピードを上げましょう。
もう一つポイントは
F値の数値を確認して下さい。
F値の数値が高すぎると画質が落ちてしまうので、
ここもクオリティを上げるなら注意したいポイントです。
F値はシャッタースピードの設定によって自動で変更されるので
F値22は高いのでもっと下げるほうが良いです。

![]() |
F値8以下の場合の例 |
メモ
F値の数値が8以上の場合はシャッタースピードを上げるとF値の数値が下がっていくので、8以下にして下さい。
ダイヤルを回してシャッタースピードを調整する
ダイヤルを回して上記で説明したポイントを踏まえて数値を変更しましょう。
シャッタースピード1/500以上にしてF値が8以下になるまでダイヤルを回す。
![]() |
ダイヤルを回して1/500以上に選択する |
もう少し暗くしたい!明るくしたい!という場合は?
カメラが自動で行ってくれるので、
基本はオートで大丈夫です。
オートなので、もう少し明るくや暗くしたいという場合は
露出補正で +→明るくする −→暗くする
ということができます。
上のダイヤルを回すことで変更できるので、
気になる方は設定してみてください。
![]() |
![]() |
十字キーを上を押す | メーターを見て適切な露出に選択をする |
追尾に設定をする
ピントが合っていなければ、台無しになってしまいます。

追尾に設定をすることで
動く被写体に対してシャッターを半押ししている間ピント合わせ続けることができます。
![]() |
![]() |
MENU→カメラのアイコン→オートフォーカスモードを選択 | 追尾を選択 |
AFエリアを選択する

競技は一度に何人も走るので、追尾だけだと
違う人にピント合ってしまったということも十分あり得ます。
なので、冒頭で構図を決めると言いましたが、
構図を決めてお子さんを「どの位置で撮影したいのか?」
ということがポイントになり
“そこの位置にエリアを選択の枠を持ってくる”とその位置にピントを合わせてくれます。

予めお子さんを画面のこの位置で撮りたいということを決めて
その位置にエリアを持ってこよう
![]() |
十字キーを押して任意の位置に移動する |
追尾AFにすることでシャッターを半押しを続けている間は
ゾーン内の動く被写体にピントを合わせ続けてくれます。
違和感のない構図とは?
構図は写真のクオリティに大きく関係するぐらい重要なポイントです。
そこで簡単にできる構図のポイントは
少し見ている前側の空間を開けることで構図も綺麗になります。
下記の写真を見て
1.前に空間がある 2.真ん中 3.後ろに空間がある
![]() |
![]() |
![]() |
1.前に空間がある |
2.真ん中 | 3.後ろに空間がある |
3パターンの中で“1.前に空間がある”が一番見やすくないでしょうか。
連続撮影に設定する
長くなりましたが、ここまでくれば簡単です。
一枚だけのショットだとベストショットを狙うのが難しいので
連続撮影をすることでその中から一番良い写真を選ぶことができます。
![]() |
![]() |
下を選択→ドライブモードを選択 | シャッターボタンを押し続ける |
シャッターを押すタイミングは?
A.今がベストショットという少し前から通り過ぎるぐらいまでシャッターを押し続けて下さい。
一度だけの勝負なので、長めに撮影しておけば失敗したというリスクも押さえられます。
以上が運動会で撮影する方法です。
最後に一番重要なことをもう一度言わせて頂きますが、
メモ
お子さんが走る前に今の設定を調節した上で納得がいくまで練習をすること。
撮った写真をフォトブックにする

最後に、せっかく良いカメラで撮影するなら、フォトブックにすることをおススメします。
毎年フォトブックを作ることで子供の成長を再確認できる。
というメリットがありますが、
撮影技術の成長も確認することができます。
フォトブックを何度も見直すと
「もう少しこう撮れば良かった」という課題が見えるので次に活かせます。
毎年、撮影のクオリティを上げて最高のシーンをフォトアルバムに残して、
家族で一緒に楽しむ。
このかけがえのないシーンが、きっと来年の運動会の意気込みになります。

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まとめ

以上が運動会で失敗しない撮影方法になります!
ぜひ参考にして下さい!