
こんな方におすすめ
- 暗い水族館でもブレずにキレイな写真を撮りたい方
- もっと印象的な写真表現を楽しみたい方
- カメラの操作に慣れていない方
水族館は、幻想的な光と生きものたちが織りなす特別な空間。
でも、「暗くてブレる」「ガラスの反射が気になる」といった撮影の悩みも多い場所です。
この記事では、水族館で失敗しないための撮影テクニックやおすすめ設定をわかりやすく解説します。
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目次
“撮りたい”を逃さない!場面に応じて使い分けよう

水族館では、被写体との距離や水槽の大きさが場所ごとに大きく異なります。
近距離で泳ぐ魚を撮るには標準〜広角レンズが活躍しますが、遠くの大水槽や動きの速いイルカなどは望遠レンズの方がしっかり捉えられます。
そのため、撮影の幅を広げたいならレンズは2本以上持っていくのがおすすめです。
被写体を際立たせるなら、明るい単焦点が効果的!

単焦点レンズは背景を大きくぼかす(浅い被写界深度)ことができるため、主役の魚やクラゲをくっきり際立たせることができます。
また、暗い館内でもシャッタースピードを稼げるので、ブレにくい点も魅力です。

遠くの被写体もグッと引き寄せ!望遠で臨場感をプラス

イルカやペンギン、サメなど大きな水槽の動きものは、望遠で狙うと臨場感たっぷり。
まるでその空間に入り込んだかのような、迫力ある1枚が撮れます。

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Mモードで自由自在に!水族館撮影の基本ステップ
Mモードにすることで、明るさやブレ具合を自分の意図通りに調整できるため、難しい環境下でも安定した写真が撮れるようになります。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、Mモードを使いこなせるようになると表現の幅が一気に広がります!
STEP.1
![]() |
Fnを押す→撮影モードを選択 |
STEP.2
![]() |
Mモードを選択 |
F値は開放で!暗い水族館でも明るく美しく

水族館のような暗い場所では、カメラに取り込める光の量をいかに確保するかが大切です。
そこで役立つのが「F値を開放にする」というテクニック。
F値とはレンズの“絞り”の数値で、F値が小さいほどレンズが多くの光を取り込める=明るく撮れるようになります。
STEP.1
![]() |
背面のダイヤルを回してF値を一番低くする |
ISOは6400以下でオートにする!ノイズをできる限り抑える

水族館のように暗い環境では、写真を明るく撮るためにISO感度を上げることがよくあります。
しかし、ISOを上げすぎると画面にザラついた“ノイズ”が目立ちやすくなり、せっかくの写真が台無しになることも。
そのため、ISOの上限は「6400以下」に設定してオートにしておくのが安心です。
STEP.1
![]() |
ISOボタンを押す→ISOAUTOを選択→上限を6400に設定 |
シャッタースピードは1/100秒が目安

水族館では、魚が予想以上に素早く泳ぐため、シャッタースピードが遅すぎると被写体がブレてしまうことがあります。
そこでおすすめなのが、1/100秒をベースに設定すること。
1/100秒なら、ある程度動きのある被写体でもブレを抑えて撮影できるちょうどいいスピード感です。
- ポイントはシャッタースピードを使い分ける
- ・ゆっくり泳ぐ魚なら → 1/60〜1/80秒でもOK
・素早く動く魚やイルカなど → 1/125〜1/160秒にアップ
シャッタースピードをコントロールすることでより綺麗に撮影ができます。
STEP.1
![]() |
背面のダイヤルを回す→SSを1/100に設定する |
露出補正を使いこなそう!
水族館のような暗い場所では、写真が思ったより暗く写ってしまうことがあります。
そんなときに便利なのが「露出補正」です。
露出補正を使えば、カメラの明るさの基準をプラス(明るく)またはマイナス(暗く)に調整できます。
STEP.1
![]() |
露出補正の画面をタップ→適切な明るさに設定する |
水槽の青さを引き立てる!ホワイトバランスは電球マークがおすすめ

電球マークに設定することで、全体に青みがかかり、水の透明感や涼しげな雰囲気が強調されます。
黄色っぽい照明の色味も抑えられ、魚の色が自然に見えるのも大きなメリットです。
さらに色味が青っぽくなり、雰囲気のある表現をすることができます。
STEP.1
![]() |
Fn→ホワイトバランスを選択 |
![]() |
電球のアイコンに設定する |
ガラスの反射を防いで撮影をする
ガラス越しなので「撮影している自分も反射して写っていた。。。」ということがあります。
ガラスにレンズを当てると傷がいくので、数センチ隙間を開けて、光をさえぎるように手をかざして撮影をすると、反射を防ぐことができます。
まとめ

今回ご紹介したように、シャッタースピード・F値・ISO・ホワイトバランスなどを少し工夫するだけで、誰でも驚くほどきれいな写真を撮ることができます。
まずはいろいろな設定にチャレンジしてみてください
さらにもっと理解したい方へ
「Mモードを理解したいけど難しい。。。」という方も多いですが
決してそんなことはなく、理解するだけで格段と技術が上がり撮影の表現の幅が広がります。
なので「もっと良い写真を撮りたい!」という方のためにMモードについてアニメーションを使った動画を作成しました!
簡単に理解することができますので、是非ご覧ください!
ではまた!