神レンズとも称されるXマウントのXF50-140mmF2.8 R LM OIS WR。
開放F2.8と明るく魅力的であり、新品だと20万円を超える高価なレンズです。
なかなか手を出しずらい価格帯で悩む方もいるかと思います。
そこで今回はX-T1を使用して「XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR」について作例を交えながら解説したいと思います。
結論
- XF50-140mmF2.8 R LM OIS WRの結論
- ・解像力が高い
・ボケ感も綺麗
・手振れ補正の性能が高い
解像力も高く、特に手ぶれ補正の性能が高いので、撮影に集中できます。
手振れ補正 | かなり良い |
ボケ感 | かなり良い |
解像力 | かなり良い |
フォーカス性能 | 高い |
質量 | 普通 |
- こんな方におすすめ
- ・ポートレイト撮影
・景色を撮影したい
・解像力の高い写真を撮りたい
・クオリティの高いスナップ撮影がしたい
「使用した感想」や「特徴」について詳しく解説していきます。
本ページは広告が含まれています。
仕様一覧
仕様について表にまとめてみました。
発売日 | 2014年11月 |
マウント | Xマウント |
レンズ構成 | 16群23枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
最小絞り | 22 |
最短撮影距離(m) | 1m |
最大撮影倍率(倍) | 0.12倍(望遠) |
フィルター径(mm) | 72mm |
焦点距離 | 50-140mm (35mm換算 76-213mm相当) |
描写力
描写力で評価が高いレンズですが、実際に検証してみました。
解像力テスト
拡大してどのぐらい解像力が高いのか調べてみました。
50mm
全体的に見る限りでは違いは感じられない。
拡大
F8では窓の下の部分もシャープでした。また右上に関しても、全体的に綺麗なのは驚きでした。
140mm
こちらも全体的な画像は綺麗ですね。
拡大
こちらもほぼ全体的に違いが見られなかった。標準レンズの場合は、ラインが歪んでいることが多く、さすが高級なレンズということだけあって凄くシャープな解像力で驚きです。
ボケ感
F2.8開放で撮影をした。背景が綺麗にボケることで、被写体が際立ちドラマチックが写真が撮れました。
こちらは開放ではないですが、綺麗にボケています。
背景の玉ボケがどれぐらいボケるのか調べてみた。
背景のライトのボケ具合に注目して下さい。
上部の玉ボケは綺麗な正円を描いていますが、両サイドの玉ボケは口径食が目立ちました。
F5.6にすると口径食が改善されました。
やはりF2.8という明るいレンズだけあって、ボケ感のおかげで、クオリティが増したような写真が撮れるので、撮影していも気持ちが良いです。
性能
次に性能について説明していきたいと思います。
光学式手ブレ補正5段分
光学式手ブレ補正5段分と高い手振れ補正を発揮します。
50mmと140mmの手振れ補正「あり」と「なし」でどれぐらい違いがあるのか調べてみました。
140mmでもかなり手振れ補正が抑えられています。
これぐらいであれば動画撮影でも使えそうです。
フルタイムマニュアルを搭載
フルタイムマニュアルとは...オートフォーカスの状態でも手動でピントを合わせることができます。
X-T1の場合はファームウェアアップデートをするとフルタイムマニュアルの使用が可能です。
AFでピントが合わない場合でも瞬時にピントを合わせることができます。
トリプル・リニアモーター採用
レンズ駆動部に3つのリニアモーターを採用した「トリプル・リニアモーター」を搭載。高速・高精度で静かなオートフォーカスにより快適な撮影が可能です。
後述でAFスピードを紹介していますので音にも注目してご覧ください。
AFスピード
XT-1のファインダーを覗いた状態で、どのぐらいスピーディにフォーカスが合うのか調べてみた。
ボディが古いせいか、たまに迷う時もありましたが、ピントが合う時は快適に撮影が出来るスピードです。
手前と奥でピントを合わすスピードがどれぐらい違うのか動画で比較してみた。
こちらもボディが古いというのもあると思いますが、動画では特にそれほどAFが早いというのは感じられませんでした。
最短撮影距離
最短撮影距離 | 1m |
最大撮影倍率 | 0.12倍(望遠) |
落ち葉を撮影しようとしましたが、最短撮影距離1mでは自分が撮りたい画角まで寄れなかった。
最短撮影距離はもう少し縮めて欲しいと感じた。
外観
次に外観に外観について解説します。
まず、サイズについて調べてみました。
サイズはコンパクトではないですが、このクラスのレンズなら、これぐらいかなというイメージです。
XT-1はグリップが浅いので、しっかり持てるという感覚ではないですが、特に不便ではなかったです。
また手振れ補正の性能が高いので、気になりませんでした。
レンズフードを外した状態では約995gとなっている。
インナーズーム
インナーズームとは…ズームをしても鏡筒の長さが変わらずバランスを保った撮影ができます。
また、埃も入りにくいというメリットもあります。
取り外し可能な三脚座
両サイドのネジを回すことで三脚座を外すことができます。
ただネジが2つなので、取り外しが手間です。そして無くなさない様にする必要がある。
OIS切り替えスイッチ
手振れ補正スイッチのみとなっている。
リングの操作性
マニュアルリングは程よい重さがあり、凄く回しやすい。今まで触ってきたレンズの中でもかなり回しやすかった。
ズームリングも同じイメージで程よい重さがある。また、50mm→140mmにする場合は45度回せば達成するので手首を多く捻る必要がないというメリットがあります。
絞りリングも、細かくメモリを止めることができるので、メモリの間の設定にも止めやすいです。
リボルビング機構
リボルビング機構....光軸のズレを最小限に抑えながら構図を縦と横に回転できる。
ネジを回すだけなので、取り回しがしやすいです。
防塵防滴
防塵防滴にも対応しているので、過酷な環境でも集中して撮影ができます。
気になった点
次に気になった点を紹介します。
レンズフードが若干付けづらいです。最初は「レンズフードの付ける箇所が割れているからなのか?」と思いましたが、他の方も同じ様な状態を言っていたので、少しコツがいるのかもしれない。
メリット・デメリット
それではメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。
メリット
・ボケ感も綺麗
・手振れ補正の性能が高い
デメリット
・三脚座のネジが2つで取り回しがしづらい
・最短撮影距離はそれほど寄れない
解像力 | |
ボケ味 | |
質量 | |
フォーカス | |
価格 |
特に気に入っているのは「解像力」「手振れ補正」手持ちで動画撮影ができ、しかも解像力が高いというのは魅力的。
まとめ
新品で購入するとなかなかの値段ですが、クオリティの高い写真が撮れるので満足のいくレンズでした!
作例
最後に作例をご覧ください。