DC-G100DとZV-E10のどちらを悩んでいる方も多いと思います。高価な物ですから失敗したくないですよね。
私も初めて一眼レフを買って気に入らず直ぐに買い替えてしまいました。。。
今となれば良い経験ですが、「もう少し知識を得てから購入するべきだった、、、」と反省しています。なので「どの様な違いがあるのか」だけでも知っておくと私の様な失敗を防げると思います。
そこでこの記事では、カメラ歴10年以上の経歴を持つ私が、両機種の違いについて実際に検証しました。
どちらを買おうか悩んでいる人は自分にあったものが、きっと見つかるはずです!
結論
機種 | DC-G100D | ZV-E10 |
画質 | 良い | 凄く良い |
手振れ補正効果 | 高い | 高い |
フォーカス性能(顔、瞳) | 良い | 凄く良い |
瞳AF | 対応 | 対応 |
パネル操作性 | バリアングル式 | バリアングル式 |
連続撮影 | 良い | 良い |
iso感度 | 凄く良い | 普通 |
動画性能 | 良い | 良い |
レンズのラインナップ | 多い | 普通 |
USB給電 | 不可 | 可 |
重量 | 軽い | 軽い |
カラー | ブラック | ブラック・ホワイト |
価格 | 95,000円 | 102,291円 |
- DC-G100Dがおすすめ人
- ・ファインダーを見て撮影がしたい
・静止画もたくさん撮影したい
・よりクリアに録音したい
- ZV-E10がおすすめな人
- ・商品のレビューをしたい
・専用のグリップでしっかり撮影したい
・動画を長く撮影したい
シューティンググリップ
両機種とも自撮りに便利な純正のグリップがオプションとしてついています。
Vlog撮影では快適に撮影をすることができますが、両機種にどの様な違いがあるのか比較してみた。
機種 | DC-G100D トライポッドグリップ | ZV-E10 GP-VPT2BT |
接続方法 | USB端子Type-C | Bluetooth |
ズーム | 不可 | 可能 |
バッテリー | カメラ本体から給電 | リチウムコイン電池(CR2032) |
三脚使用 | 可 | 可 |
可動域 | 狭い | 広い |
質量 | 102g | 約215g |
価格 | 約9,700円 | 約12,800円 |
サイズ
全体的にZV-E10のグリップの方が大きいです。G100Dのグリップは少しチープ感があります。
グリップを握ったイメージ
握った感じはG100DのグリップがZV-E10よりも一回り細くて握りやすいです。イメージは自転車のハンドルぐらいの太さです。
質量
ZV-E10の専用グリップの方が倍近く重たいです。
三脚の角度
SNSにアップする方は縦で撮影する場合もあると思います。
どのぐらいの角度まで倒せるのか調べてみた。
ZV-E10のグリップは横に180度回転することができた。縦撮りも簡単にできるのはありがたい。
DMW-SHGR2の特徴
コンパクトなDMW-SHGR2の特徴について説明します。
各種ボタン
非常にシンプルで必要最低限のボタンになっています。各種ボタンについて説明していきます。
スリープボタン
スリープボタン押すと本体をスリープ(省電力)状態
シャッターボタン
ハーフ/フルシャッター、シャッター半押すとスリープ解除
REC ボタン
動画記録ボタン
Type-C
端子はType-Cになっていてカメラに差し込むことで作動する。ちなみに前期種はType-Bでした
メリット・デメリット
メリット
・疲れにくい
・電池が不要
デメリット
・ボタンが少ない
・取り回しがしずらい
・三脚の可動域が狭い
ZV-E10に比べるとボタンも少なく、かなりシンプルな設計となっている。その分質量も半分と手が疲れにくいので、より長く撮影をすることができる。
GP-VPT2BTの特徴
操作性に優れたGP-VPT2BTの特徴について説明します。
各種ボタン
「PHOTOボタン」「MOVIEボタン」に加えて「C1」まで備わっている。各種ボタンについて説明していきます。
PHOTOボタン
シャッターボタン
MOVIEボタン
動画記録ボタン
LOCKスイッチ
リモコンの機能を無効にできる
ズームボタン
自動でズーム・ワイドにすることができる
C1ボタン
お好みの設定を割り当てて使用することができる
メリット・デメリット
メリット
・細かい操作が可能
・三脚の可動域が広い
・電動ズームができる
デメリット
・電池が必要
ZV-E10のグリップはボタンも多くより使いやすい仕様になっています。ズームのレバーもありがたい。
少し重いというデメリットはあるが、より快適に撮影できるというメリットがある。
外観
外観で選ぶということもポイントの一つです。
外観について詳しく説明していきたいと思います。
グリップ
機種によってグリップの凹凸が様々です。
深い方がより握りやすいので、望遠レンズを使った場合には安定した撮影ができますが、その分重くなるなど、どちらが良いとは言えませんが「メリット・デメリット」についてまとめてみました。
グリップが握りやすい メリット・デメリット
メリット
デメリット
・大きくなる
Volg用の撮影であればグリップは浅くても気になりませんが、望遠レンズを使用したい場合ならブレにくく安定した撮影ができます。
- 1位_ZV-E10
- ・全体的に深いので握りやすい
- 2位_G100D
- ・ZV-E10ほどではないが握りやすい
グリップの大きな差は感じられませんでした。
サイズ
ファインダーがある分G100Dの方が少しだけ大きくなっています。
質量
意外だったのは、ボディ単体の質量はそんなに変わらない。
デザイン
カメラの「デザインが好き」というのも、重要になります。
デザインで心が動いたものは、選択する1つのポイントにして下さい。
バリアングル式モニター
両機種ともバリアングルです。
最近はショート動画で縦撮りをする場合を見かけます。バリアングル式だと縦撮りがしやすく、ハイアングル、ローアングルにも撮影が簡単にできるというメリットがあります。
バリアングルの注意点
バリアングルのメリットを紹介しましたが、注意点もあります。
ZV-E10の場合は端子を差した状態では、パネルと端子が干渉し、ハイアングル・ローアングルの可動域が狭くなるというデメリットもあります。
端子
機種によって端子が違うので説明していきます。
G100D
左側がマイク端子のみでバリングルモニターが干渉しない使用です。
しかし、グリップの右側にその他の端子が備わっているので、端子を差しながらグリップを握るというのは難しいです。
ZV-E10
端子が全て左側に備わっています。パネルを回転させた時に干渉してしまいます。
ただメリットとしては、イヤホン端子が備わっています。
音声を確認しながら撮影ができるので、失敗を防ぐことができます。
ダイヤル
両機種ともダイヤルが2つ備わっていますが、位置が少し違います。
ダイヤルが2つあるメリットとしては「SS」「F値」を各ダイヤルに割り当てて瞬時に変更することができます。
動く被写体をよく撮る方にはおすすめです。
機種 | DC-G100D | ZV-E10 |
ダイヤル数 | 2つ | 2つ |
ダイヤル位置 | 前面上側、背面下側 | 背面上側、背面下側 |
- DC-G100Dは前面と背面に付いている。より瞬時に設定を変更できる。
- ZV-E10は、背面側に2つ付いている。あるだけもでもありがたいが前面と背面にある方が扱いやすい。
レンズのラインアップ
レンズの種類が多いほど、様々な表現ができます。
種類 | DC-G100D | ZV-E10 |
マウント | マイクロフォーサーズマウント(オリンパスのレンズも可) | Eマウント(フルサイズのレンズも可) |
レンズのラインアップ | かなり多い | 多い |
- DC-G100D
- オリンパスのマイクロフォーサーズのレンズもマウントが同じなので使用できる。
- ZV-E10
- EマウントのフルサイズのレンズはAPS-Cにクロップされるが使用できる。
DC-G100Dはオリンパスのマイクロフォーサーズの機種に乗り換えてもそのままレンズが使え、ZV-E10はEマウントのフルサイズの機種に乗り換えてもクロップはされますが、レンズがそのまま使用できるというメリットがあります。
各スペック比較
これまでは外観を紹介しましたが、次にスペックの比較をしていきたいと思います。
機種 | DC-G100D | ZV-E10 |
発売日 | 2024年1月 | 2021年9月 |
撮像素子 | 4/3型Live MOS センサー | APS-Cサイズ (23.5 x 15.6 mm)、Exmor CMOSセンサー |
カメラ有効画素数 | 2030万画素 | 約2420万画素 |
記録画素数 | 5184×3888 | 6000 x 4000 |
iso | 静止画:オート ISO100-25600 クリエイティブ動画:オート ISO 100-6400 | ISO100-32000 |
マウント | マイクロフォーサーズマウント | Eマウント |
シャッター速度 | 1/16,000秒 | 1/4000秒 |
連続撮影/秒 | 電子シャッター時:約10コマ/秒 | 約11コマ |
タッチシャッター | 〇 | 〇 |
タッチフォーカス | 〇 | 〇 |
瞳af | 〇 | 人、一部の動物 |
動画瞳AF | 〇 | 〇 |
測距点 | 49点 | 425点 (位相差検出方式) 425点 (コントラスト検出方式) |
光学式ボディ内手ブレ補正 | ×(レンズ側で対応 ) | ×(レンズ側で対応 ) |
センサーサイズの違い
両機種はセンサーサイズが違います。センサーは「目」といわる部分で画質に大きく影響します。大きい方が画質は綺麗というメリットがあります。
機種 | DC-G100D | ZV-E10 |
センサーサイズ | 4/3型(17.4×13.0mm) | APS-Cサイズ (23.5 x 15.6 mm) |
画素 | 多い | より多い |
画角 | 狭い | 広い |
ボケ感 | 良い | より良い |
ダイナミックレンジ | 狭い | 広い |
ノイズ | 鮮やか | より鮮やか |
サイズ | 小さい | やや大きい |
ZV-E10は評価が高いが、DC-G100Dのセンサーが悪いと言いたいわけではなく、そもそも4/3型はカメラとして十分綺麗な撮影ができますが、ただそれを上回るのがAPS-Cということです。
iso感度
iso感度…カメラが光をとらえる能力を表す値を数値化したもの
暗所の撮影の時に数値を上げることで明るくすることができます。
iso1600
両機種とも綺麗で特に目立つノイズは見られませんでした。
iso3200
少しですがZV-E10の方にノイズが見られます。
iso6400
G100Dの方にもノイズが目立ってきましたが、ZV-E10はさらにノイズが見えます。
iso12800
ZV-E10はさすがに使えないレベルです。それに比べてG100Dはかなり綺麗だと思います。
iso25600
違いは一目瞭然です。
機種 | G100D | ZV-E10 |
iso感度 | かなり良い | 良い |
前述でisoはAPS-Cの方がより鮮やかと説明しましたが、マイクロフォーサーズの方がかなり綺麗というのは意外でした。
解像力
建物を同じ設定で撮影をしました。
これはレンズが関係します。レンズキットに付いているレンズで比較しました。
F5.6
G100Dは全体的にシャープですが、拡大した時の中心の下の窓が若干波打っているのが気になります。
ZV-E10はその様な現象は見られませんが、シャープさは少し欠けます。
F8
G100Dはラインがぼんやりしていて特に右上辺りは見て取れます。
ZV-E10はかなり綺麗なラインを描いています。
F11
G100Dの右上の窓がかなり解像力が落ちています。
ZV-E10は変わらずある程度の解像力を保っています。
F22
かなり解像力は落ちていますが、ZV-E10の方がラインをしっかり表現出来ていて綺麗だと思います。
ボケ感
レンズによって背景のボケ具合も変わります。レンズキットに付いているレンズの場合はどのようにボケるのか確認してみました。
両機種ともの玉ボケが綺麗な正円でした。
手振れ補正
手振れ補正もメーカーによって効果が違うので、望遠など使う場合にブレを押さえて撮影することができます。
G100D | ZV-E10 |
レンズ側で光学式手振れ補正 | レンズ側で光学式手振れ補正 |
標準のレンズキットに付いているレンズと違いがあるのか比較してみた。
G100Dは小刻みに揺れてしまっています。一方ZV-E10は安定しています。
フォーカススピード
フォーカススピードが速いほどより正確にフォーカスを合わせることができます。どれぐらい顔にフォーカスがスムーズに反応するのかテストしてみた。
フォーカスのスピードテスト
動く被写体に対してどのぐらいスピーディに反応するのか比較してみた。
ZV-E10の方がより速い動きに対してもしっかり反応していました。
フォーカスの反応テスト
振り向いた時にどのタイミングで瞳AFが反応するのか比較してみた。
ほとんど違いがみられませんでした。
フォーカスの距離テスト
どれぐらい離れてもAFが顔に反応するのか比較してみた。
ZV-E10の方がより遠くまで反応しています。
- 結果
- ZV-E10の方がよりしっかりとAFが反応していました。
動画性能
動画が性能を表にしてみた。
機種 | DC-G100D | ZV-E10 |
4K | 3840×2160 | QFHD:3840×2160 |
4Kフレームレート | 24p/30p | 24p/30p |
ビットレート | 約100Mbps | 100Mbps |
動画記録制限 | 30分 | 無限 |
ハイスピード | 1920×1080120p | 1920×1080120p |
4K撮影できるので、どちらもおすすめですが、1点だけ見てほしいポイントがあります。
それは「動画記録制限」です。
要するに各表記時間に達すると一回止まってしまうということです。
しかしZV-E10は「バッテリー」「SDカード」が持つ限り撮影し続けることができます。(暑い環境だとカメラが熱を持って一度止める必要があることがあります)
ですので長時間の撮影シーンで1度も止めたくないという場合は「動画記録制限」をポイントに入れて下さい。
音声テスト
Vlog様の撮影は映像だけでなく音声も重要になります。両機種ともマイクに力を入れていますが、仕様の違いあります。どの様な違いがあるのか比較してみた。
DC-G100Dの特徴
DC-G100DはNOKIA社製のOZO Audioを採用し5つの志向性の音声をシーンによって切り替えることができます。
- 5つの志向性
- 1.オートモード
撮影シーンに合わせて自動調整して収音
2.サラウンドモード
前後左右360°の広い範囲の環境音を収音
3.フロントモード
カメラ前方の音をクリアに収音
4.トラッキングモード
画角と顔・瞳認識AFに連動して、顔の位置や人数に合わせて最適な収音範囲に自動調整
5.ナレーションモード
撮影しながらカメラ後方の音声を収音
特に良いと思ったのがナレーションモード。
前方の音声が必要な場合も多いですが「景色のみを映しながら、自分はカメラの後ろ側から説明する」というシーンの場合後ろからクリアに状況を伝えることができます。
ZV-E10との違いを比較しました。
状況に合わせて設定を変更することでG100Dの方がよりクリアに録音することができます。
ZV-E10の特徴
ZV-E10は指向性3カプセルマイクを搭載。またウインドスクリーンが付属している。
大幅に低減するウインドスクリーン
ウインドスクリーンは風切り音を減らす役割があります。
無い場合と付けた場合は少し違うのは確認できましたが、G100Dと比べると個人的にG100Dの方が音がクリアに感じたので、あまりおすすめポイントではないですが、ウインドスクリーンが付いてるということだけ説明しておきます。
機種別の特徴
両機種の特徴やメリット・デメリットをまとめてみました。
DC-G100D
まずはDC-G100Dの特徴について解説します。
完成形をイメージしながら撮影可能
1:1 / 4:5 / 5:4 / 4:3 / 9:16 / 16:9 / 2.39:1 / 2.35:1 / 2.00:1 / 1.85:1の10種類の比率のイメージが表示されます。
また、環境に合わせてフレームの色やフレームマスクの透過度を変更することも可能。
完成形をイメージしながら動画撮影時、静止画撮影時ともに表示可能なので、失敗せずに撮影ができます。
ファンクションを9つ搭載
ファンクションボタンとは?
よく使う機能をFnに割り当ててスグに使用することができる。
例えばグリッドをよく使う場合任意のFnに割り当てることですぐに使用できる。
驚いたのが9つもあるということ。
モニターの部分にもカスタムボタンがありより自分のお好みの設定にカスタマイズができます。
メリット・デメリット
最後にメリットデメリットを説明します。
メリット
・綺麗に録音できる
・暗いシーンにも強い
・カスタマイズが豊富
デメリット
ZV-E10
次にZV-E10の特徴についても説明していきます。
商品レビュー用設定
「商品レビューモード」は商品を紹介したい時に商品をカメラの前に出しても顔にピントが合ったままでピントが商品に合わないという場面を見かけますが、ピントを迷うことなく顔と商品にしっかりとピントを合わせてくれます。
USB給電が可能
動画撮影をする場合、あまりバッテリー残量がないと撮影も不安ですが、ZV-E10はUSB給電が出来ます。
要するに撮影しながら給電ができるので、より長く撮影ができるのでおすすめです。
メリット
・APS-Cタイプで性能が高い
・電動ズームができる
・イヤホン端子が備わっている
デメリット
・専用グリップが重い
まとめ
以上がG100DとZV-E10の比較でした。
購入後はカメラをたくさん使って良い写真を残してください!
ではまた!