
こんな方におすすめ
- 初めて星空を撮影してみたい初心者の方
- ZV-E10ⅱの設定に自信がない方
- ブレない撮り方を基礎から知りたい方
満天の星を、ブレずに美しく写真に残したいと思ったことはありませんか?
この記事では、ZV-E10ⅱを使って、誰でも簡単に星空を撮影できるようになるためのポイントを丁寧に解説します。
これから星空撮影にチャレンジしたい方や撮影テクニックを知りたい方はぜひ最後までご覧ください!
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目次
星空の撮影でブレを防ぐための三脚を使用する

星空を綺麗に撮るには、**シャッターを数秒以上開ける「長時間露光」**という方法を使います。その間、カメラが少しでも動くと、星がブレて線のように写ってしまい、せっかくの写真が台無しにになります。
そんなときに活躍するのが三脚です。
カメラをしっかり固定してくれるので、ブレのないクリアな星空写真を撮影できます。
そして三脚は、Amazonなどで数千円から購入できる手軽なアイテム。初心者でも手に取りやすく、軽量でコンパクトなモデルも多いため、持ち運びにも便利です。
さらに三脚は、星空だけでなく、
- 夜景撮影
- 集合写真でのセルフ撮影
- タイムラプス動画
- ブレを抑えたい風景写真
など、さまざまなシーンで活躍してくれます。
ひとつ持っておくだけで、撮影の幅がグッと広がる便利なアイテムです。
まずはリーズナブルな三脚から始めて、星空撮影の魅力を体験できます。

広角レンズを使う理由とその効果とは?
星空をダイナミックに写したいなら、広角レンズの使用が断然おすすめです。
広角レンズとは、画角が広く、より広い範囲の景色を1枚の写真に収められるレンズのこと。夜空全体や地上の風景を一緒に写すことで、スケール感のある星空写真を撮ることができます。
さらに、広角レンズは
- 風景写真
- 建物の内観
- 旅行中のスナップ
など、日常のさまざまなシーンでも活躍する万能なレンズです。
焦点距離目安

街灯の写り込みに注意!星空を綺麗に撮るためのポイント

星をはっきりと撮るためには、なるべく街灯の明かりがカメラの画角に入らないように注意しましょう。場所選びのコツとしては:
- 街灯から距離をとる
- 街とは反対方向にカメラを向ける
- 山や木をうまく背景にして光を遮る
といった方法があります。
もし街灯が近くにある場合は、レンズフードを付けることで余計な光の写り込みを防げることもあります。
明るい場所から少し離れた場所を選ぶのがポイントです。
チェック
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満月の日は避けよう!月の光で星が写らない理由とは?

月が明るい夜は、空が白っぽくなり、星の光がかすんでしまうことがあります。特に満月付近は、星空を撮るには不向きです。
星をくっきり写したいなら、新月の前後や月が沈んだ時間帯を狙いましょう。月が画角に入るとゴーストやフレアが出ることもあるので、構図にも注意が必要です。
星空撮影では、月の光も“光害”のひとつと考えて、事前に月の位置や時間をチェックしておくのがポイントです。
Mモード設定で星空を撮る
Mモードは「シャッタースピード、F値をマニュアルで撮影する」という機能です。
STEP.1
![]() |
Fnを押す→撮影モードを選択 |
STEP.2
![]() |
Mモードを選択 |
星空撮影ではF値を開放に!明るく撮るための基本設定

星空を撮るときは、F値(絞り値)をできるだけ小さく設定する=F値を開放にするのが基本です。F値を小さくするほど、レンズが多くの光を取り込めるようになるため、暗い夜空でも星をしっかり写すことができます。
例えば、レンズに「F2.8」と書かれていれば、その数値が最小F値(開放)です。カメラの設定で「F2.8」など一番小さい数字を選ぶようにしましょう。
F値を開放にすることで、ISO感度やシャッタースピードを無理に上げずに済むというメリットもあります。これにより、ノイズを抑えたクリアな星空写真が撮れるようになります。
STEP.1
![]() |
背面のダイヤルを回してF値を一番低くする |
星をブレずに写す!おすすめのシャッタースピードは8秒

星空を綺麗に撮るためには、シャッタースピードの設定がとても重要です。星は一見止まっているように見えますが、地球が回っているため、長くシャッターを開けすぎると線のように流れてしまうことがあります。
初心者におすすめの設定は、シャッタースピード「8秒」です。
8秒であれば、星を点として写しつつ、十分な光を取り込めるバランスのよい時間と言えます。広角レンズを使えば、さらにブレにくく、美しい星空が撮影できます。
STEP.1
![]() |
背面のダイヤルを回してSSを8にする |
ISO感度は400を基準に!明るさに応じて調整しよう

- ISO感度とは?
- ISO感度は、カメラが光をとらえる「明るさの感度」を示す設定です。
数値が高いほど暗い場所でも明るく撮れますが、その分ノイズ(ザラつき)が発生しやすくなります。


まずはISO400程度を基準に設定するのがおすすめです。

ISO感度の調整の仕方
ISO400を基準にして、以下のように調整していきましょう。
状況 | 調整例 |
思ったより暗く写った | ISOを800〜1600に少しずつ上げる |
ブレやすいけどシャッターは速くしたい | ISOを2000以上にして明るさを確保 |
明るすぎる/ノイズが気になる | ISOを80〜200に下げてみる |
- ポイント
- 星の撮影では、まずISO400を基準に設定し、状況に応じて上下に調整するのがポイントです。
ノイズを抑えつつ、明るさを確保することで、よりシャープで美しい夜景写真が撮影できます。
STEP.1
![]() |
ISOボタンを押す→ISOを400に設定する |
ISO・F値・SSの関係をわかりやすく整理
星空の撮影では、「ISO」「F値(絞り)」「シャッタースピード」のバランスがとても重要です。
この3つはすべて写真の“明るさ”に関係していて、どれか1つを変えると他の設定にも影響します。
とはいえ、最初は何をどう調整すればいいのか迷ってしまう方も多いはず。
そこで、3つの設定の違いや、それぞれが写真にどんな影響を与えるかを簡単な表でまとめました。
それぞれの役割や調整のタイミングを理解しておくことで、ブレずに思い通りの夜景写真が撮れるようになります。
項目 | ISO感度 | F値(絞り) | シャッタースピード(SS) |
---|---|---|---|
役割 | センサーの明るさ感度 | レンズの光の通り道の広さ | シャッターが開いている時間 |
数値を上げると | 明るくなる/ノイズが増える | 暗くなる/ピントが広く合う | 明るくなる/動きがブレやすくなる |
数値を下げると | 暗くなる/ノイズが減る | 明るくなる/背景がボケる | 暗くなる/動きを止めやすくなる |
主な影響 | 明るさ、ノイズ | 明るさ、被写界深度、ボケ感 | 明るさ、ブレ、動きの表現 |
調整タイミング | 暗くてF値やSSで補えないとき | 背景のボケやピントを調整したいとき | ブレを避けたい、動きを止めたいとき |
マニュアルフォーカスの使い方と星空撮影のコツ

- マニュアルフォーカスとは?
- マニュアルフォーカス(MF)は、ピントを自分の手で調整するフォーカス方法です。
オートフォーカスが苦手な暗所や細かい構図でも、狙った場所にピントを合わせられるのが大きなメリットです。
- 星空の撮影ででMFが有効な理由
- ・暗所でAFが迷いやすい → MFなら確実にピントを合わせられる
・星や街灯など小さな光点に正確に合わせられる

STEP.1
![]() |
Fn→フォーカスモードを選択 |
STEP.2
![]() |
MFを選択 |
STEP.3
![]() |
フォーカスリングを回してピントを合わせる |
画面を拡大し、より正確にピントを合わせる

マニュアルフォーカスでピントを合わせようとしても画面が小さくてピントが合っているのか分かりずらい場合があります。
そんな時に役立つのが**「拡大表示」を活用したマニュアルフォーカス(MF)**です。
細かい光の点や遠くの被写体に対して、より正確にピントを合わせることが可能になります。
STEP.1
![]() |
画面をタップして拡大し、十字キーで場所を移動します。 |
スマホと接続してカメラを遠隔操作する方法
星空撮影では、シャッターを押すときのわずかな揺れでもブレの原因になります。そんなときに便利なのが、スマートフォンでのリモート操作です。
最近のカメラは、Wi-FiやBluetooth機能が搭載されており、スマホと簡単に接続できます。メーカーごとに専用アプリが用意されており、以下の手順で遠隔操作が可能です。
スマホが無い場合はセルフタイマーで撮影をしよう
スマホが使えない場合は、カメラのセルフタイマー機能を活用しましょう。
シャッターボタンを押したあとの振動を避けることで、ブレを防げます。
2秒〜10秒のタイマー設定がおすすめです。
STEP.1
![]() |
十字キーの左を押す→ドライブモード→セルフタイマーを選択 |
まとめ


星空を綺麗に撮影するには、カメラの設定や撮影環境を整えることが大切です。
今回紹介したポイントを押さえれば、初心者の方でも星空撮影をしっかり楽しめます。ぜひ実際に夜空の下で試してみてください!
さらにもっと理解したい方へ
この記事では夜景撮影の基本を解説しましたが、
「ISO・F値・シャッタースピードの関係がまだピンとこない…」という方もいるかもしれません。
そんな方のために、YouTubeで図解付きでわかりやすく解説した動画を用意しています!
視覚で学びたい方は、ぜひこちらからご覧ください