
コンデジの中でも、高倍率ズームに対応したモデルはコンパクトさも相まって非常に人気があります。
ですが、もう少し一眼レフのような操作性がありつつ、レンズ交換の必要がない手軽さを保ちながら、高倍率ズームが使えるカメラも存在します。
それが ネオ一眼 です。
高倍率ズームはもちろん、広角側も広く撮影できるため、1台で幅広いシーンに対応できる頼もしいカメラです。
またネオ一眼でも各メーカーから販売されていて、その中でもPanasonicのFZ85Dは人気の機種ですが、具体的にどういった特徴の機種なのか分からない方も多いかと思います。
そこで今回はFZ85Dについて初心者の方でもわかりやすく解説していきたいと思います!
最後には実際に撮影した画像も紹介していますので是非ご覧ください。
結論
| 操作性 | 良い |
| 性能 | 高い |
| 価格 | 約66,000円 (2025時点) |

- FZ85Dがおすすめな人
- ・遠い被写体を撮影したい
- おすすめシーン
- ・発表会や運動会
・スポーツでの撮影
・野鳥撮影など
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FZ85Dの外観の紹介
カメラ選びでは性能はもちろん、見た目や持ちやすさも大切なポイント。ここでは、デザインやサイズ感、質感など、日常での使い勝手にも関わる“外観”に注目して比較していきます。



やや重さもあり持ち運びは手軽には持ち運びはしづらいですが、光学60倍ズームができるので、そう思うとコンパクトと感じました。
また大きい分グリップも握りやすいため安定した撮影をすることができます。
端子
カメラを使っていくと、スマホやパソコンに写真を移したり、充電したりする場面がよく出てきます。
そんなときに役立つのが、本体にある「端子(たんし)」=いろいろな機器とつなぐための差し込み口です。
また、どんな端子が付いているかは、撮影スタイルによってとても重要なポイントになります。

| インターフェース 有線 | [HDMI]:Micro HDMI タイプ D [USB/CHARGE]: USB 2.0(High Speed)対応/USB Type-C |
端子はHDMI端子とUSB端子はType-Cとなっているので、iphoneなどでも共有できるのも魅力的な点です。
FZ85Dの性能の紹介
やっぱりカメラ選びで一番気になるのは、実際の性能ではないでしょうか。
見た目がよくても、撮りたいシーンでしっかり使えるかどうかは大切なポイントです。
そこでこの章では、FZ85Dの基本スペックや性能面の注目ポイントを、初心者の方にもわかりやすく丁寧に紹介していきます。
| 発売日 | 2024年7月26日 |
| カメラ部有効画素数 | 1810万画素 |
| サイズ・タイプ | 1/2.3 高感度MOSセンサー 総画素1,890万画素 原色カラーフィルター |
| 焦点距離[35mmフィルム換算] | 20~1200mm |
| 開放F値 | F2.8~F5.9 |
| 光学ズーム倍率 | 60倍 |
| デジタルズーム倍率 | 最大4倍 |
| EX光学ズーム | 最大84.0倍(4:3、M時)、最大122倍(4:3、S時) |
| 撮影距離 | 通常:30cm(W端)/1.5m(T端)~∞ AFマクロ/MF/インテリジェントオート/動画:1cm(W端)/1.5m(T端)~∞ |
| 液晶モニター | 3.0 型TFT 液晶(3:2)(約184 万ドット) (視野率約100%) タッチパネル |
| フォーカス制御 | 通常/AFマクロ/ズームマクロ/マニュアルフォーカス AF測距:顔・瞳認識/追尾/49点/カスタムマルチ/1点(エリア移動、エリアサイズ変更可)/ピンポイント AFF/AFC/AFS/クイックAF/MF枠移動/MFアシスト |
| 測光方式 | マルチ / 中央重点 / スポット |
| 露出補正 | 1/3 EVステップ、±5EV |
| ISO感度(標準出力感度) | AUTO / iISO / 80 / 100 / 200 / 400 / 800 / 1600 / 2000 / 3200 / 6400(拡張ISO感度)/ 1/3EV ・1EVステップ 切換え可 |
| ホワイトバランス | AWB / 晴天 / 曇り / 日陰 / 白熱灯 / フラッシュ/ セット1,2,3,4 / 色温度指定/ ホワイトバランス微調整(2軸方式)、ホワイトバランスブラケット |
| シャッタースピード | 静止画:60秒~1/2000秒(シーンガイドモードで[夜景をアーティスティックに撮る]を選択し、メカシャッター使用時)、4秒~1/2000秒(上記以外、メカシャッター使用時)、1秒~1/16000秒(電子シャッター使用時) 動画: 1/2 秒~ 1/16000 秒 (クリエイティブ動画モードで[M]に設定し、[MF]選択時) 1/30 秒~ 1/16000 秒(上記以外) |
| 光学手ブレ補正(IS) | ○(OFF/ON) |
| セルフタイマー | OFF/2秒/10秒/10秒+3枚 |
| 連続撮影 | 高速(H):約10コマ/秒 |
| ファイルフォーマット | RAW / RAW+ファイン / RAW+スタンダード / ファイン / スタンダード |
| 記録媒体 | SDカード/SDHCカード(UHS-1対応)/SDXCカード(UHS-1対応) |
| データタイプ 静止画 | JPEG(DCF準拠/Exif2.3準拠) / RAW |
| データタイプ 動画 | AVCHD Progressive/AVCHD / MP4 |
| 記録画素数 静止画 | ・アスペクト[4:3]設定時 4896×3672(18M L)/3456×2592(9M M)/2400×1800(4.5M S) ・アスペクト[3:2]設定時 4896×3264(16M L)/3456×2304(8M M)/2400×1600(4M S) ・アスペクト[16:9]設定時 4896×2752(13.5M L)/3840×2160(8M M)/1920×1080(2M S) ・アスペクト[1:1]設定時 3664×3664(13.5M L)/2592×2592(7M M)/1824×1824(3.5M S) |
| 記録画素数 動画 | 【MP4】 3840x2160 (4K/30p : 約 100Mbps) (センサー出力30コマ/秒)) 1920x1080 (FHD/60p : 約 28Mbps) (センサー出力60コマ/秒)) 1920x1080 (FHD/30p :約 20Mbps) (センサー出力30コマ/秒)) 1280x720 (HD/30p : 約10Mbps ) (センサー出力30コマ/秒)) 《ハイスピード動画設定時》 1280x720 (HD/30p) (センサー出力120コマ/秒) 640x480 (VGA/30p) (センサー出力240コマ/秒) ・最大記録時間:4Kは15分、FHD60pは29分59秒、それ以外はカードの空き容量に依存 ・音声圧縮方式:AAC(2ch) 【AVCHD】 《AVCHD Progressive》 1920x1080 ( FHD/60p : 約28Mbps ), 60p記録 (センサー出力60コマ/秒) 《AVCHD》 1920x1080 ( FHD/30p : 約24Mbps ), 60i記録 (センサー出力30コマ/秒) 1920x1080 ( FHD/60i : 約17Mbps ), 60i 記録 (センサー出力60コマ/秒) ・最大記録時間:FHD/60p、FHD/60iは29分59秒、FHD/30pはカードの空き容量に依存 ・音声圧縮方式: Dolby Audio (2ch) |
| インターフェース 有線 | [HDMI]:Micro HDMI タイプ D [USB/CHARGE]: USB 2.0(High Speed)対応/USB Type-C |
| Wi-Fi/NFC | - |
| Bluetooth® | - |
| 電源 | リチウムイオン電池 |
| USB充電 | 対応 |
| 大きさ(幅・高さ・奥行き) | 幅 約130.2×高さ 約94.3×奥行 約125.2mm(突起部を除く) |
| 質量(本体のみ) | 約596g |
さらに詳しく解説していきたいと思います。
光学ズーム
FZ85Dの最大の魅力でもある光学ズーム60倍。
スマホでは撮れないレベルまでズームをすることができるので、運動会やスポーツ撮影など遠い被写体に対して大きく撮影ができるので、臨場感のある撮影をすることができます。
実際に60倍はどれぐらいなのか試してみました。
肉眼ではわからない範囲までズームできるので、離れていても大きく撮影ができるのが魅力的な点です。
ただ60倍で手持ちだとなかなかピンポイントで狙うのが難しかったので、三脚があればより安定した撮影ができます。
フォーカス性能
動きの速い被写体や、スポーツなど少し離れた位置からの撮影では、フォーカス性能が特に重要になってきます。
フォーカスの精度が低いと、せっかくのシャッターチャンスでもピントが合っていない写真になってしまうことも…。
そこで、フォーカスの反応速度や精度をチェックするために、以下の3つのシーンでテストを行ってみました
- 検証リスト
- ・ダンスシーンで、どれくらいフォーカスが追従してくれるか?
・振り向いた瞬間に、どれだけ素早く反応できるか?
・遠く離れた被写体にも、しっかりピントが合うのか?
この3つの場面を通じて、オートフォーカス性能をしっかり検証していきます!
他の機種と比べるとあまり、顔の追従の反応は良くないと感じました。
写真も撮影しましたが、普段の撮影に問題ないですが、それほど早くないと感じました。
解像力
カメラを選ぶときに気になるポイントのひとつが、“どれくらい細かく写るのか”=解像力です。
風景のディテールや、被写体の質感までしっかり写し出せるかどうかは、写真のクオリティに大きく関わってきますよね。
そこで、どのくらい細部まで描写できるのか、実際に撮影した写真をもとにチェックしてみました。

全体的に見ると分かりづらいので拡大してみました。
拡大

中央の窓の縦のラインはある程度見えますが、右上の縦のラインはほとんど見えていないので、もう少し解像力が高くしてほしかったというのが正直なところです。
ISO感度
写真を撮るうえで意外と重要なのが、ISO感度の設定です。
明るい場所では気になりませんが、夜景や室内など暗いシーンでは特に大切な要素になります。
ISO感度を上げれば暗い場所でも明るく撮れる反面、ノイズが出やすくなるというデメリットがあります。
またこのノイズはISOの設定が同じでも、機種によってノイズの量の差があります。
そこでがどのくらいのISO感度までキレイに写せるのか?チェックしてみました!

個人的にはiso1600ぐらいで若干ノイズが目立つように感じました。
なのであまり暗いシーンには向いてないかもしれません。
手ぶれ補正
スマホで写真を撮ったときに、ちょっと手が動いただけで写真がブレてしまったことはありませんか?
カメラでも同じように、手が少し動いただけで写真がぼやけたり、動画がゆれたりしてしまうことがあります。
そんなときに助けてくれるのが、「手ぶれ補正(てぶれほせい)」という機能です。
この機能があると、カメラが自動で手の小さな動きをおさえてくれるので、はじめての方でもキレイに写真や動画が撮りやすくなります。
手ぶれ補正が**どれくらいしっかり効くのか?**を試してみました!
60倍となるとかなり手振れが目立つので、動画で綺麗に残すというのは難しかったです。
もう少し壁などで身体を安定させて撮影をすればもう少し綺麗に撮れると思います。
では写真の場合は手振れ補正は効いているのか?
テストしてみました。
赤枠の辺りを60倍までズームしてみました。


写真を撮った場合は、全くブレなく綺麗に撮影が出来ました。
なので明るいシーンなどでは問題なく使えそうです。
良かったポイント
実際に使ってみて、「これはいいな!」と感じたポイントをまとめてみました。
見た目だけではわからない部分や、使ってみて初めて気づいた使いやすさなど、実際の使用感をもとに正直にお伝えしていきます。
広角20mmなので広く撮影ができる

光学60倍の1200mmというズーム側に目がいってしまいますが、広角側も20mmと広く撮影ができます。
同じPanasonicから販売されているTZ99は広角側は24mmなので、それよりも広く撮影ができるので、風景写真でも様々なシーンで対応ができます。
ファインダー搭載

コンデジはファインダーが搭載されていないものも多いですが、ネオ一眼のFZ85Dはファインダーが搭載されています。
日中の明るいシーンなど、モニターでは反射して見づらい時になどファインダーを除くことて光を遮断できるので、撮影に集中できるのも魅力的な点です。
解放F2.8と明るい

解放F2.8はレンズが関係して数値が低ければ低いほど下記のようなメリットがあります。
- F2.8のメリット
- ・暗い場所でも明るく撮影できるため、夜景や室内でも活躍します。
・シャッタースピードを速くできるので、手ブレや被写体ブレを防ぎやすいです。
ただ一番広角にした場合にだけF2.8なので背景をぼかしたりというのは難しいです。
RAW撮影ができる

- RAW撮影とは?
- カメラが記録する**「生の画像データ」**のことです。
JPEGは自動で明るさや色を調整してくれますが、
RAWは**「調整前のデータ」**なので、あとから自分で明るさや色を自由に編集できます。
Raw撮影ができるので、レタッチすることでより雰囲気のある写真に仕上げることが出来るのも魅力的な点です。
残念だったポイント
実際に使ってみる中で、「ここはちょっと惜しいかも…」と感じた点もいくつかありました。
どんなカメラにも完璧なものはなく、使い方やシーンによって合う・合わないがあるのも事実です。
気になる点を知っておくことで、自分の使い方に合っているかを見極める参考になるはずなので、購入前のチェックポイントとして、ぜひ参考にしてみてください。
iso1600まで上げるとノイジー

日中の明るいシーンではスナップ撮影などではiso1600まで上げることはないですが、iso1600まで上げると結構ノイズが目立つということです。
夜の撮影はiso1600まで上げることもよくあるので、これは残念な点でした。
パネルは可動式ではない

パネルが可動式ではなく、固定モニターなので、自分の目の前で撮影をする分は問題ないですが、ハイアングルやローアングルの撮影ではモニターが見づらいので、撮影がしづらいのが残念な点でした。
WiFiとBluetoothは非対応

WiFiとBluetoothが非搭載なので、簡単にスマホに転送してSNSにアップできないというデメリットがあります。
メリット・デメリット
今解説した内容を踏まえて、改めてメリット・デメリットを紹介したいと思います。
- 光学60倍ズーム
- 広角20mmと広く撮影ができる
- 解放F2.8と明るい
- RAW撮影できる
- TypeCのUSB充電ができる
- isoを上げるとノイジー
- パネルは可動式ではない
- WiFiとBluetoothは非対応
- フォーカスが若干遅い
まとめ

いかがだったでしょうか?
以上がFZ85Dのレビューになります。
“高倍率ズームでスマホでは撮れない様な臨場感のある撮影ができる”というのが魅力な点になります。
運動会や発表会や野鳥撮影などのシーンに特に活躍してくれるカメラです!
最後に撮影したものをご覧ください!
ではまた!
実写









