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CANON EF70-200mm F2.8L IS USM を徹底解説!実写レビュー 

カメラを買ったら、1度は持ってみたい白レンズ。
その中でも
70-200mm F2.8はかなり王道ではないだろうか。


1995年にEF70-200mm F2.8L USMを発売し
現在ではEFマウントではⅢ型まで出ていて
合計4シリーズ販売されています。

お金に余裕があるのであれば、
最新の物を買えばいいかもしれませんが、
ナナニッパというだけあって、
決して安くないというのが現状。

今回は手振れ補正が内蔵され
値段も他と比べても安い、
Ⅰ型 EF70-200mm F2.8L IS USM
フォーカスを当てて調べてみた。

他のシリーズの比較も含めて説明しているよ!

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各種特徴

品名EF70-200mm F2.8L USMEF70-200mm F2.8L IS USMEF70-200mm F2.8L IS II USMEF70-200mm F2.8L IS III USM
発売日1995年3月2001年9月2010年 3月19日2018年9月30日

まず品名にはレンズの特徴が示されている。
品名に注目して紹介します。

Lの称号

アクセントのある1本の赤いライン。

この1本のラインに共通するのがLの称号
LはLuxuryの頭文字を取ったもので

贅沢なという意味を指しています。

「人工結晶の蛍石」「スーパーUD」「UDレンズ」「大口径高精度非球面レンズ」などの
特殊光学材料を採用した超高性能レンズだけに許されたレンズを指している。

時代で見ると性能は変わるが、
4つのシリーズは当時でいうと特に力を入れている最高峰のレンズである。

ということは変わりない。

USM

USMとは?
Ultrasonic Motor(ウルトラソニックモーター)
超音波モーターのことを指している。

超音波の振動を回転エネルギーに無駄なく変換し、
高トルク・高レスポンスで、素早いピント合わせに対応している。

IS

ISは初期には表記されていないが、IS手振れ補正をさしている。

品名EF70-200mm F2.8L USMEF70-200mm F2.8L IS USMEF70-200mm F2.8L IS II USMEF70-200mm F2.8L IS III USM
手振れ補正-約3段分約4段分約3.5段分
※Ⅲ型は手振れ補正の数値が落ちていますが、canonが独自で測定していた方法から、
CIPAの基準に変更したので、数値が落ちていますが、手振れ補正は前期種と変わりはないと言われています。

EF70-200mm F2.8L IS USMが初めて手振れ補正が搭載されたんだね!

安さだけを求めるなら、EF70-200mm F2.8L USMだが、
手振れ補正は重要なポイントで、200mmで撮影すると、目立ってしまう。

 

Ⅰ型から手振れ補正があるのは、大きなポイントだ。

Ⅰ型について詳しく説明していくよ!

外観

ボディにつけたイメージとして、今回APS-CタイプのEOS KISS M2に装着。

グリップが浅いので、重心が前側でバランスは保ちにくいが、
フルサイズのボディなどであれば、問題なく撮影が出来そうだ。

しかし気になるのは、持ち運び、重量があるので、
ついでに持って行くレンズには適していない。。。

1.4m-∞ 2.5-∞

フォーカスの距離を表していて
設定した距離内で、スピーディに
フォーカスを合わせることが出来ます。

AF⇄MF

フォーカスの切り替えがレンズでも行えます。

STABILIZER

スタビライザー(手ブレ)のON、OFFを切り替えれます。

STABILIZER MODE

スタビライザーの種類を変更できます
・MODE1
通常の手振れ補正

・MODE2
流し撮りの際の手振れ補正に適している

指標・目盛

三脚座

ダイヤルを回して三脚座の位置を変更できます。
三脚座のダイヤルを回すと三脚座を外せます

特徴

美しい背景のボケ

やっぱり、1番に上げられるのは、ボケ具合ではないだろうか。
200mmで撮影した感じは特に、柔らかく表現をすることができるというのがメリット。

F2.8通し

ズーム全域でF2.8通しなので、どの焦点距離でも明るく撮影できる。

圧縮効果

近景と遠景が重なり遠近感が少なくなることで圧縮されたように見える現象。
望遠にすればするほど圧縮されたように見える。

メリットとしては
・商店街の撮影では圧縮されるので、本来よりも人が密集し賑わっているように見える。
・背景を映り込みを少なくできるので、写したくないものは消せる。

インナーズーム方式

ズームをして焦点距離を変えても、レンズの全長が変化しない。
要するに撮影中でもバランスの保つことができる。

フルタイムマニュアル

オートフォーカス時に自分が思う被写体にピントが合っていない場合でも
フォーカスリングを回すだけでピントを調節をすることができる。

描写力チートで調べてみた。

ホワイトバランス5400K 絞り優先モードで解像力チャートを撮影してみた。
ただ、ご注意いただきたいのは、kiss x8iで撮影したのでaps-cサイズになるので悪しからず。

70mm

115mm

200mm

おススメシーン

ポートレート
 テレ側で2.8で被写体を際立たせて、背景を綺麗にぼかしてくれる。
風景
画角が広い撮影は厳しいがピンポイントで被写体をより際立たせることができる。
もちろん鉄なんかにも相性が良い
動物など
 遠くの動物は厳しいが猫や動物園など、ズームをして撮影ができるので
 臨場感のある写真をとることができる。

 またテレ側でF2.8で動物園の柵を目立たなくできるというのも
 ナナニッパの特徴である。

気になった点

やはり重量があるということ
 手軽に持ち運ぶことはできないが、ここぞという時には本領を発揮してくれるものだ。

・若干フォーカス音が聞こえる
 動画の撮影時には若干音が入るかもしれない。

比較

品名EF70-200mm F2.8L USMEF70-200mm F2.8L IS USMEF70-200mm F2.8L IS II USMEF70-200mm F2.8L IS III USM
レンズ構成15群18枚18群23枚19群23枚19群23枚
絞り羽根枚数8888
最小絞り32323232
最短撮影距離1.5m1.4m1.2m1.2m
最大撮影倍率(倍)0.160.170.210.21倍
フィルター径77777777
最大径×長さ84.6 x 193.686.2 X 19788.8 x 19988.8mm×199mm
質量1,310g1,590g1,490g1,480g

まとめ

Lレンズを7万円で購入できるというのは、やっぱりお得です。

被写体をよりきわだせて表現出来るレンズなので、
ナナニッパは持っておきたいレンズの一つです。

お金に余裕がない方は、まずはこのレンズを買うという選択もありだと思います。
丁寧に扱えばそんなに値下がりせずに売ることができるので、
新しい機種が出ると、売った金額に足して購入もできるからです。


この点を理解して自分に撮影するものをイメージして、
その様な撮影をしないのであれば、凄くコスパが良いレンズなので、おススメです!

また、レンズは価格が大きく変動しないので、
ある程度使って、売って買い替えるというのも一つの方法ですね。

こんな方におすすめ

  • コスパの良いナナニッパのレンズを持ちたい
  • ポートレートなどクオリティの高い写真を撮りたい
  • 背景を綺麗にぼかしたい
  • 描写力のあるレンズを持ちたい
  • 圧縮効果を活かした撮影をしたい
  • 少しでも明るいレンズを持ちたい

最後に実際に撮影してみたので、ご覧ください。

実写

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