今回ご紹介するEOS R100とEOS R50は
エントリー機種になり、
2023年3月17日にEOS-R50が発売されました。
そしてわずか約3ヶ月後の6月22日に
Canonからミラーレスのエントリー機種が発売という
異例のパターンとなりました。
それがEOS R100です。
今回はスペックは最新機種にも関わらず全体的に
スペックが下がったというjoy-cameraの紹介では珍しいパターンになります。
なので、どっちを買おうか悩まれている方もいると思いますので、
2つの機種の違いについて分かりやすく説明したいと思います!
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ポチップ
ポチップ
値段が圧倒的に安くなった
EOS R100 | EOS R50 |
88,110円 | 113,850円 |
数年前のエントリー機種のカメラを大体10万円以内で購入することができました。
しかし、最近はエントリークラスでも、レンズキットで10万円越えは当たり前で
EOS R50もレンズキットだと、キタムラの価格で113,850円します。
正直これからカメラを始めたいという方にとっては、
なかなか手を出しづらい価格だと思います。。。
しかし、EOS R100はレンズキットの
キタムラの価格で88,110円と10万円の以下で購入することができます。
結果、
価格だけを求めるなら、EOS R100で
スペックを求めるなら、EOS R50ということになりますが、
「どちらを買おう」と悩んでしまう。。。
ということになります。
ですのでどのような違いがあるのか。
具体的な違いを知ることで、
”どちらが自分に合っているのか”
ということを理解することができると思いますので、
まずは外観から、ご紹介したいと思います。
EOS R100はRシリーズ最軽量ボディ
EOS R100 | EOS R50 |
356g | 375g |
EOS R100が出るまで
EOS R50がRシリーズで375g(バッテリー・カードを含む)と最軽量だった。
しかしEOS R100は356g(バッテリー・カードを含む)で
Rシリーズの最軽量になった。
外観
外観のサイズは全く一緒になっている。
端子
isoボタン
ボタンの配置はほとんど一緒だが1つ違う場所がある
それがisoボタン。
EOS R50はシャッターボタンの横にisoボタンがある。
EOS R100は同じ位置に無く、背景の部分の十字キーの左にisoボタンがある。
バリアングル式
EOS R100の液晶パネルは固定式だが、
EOS R50はバリアングル式になっている。
EOS R100は固定式なので、ローアングル、ハイアングルの撮影は
パネルが見えずらく、自撮りができないので、
Vlogなど自撮りをする方は液晶パネルを見て撮影ができない。
その点は注意してほしい。
一方バリアングル式のメリットは
パネルを自由自在に展開することができる。
例えばハイアングルやローアングルはもちろん
自撮りまで快適に撮影が可能。
最近の機種のカメラにはよく使用されているのがこのバリアングル式。
パネルの部分でどちらを買おうか大きな分かれ目になるのではないだろうか。
さらにもう一つ大きな違いがある。
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タッチパネル
EOS R50にはタッチパネルが搭載されている。
タッチシャッター、フォーカスの位置、拡大など
パネルを触ると設定することができるのが特徴。
初心者の方でも直感的に操作ができるので、瞬時により正確な撮影ができる!
ということでEOS 100より優れている部分は
大きな点として「お得」と「軽い」という2点ではないだろうか。
重量の19g軽くなったが、持ち比べてみても
私は全く分からないので、
「お得」ということが、最大のポイントである。
しかしその分、製造をするにあたってのコストを
下げるために、スペックが低くなっている。
では、EOS R50はEOS R100よりどの部分のスペックが高いのか?
ということについて紹介したいと思います。
「自分の中でその機能は本当に必要なものなのか?」と
確認しながら、見ていただけるとどちらを買うべきなのか?
ということが見えてくると思います!
映像エンジン
EOS R100 | EOS R50 |
DIGIC 8 | DIGIC X |
これは静止画や動画を処理するもので
人間で言う脳のようなもの。
EOS R50には最新の映像エンジンDIGIC X が搭載されている。
EOS R100はDIGIC 8で前世代のものになっている。
結果スペックも大きく違うので、紹介します。
有効画素数
EOS R100 | EOS R50 |
約2,410万画素 | 約2,420万画素 |
わずかだがEOS R50の方が数値が高い。
ISO感度
EOS R100 | EOS R50 |
12800 | 32000 |
ss1/100 F値4.5で撮影
iso…カメラが光をとらえる能力のこと。数値が高い方がより明るくすることができる。
EOS R50はiso32000まで対応しているので暗いシーンでもEOS R100よりも明るくすることができる
お互いMAXのisoで撮影をしてみた。
ノイズは多くなるが、これぐらい明るくすることができる。
連続撮影
EOS R100 | EOS R50 |
最高約6.5コマ | 最高約15コマ(電子シャッター) |
EOS R50は電子シャッターで連続撮影をすると最大約15コマまで撮影できるので
スポーツなどの一瞬の撮影のシーンなどに、ベストショットを狙える確率があがります。
4K動画フレームレート
EOS R100 | EOS R50 |
3840×2160(4K UHD):23.98p | 3840×2160(4K UHD):29.97/25.00/23.98p |
EOS R50の方が29.97に対応しているので、若干滑らかに撮影することができる。
クロップ無しで4K撮影ができる
両機種とも4K撮影はできるのだが、
EOS R100はクロップされて撮影がされてしまう。
要するに本来センサーに映っているものよりも
端の部分がクロップされてしますので、若干が画角が狭くなってしまう。
一方EOS R50は6Kオーバーサンプリングが採用され
4Kにリサイズされている。
4Kをクロップなしに撮影ができるので、
従来よりも広角に撮影ができます。
このことでさらに色の再現性ディティールをより鮮明に表現することができる。
オートフォーカスの比較
EOS R100 | EOS R50 |
CMOS AF | CMOS AF II |
EOS R100では全身がすっぽり入った状態でも
瞳AFに対応し動いていても瞳AFに対応しているので、
人物撮影に正確にピントを合わせてくれる。
EOS R50でも全身のサイズでも
もちろん反応はしますが
瞳だけでなく
「顔」「頭部」「胴体」にも検出ができるので
顔や頭部が隠れたとしても胴体に反応してくれるという
優れたフォーカス機能が内蔵されている。
そしてさらにパワーアップした機能があります。
動物にも瞳AF対応
「犬」「猫」「鳥」の瞳、顔、全身を捉えて高性能なピントを合わせます。
また動きに予想がつかない被写体でも自動的にトラッキングをしてピントを合わせ続けます。
そのほかにも車やバイクにを検出する乗り物優先というモードがあります。
自動選択時AFエリア
EOS R100 | EOS R50 |
約88%(横)×約100%(縦) | 100%(横)×約100%(縦) |
これは画面でどのぐらいフォーカスが、反応するのか表したものです。
条件によって多少数値が変わるが、最高の条件では下記の比率を参考にしてください。
AFエリア
EOS R100 | EOS R50 |
顔+追尾優先AF、スポット1点 AF、1点AF、ゾーンAF | スポット1点AF、1点AF、領域拡大AF(上下左右)、 領域拡大AF(周囲)、全域AF、フレキシブルゾーンAF(AF1、AF2、AF3) |
EOS R50はAFエリアを多く選べる。
結果様々なシチュエーションに対しても臨機応変に対応をすることができる。
EOS R50に内臓されている便利な機能
EOS R100には内臓されていない便利な機能を紹介したいと思います。
アドバンス A+
明暗差があるシーンで白飛びを押さえて撮影してくれる。
例えば、ウェディングドレスを教会で
窓からの差し込む太陽光がドレスに当たり
その部分だけ白く飛んでしまう。ということがある。
そういったことを防ぐためにアドバンス A+では
カメラが1回の撮影で自動で明るさを連続撮影を行い
白飛びや黒つぶれを軽減することができる。
レビュー用動画モード
商品をレビューする撮影の方は重宝する内容だ。
顔にピントが合った状態で、レビューしたい商品を前に出すと
本来であればピントがそのままだったり、迷ってしまっていることがある。
しかし、レビュー用動画モードでは
顔にピントが合った状態で商品を前に出すと、商品にピントを合わして
商品を戻すと顔にピントが合うので、一人でクオリティの高いレビュー動画の撮影ができる。
USB充電
EOS R50はUSB給電や充電ができるのが
電池の残量を気にすることなく撮影ができるのがメリット。
仕様 | EOS R100 | EOS 50 |
価格 | 88,110円 | 113,850円 |
有効画素数 | 約2,410万画素 | 約2,420万画素 |
映像エンジン | DIGIC 8 | DIGIC X |
フォーカス | CMOS AF | CMOS AF II |
AFエリア | 顔+追尾優先AF、スポット1点 AF、1点AF、ゾーンAF | スポット1点AF、1点AF、領域拡大AF(上下左右)、 領域拡大AF(周囲)、全域AF、フレキシブルゾーンAF(AF1、AF2、AF3) |
ISO感度 | 12800 | 32000 |
連続撮影(最高) | 約6.5コマ | 約15コマ |
4K動画フレームレート | 3840×2160(4K UHD):23.98p | 3840×2160(4K UHD):29.97/25.00/23.98p |
自動選択時AFエリア | 約88%(横)×約100%(縦) | 100%(横)×約100%(縦) |
シャッター速度(電子) | 1/4000秒 | 1/8000秒 |
光学式ボディ内手振れ補正 | × | × |
質量 | 356g | 375g |
モニター | 固定 | バリアングル式 |
USB充電 | 非対応 | 対応 |
まとめ
ポチップ
ポチップ
EOS R100は全体的にスペックは下がっているが
EOS R100のページに記載されている様に「このシンプルさがここちよい」というキャッチコピーであるように
今説明した内容で無くても問題ないというのであれば、
EOS R100を買うとよりコストを下げて満足できるのではないだろうか。
EOS R100はこんな方におすすめ
- 自撮りをしないし、パネルを展開させる必要が無い。
- とりあえず安いもので最新のものを持ってみたい。
- 今説明した機能で問題ない。
EOS R50は性能が高く、キャノンの最新の技術が詰め込まれている。
その分値段も高くなるのだが、エントリークラスで良いものが欲しいという方は
おススメしたいカメラだ。
EOS R50こんな方におすすめ
- スポーツなど動きのあるものを撮影したい。
- 自撮りができるものが欲しい。
- クオリティー高い写真を撮りたい。
個人的な意見としては、本当はEOS R50が欲しいけど、
高いからEOS 100で我慢する。
というのは、あまりお勧めしない。
特に初心者の方なら、カメラを持って出かけたくなるような、
カメラを持つことで上達も早くなり、
良い写真も撮れるし、長く持ち続けれるからだ。
また、この内容を理解した上で、店舗に行って
実際に触ってみて決めると、納得できる買い物ができると思います!
ではまた!