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TZ99・SX740 HS・FZ85D・P1100を比較|高倍率ズームコンデジはどれを買うべき?

今回は、高倍率ズーム搭載のコンデジ4機種、「LUMIX DC-TZ99」「PowerShot SX740 HS」「LUMIX DC-FZ85D」「COOLPIX P1100」を比較します。

どれも「遠くのものを大きく撮れる」カメラですが、目指している方向はそれぞれ違います。
TZ99はポケットに入る光学30倍の旅カメラ
SX740 HSは約299gで光学40倍の最軽量モデル
FZ85Dは広角20mmから1200mmまで撮れる一眼風の光学60倍モデル
P1100は光学125倍・3000mm相当で月や野鳥を狙う超望遠カメラです。

この記事では、仕様・外観・スペックを並べて、どんな人にどの機種が合うのかを分かりやすくまとめました。

最後に私がどの機種を選んだのかも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!

結論

機種LUMIX TZ99PowerShot SX740 HSLUMIX FZ85DCOOLPIX P1100
操作性良い良い良い良い
性能光学30倍(720mm相当)光学40倍(960mm相当)光学60倍(1200mm相当)光学125倍(3000mm相当)
重さ約322g約299g約640g約1410g
価格帯約6.4万円(発売時)約5.2万円(発売時)約6.4万円(発売時)約15万円(発売時)
LUMIX TZ99がおすすめな人
・旅行や街歩きに気軽に持ち歩きたい
・タッチパネルで直感的に操作したい
・自撮りやVlogにも使いたい
PowerShot SX740 HSがおすすめな人
・とにかく軽く、ポケットに入るカメラがいい
・運動会や発表会で遠くの子どもを撮りたい
LUMIX FZ85Dがおすすめな人
・初めての超望遠カメラでコストを抑えたい
・ファインダーをのぞいてしっかり構えたい
・広角20mmで風景も広く撮りたい
・タッチパネルで気軽に操作したい
COOLPIX P1100がおすすめな人
・月や野鳥、飛行機など遠くの被写体を大きく撮りたい
・ファインダーとバリアングルモニターで構えたい
・外部マイクを使って動画の音にもこだわりたい
・重さよりも望遠性能を優先したい

おすすめの機種は次のとおりです。
・身軽さと機能のバランスならLUMIX TZ99
・とにかく軽さ重視ならPowerShot SX740 HS
・手頃な価格で本格的な超望遠ならLUMIX FZ85D
・月や野鳥を大きく撮りたいならCOOLPIX P1100

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TZ99・SX740 HS・FZ85D・P1100の仕様一覧

まずは、4機種の主な仕様を表にまとめました。

LUMIX TZ99PowerShot SX740 HSLUMIX FZ85DCOOLPIX P1100
発売日2025年2月2018年8月2024年7月2025年2月
有効画素数・総画素数約2030万画素/約2110万画素約2030万画素/約2110万画素約1810万画素/約1890万画素1605万画素/1679万画素
センサーサイズ1/2.3型 MOS1/2.3型 高感度CMOS(裏面照射型)1/2.3型 高感度MOS1/2.3型 原色CMOS
焦点距離(35mm換算)24〜720mm24〜960mm20〜1200mm24〜3000mm
開放F値F3.3〜6.4F3.3〜6.9F2.8〜5.9F2.8〜8
光学ズーム30倍40倍60倍125倍
デジタルズーム最大4倍約4倍
プログレッシブファインズーム:約80倍
最大4倍
EX光学ズーム:最大122倍(S時)
最大4倍
ダイナミックファインズーム:最大2倍
撮影距離通常:50cm〜∞(W端)/2m〜∞(T端)
AFマクロ:3cm〜∞(W端)
オート:1cm〜∞(W)/2.0m〜∞(T)
マクロ:1cm〜50cm(W)
通常:30cm〜∞(W端)/1.5m〜∞(T端)約30cm〜∞(広角側)/約7.0m〜∞(望遠側)
マクロAF:約1cm〜∞(広角側)
液晶モニター3.0型 約184万ドット
タッチパネル・チルト式
3.0型 約92.2万ドット
チルト式(約180°)
3.0型 約184万ドット
タッチパネル・固定式
3.2型 約92万ドット
バリアングル式
ファインダーなしなし0.39型 有機EL(約236万ドット相当)有機EL(約236万ドット)
フォーカスAF(1点/49点/顔・瞳認識/追尾など)/MFTTLオートフォーカス/MFAF(顔・瞳認識/追尾/49点/カスタムマルチ/1点/ピンポイント)/MFコントラスト検出AF(ターゲットファインドAF/顔認識オート/ターゲット追尾など)/MF
測光方式マルチ/中央重点/スポット評価/中央部重点平均/スポットマルチ/中央重点/スポットマルチパターン/中央部重点/スポット
露出補正±5EV(1/3EVステップ)±3段(1/3段ステップ)±5EV(1/3EVステップ)±2段(1/3段刻み)
ISO感度ISO80〜3200(拡張ISO6400)ISO100〜3200ISO80〜3200(拡張ISO6400)ISO100〜1600(P/S/A/M/UモードではISO3200・6400も選択可)
ホワイトバランスオート/晴天/曇り/日陰/白熱灯/フラッシュ/セットモード/色温度オート/太陽光/日陰/くもり/白熱電球/白色蛍光灯/マニュアルオート/晴天/曇り/日陰/白熱灯/フラッシュ/セット1〜4/色温度指定オート/プリセットマニュアル/晴天/電球/蛍光灯/曇天/フラッシュ/色温度設定
シャッタースピードメカ:4〜1/2000秒
電子:1〜1/16000秒
(シーンガイド「夜景をアーティスティックに撮る」では最長30秒)
15〜1/3200秒メカ:4〜1/2000秒
電子:1〜1/16000秒
(シーンガイド「夜景をアーティスティックに撮る」では最長60秒)
1/4000〜1秒
(Mモード・ISO100時は最長30秒、バルブ・タイムは最長60秒)
手ブレ補正光学式光学式(マルチシーンIS・3.5段)光学式レンズシフト方式(中央4.0段)
セルフタイマー2秒/10秒/10秒+3枚約2秒/約10秒/カスタム2秒/10秒/10秒+3枚10秒/3秒
連続撮影約10コマ/秒(AF固定)
4Kフォト:約800万画素で30コマ/秒
約10.0コマ/秒(AF・AE固定)
約7.4コマ/秒(AF・AE連動)
高速H:約10コマ/秒(AFS時)/約6コマ/秒(AFC時)
中速M:約6コマ/秒
低速L:約2コマ/秒
約7コマ/秒(連写H・約7コマまで)
高速連写:約120コマ/秒(640×480固定)
記録媒体SD/SDHC/SDXCSD/SDHC/SDXCSD/SDHC/SDXC(UHS-I対応)SD/SDHC/SDXC
静止画形式JPEG/RAWJPEGJPEG/RAWJPEG/RAW(NRW)
動画形式MP4MP4MP4/AVCHD Progressive/AVCHDMP4
記録画素数(静止画・動画)静止画:最大5184×3888
動画:4K(3840×2160)30p
静止画:最大5184×3888
動画:4K(3840×2160)30p
静止画:最大4896×3672
動画:4K(3840×2160)30p
静止画:最大4608×3456
動画:4K UHD(3840×2160)30p
インターフェースUSB Type-C/HDMIマイクロ端子USB(マイクロB)/HDMIマイクロ端子USB Type-C/HDMIマイクロ端子/ホットシューUSB Type-C/HDMIマイクロ端子/外部マイク入力/ホットシュー
Wi-Fi・BluetoothWi-Fi/Bluetooth 5.0Wi-Fi/Bluetooth 4.1非搭載Wi-Fi/Bluetooth 5.2
電源DMW-BLG10(約380枚)NB-13L(約265枚)DMW-BMB9(モニター時約300枚/ファインダー時約220枚)EN-EL20a(約260コマ)
USB充電対応対応対応対応
大きさ約112.0×67.8×43.1mm約110.1×63.8×39.9mm約130.2×94.3×125.2mm約146.3×118.8×181.3mm
質量約322g(バッテリー・カード含む)約299g(バッテリー・カード含む)約640g(バッテリー・カード含む)約1410g(バッテリー・カード含む)
カラーブラック/ホワイトシルバー/ブラックブラックブラック

さらにここは重要だと思った点を表にしました。

TZ99SX740 HSFZ85DP1100
光学ズーム30倍(720mm相当)40倍(960mm相当)60倍(1200mm相当)125倍(3000mm相当)
広角端24mm相当24mm相当20mm相当24mm相当
重さ約322g約299g約640g約1410g
タッチパネル対応非対応対応非対応
ファインダー非搭載非搭載搭載搭載
モニターチルト式チルト式固定式バリアングル式
瞳AF対応非対応対応非対応
RAW撮影対応非対応対応対応
USB端子Type-CマイクロBType-CType-C
Wi-Fi・Bluetooth搭載搭載非搭載搭載
4K動画対応対応対応対応
ホットシュー非搭載非搭載搭載搭載

それでは、4機種の違いを具体的に見ていきます!

外観の比較(サイズ・重さ・端子)

まずは外観から比較していきます。

FZ85D、P1100はファインダー搭載で日中の明るいシーンでも撮影に集中できます。

P1100はサイズが大きくグリップも深いです。
ですのでしっかりグリップを握って安定した撮影をすることができます。

次はサイズの方も見ていきます。

正面から見たサイズはP1100が圧倒的に大きく、SX740 HSが一番コンパクトです。

横から見た場合が一番大きさの違いが出ています。
P1100はSX740HSに比べて4倍以上厚みがあります。

この画像は、各機種を最大までズームした状態です。

ズームすると重心が前に寄るので、グリップの握りやすさが大切です。
どの機種も安定して撮影できました。

毎日持ち歩くなら、やっぱり軽い方がいいのかな?

「いつも持ち歩くカメラ」ならTZ99かSX740 HS、「撮りに行く日に持ち出すカメラ」ならFZ85DかP1100、と考えると分かりやすいね

質量もかなりの差があります。

パネル

TZ99SX740 HSFZ85DP1100
パネル方式チルト式チルト式固定式バリアングル式


TZ99とSX740 HSはチルト式で、パネルを上に向けて自撮りができます。
P1100はバリアングル式で、ローアングルやハイアングルも自由です。
FZ85Dは固定式で、せめてチルト式にしてほしかったです。

自由度ならP1100、自撮りならTZ99とSX740 HS、画面の見やすさとタッチ操作ならTZ99とFZ85Dが向いています。

端子

TZ99SX740 HSFZ85DP1100
USB端子USB Type-CUSB マイクロBUSB Type-CUSB Type-C
カメラ内充電対応対応対応対応
HDMI出力マイクロHDMIマイクロHDMIマイクロHDMIマイクロHDMI
外部マイク入力非対応非対応非対応Φ3.5mm
ホットシュー非搭載非搭載搭載搭載

4機種ともカメラ内でUSB充電ができます。

SX740 HSだけUSB端子が旧型のマイクロBで、ほかの3機種はType-Cです。

外部マイク入力があるのはP1100だけで、ホットシューはFZ85DとP1100にあります。

バッテリー

機種LUMIX TZ99PowerShot SX740 HSLUMIX FZ85DCOOLPIX P1100
撮影可能枚数約380枚約265枚約300枚(モニター時)
約220枚(ファインダー時)
約260コマ

4機種とも交換式バッテリーなので、予備バッテリーを持っていけば撮影を続けられます。

予備バッテリーやモバイルバッテリーなど、一緒にそろえておきたいアイテムは下の記事でまとめています。

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コントロールリングの有無|設定を指先だけで変えられるか

コントロールリングは、レンズの根元にある回転式のリングです。
好きな機能を割り当てて、回すだけで設定を変えられます。

P1100TZ99TZ99P1100
TZ99SX740 HSFZ85DP1100
コントロールリング搭載非搭載非搭載搭載
割り当てられる機能15種類——3種類

コントロールリングがあるのはTZ99とP1100の2機種です。
FZ85DとSX740 HSは、ボタンやメニューで設定します。

TZ99がいちばん幅広く設定を割り当てられるんだね!

スペックの比較

次にスペックの比較をします。

初心者の方でも選びやすいように、多くのカメラに共通するおすすめの特徴を紹介します。

フォーカス性能の比較

動きの速い被写体では、フォーカス性能が特に大切です。
ピントが合っていないと、シャッターチャンスを逃してしまいます。

そこで、フォーカスの反応速度や精度をチェックするために、以下の3つのシーンでテストを行ってみました。

検証リスト
・ダンスシーンで、どれくらいフォーカスが追従してくれるか?
・振り向いた瞬間に、どれだけ素早く反応できるか?
・遠く離れた被写体にも、しっかりピントが合うのか?

フォーカスのガイドに注目してご覧ください

TZ99SX740 HSFZ85DP1100
顔認識対応対応対応対応
瞳認識対応非対応対応非対応
追尾AF対応対応対応対応
タッチでピント位置指定対応非対応対応非対応
望遠端の最短撮影距離2m2.0m1.5m約7.0m

顔の追従は、SX740 HSがいちばん優秀でした。
振り向くシーンでも、しっかり探してくれます。さすがCanonです。

2番目がP1100で、TZ99とFZ85Dに大きな差はありません。
4機種とも遅くはなく、普段の撮影には十分です。

向いている機種は次のとおりです。
・人物やスナップをタッチで気軽に撮りたい人にはTZ99かFZ85D
・運動会などの行事を手軽に撮りたい人にはSX740 HS
・遠くの鳥や動物を専用モードでしっかり狙いたい人にはP1100

解像力の比較

有効画素数を比較

Panasonic
LUMIX TZ991/2.3型 MOS
0万画素
Canon
SX740 HS1/2.3型 裏面照射CMOS
0万画素
Panasonic
LUMIX FZ85D1/2.3型 高感度MOS
0万画素
Nikon
COOLPIX P11001/2.3型 原色CMOS
0万画素
LUMIX DC-TZ99
約2,030万画素
5184×3888px(最大)
PowerShot SX740 HS
約2,030万画素
5184×3888px(最大)
LUMIX DC-FZ85D
約1,810万画素
4896×3672px(最大)
COOLPIX P1100
1,605万画素
4608×3456px(最大)

※メーカー公表の有効画素数をもとにしたイメージです

カメラ選びで気になるのが、「どれくらい細かく写るのか」=解像力です。
同じ構図でテストしてみました。

全体的に見ると分かりづらいので拡大してみました。

窓と窓のラインを見比べてください

特に大きな違いは見られませんでした。
ですので、どれも綺麗に撮影ができるので、解像力はあまり気にする必要はなさそうです。

解像力の比較

上のタブで機種を、下のタブで「全体」と「拡大」を切り替えて見比べられます

LUMIX TZ99で撮影した解像力の比較用の写真(全体)

Panasonic LUMIX TZ99/全体

LUMIX TZ99で撮影した解像力の比較用の写真(拡大)

Panasonic LUMIX TZ99/拡大

Canon PowerShot SX740 HSで撮影した解像力の比較用の写真(全体)

Canon PowerShot SX740 HS/全体

Canon PowerShot SX740 HSで撮影した解像力の比較用の写真(拡大)

Canon PowerShot SX740 HS/拡大

Panasonic LUMIX FZ85Dで撮影した解像力の比較用の写真(全体)

Panasonic LUMIX FZ85D/全体

Panasonic LUMIX FZ85Dで撮影した解像力の比較用の写真(拡大)

Panasonic LUMIX FZ85D/拡大

Nikon COOLPIX P1100で撮影した解像力の比較用の写真(全体)

Nikon COOLPIX P1100/全体

Nikon COOLPIX P1100で撮影した解像力の比較用の写真(拡大)

Nikon COOLPIX P1100/拡大

※Joy-Cameraで撮影した作例です。撮影条件は機種ごとに揃えています。「拡大」は同じ写真の一部を拡大したものです。

ISO感度の比較

ISO感度は、暗い場所での明るさに関わる設定です。
上げるほどノイズが出やすく、その量は機種で違います。

そこで、どのくらいのISO感度までキレイに写せるのか?チェックしてみました!

設定できるISO感度の上限を比較

Panasonic
LUMIX TZ99常用ISO80〜3200
ISO0
Canon
SX740 HSISO100〜3200
ISO0
Panasonic
LUMIX FZ85D常用ISO80〜3200
ISO0
Nikon
COOLPIX P1100ISO100〜1600
ISO0
LUMIX DC-TZ99
ISO6400
ISO80〜3200(拡張ISO6400)
PowerShot SX740 HS
ISO3200
ISO100〜3200
LUMIX DC-FZ85D
ISO6400
ISO80〜3200(拡張ISO6400)
COOLPIX P1100
ISO6400
ISO100〜1600(P/S/A/M/Uで6400まで選択可)

※メーカー公表の対応ISO感度の上限をもとにしたイメージです。ISO感度を上げるほどノイズは出やすくなります

ISO感度の比較

タブを押すと、ISO感度を変えて撮影した4機種のチャートを切り替えて見比べられます

LUMIX TZ99のISO感度ごとのノイズ比較チャート

Panasonic LUMIX TZ99

Canon PowerShot SX740 HSのISO感度ごとのノイズ比較チャート

Canon PowerShot SX740 HS

Panasonic LUMIX FZ85DのISO感度ごとのノイズ比較チャート

Panasonic LUMIX FZ85D

Nikon COOLPIX P1100のISO感度ごとのノイズ比較チャート

Nikon COOLPIX P1100

※Joy-Cameraで撮影したISOチャートです。同じ被写体・同じ照明で、ISO感度だけを変えて撮影しています。

画像の荒さに注目してご覧ください

4機種とも1/2.3型の小さなセンサーなので、ISO1600ぐらいからノイズが増えます。
TZ99とFZ85Dは粗め、SX740は細かいノイズが多めで、量は同じぐらいでした。

個人的にはP1100はマシに感じました。
気をつけたいのは、SX740 HSのISO上限が3200までという点です。ほかの3機種は6400まで設定できます。

夜景や室内など暗い場所を撮ることが多い人は、どの機種を選ぶ場合も三脚や手ブレ補正を活かして、ISO感度を上げすぎない撮り方が向いています。

手ブレ補正の比較

手ブレ補正は、手の揺れを打ち消してブレを防ぐ機能です。
望遠ほどブレやすいので、高倍率ズームでは特に大切です。

TZ99SX740 HSFZ85DP1100
光学手ブレ補正ありありありあり

4機種とも光学式の手ブレ補正を搭載しています。
約30m先のテストでは、SX740 HSだけ小刻みな揺れが目立ちました。

TZ99とSX740 HSは、最大望遠でも安定して構えられます。
P1100は重いので、三脚があると安心です。

光学ズームの比較

ズームでどこまで寄れるかを比較(35mm判換算)

LUMIX DC-TZ99
24-720mm相当・光学30倍(デジタルズーム込みで最大約2880mm相当)
PowerShot SX740 HS
24-960mm相当・光学40倍(デジタルズーム込みで最大約3840mm相当)
LUMIX DC-FZ85D
20-1200mm相当・光学60倍(デジタルズーム込みで最大約4800mm相当)
COOLPIX P1100
24-3000mm相当・光学125倍(デジタルズーム込みで最大約12000mm相当)
光学ズーム域(画質を保ったまま拡大) デジタルズーム域(拡大するほど画質が粗くなる)

※メーカー公表の焦点距離・ズーム倍率をもとに、共通の目盛りで長さをそろえたイメージです

光学ズームの比較

タブを押すと、同じ場所から最大望遠で撮影した4機種の写真を切り替えて見比べられます

LUMIX TZ99の最大望遠で撮影した写真

Panasonic LUMIX TZ99/光学30倍(24-720mm相当)

Canon PowerShot SX740 HSの最大望遠で撮影した写真

Canon PowerShot SX740 HS/光学40倍(24-960mm相当)

Panasonic LUMIX FZ85Dの最大望遠で撮影した写真

Panasonic LUMIX FZ85D/光学60倍(20-1200mm相当)

Nikon COOLPIX P1100の最大望遠で撮影した写真

Nikon COOLPIX P1100/光学125倍(24-3000mm相当)

※Joy-Cameraで撮影した作例です。同じ場所から、それぞれの最大望遠で撮影しています。

光学ズームは、画質が落ちにくいズームです。
遠くをキレイに撮りたいなら、光学ズームの倍率がポイントです。

身長160cmの人を全身フルショットで収められる距離(光学ズーム最大時)

160cm
LUMIX TZ99720mm相当
約0m
PowerShot SX740 HS960mm相当
約0m
LUMIX FZ85D1200mm相当
約0m
COOLPIX P11003000mm相当
約0m

※35mm判換算の焦点距離と、身長160cmの人物が画面いっぱいに入る角度から算出した目安です。実際の画角はセンサーや記録解像度のアスペクト比によって多少変わります

TZ99はデジタルズームを使っても最大2880mm相当ですが、P1100は光学ズームだけで3000mm相当まで届きます。

向いている機種は次のとおりです。
・旅行やお出かけで幅広いシーンを1台でこなしたい人にはTZ99かSX740 HS
・風景から野鳥まで手頃な価格で楽しみたい人にはFZ85D
・月や野鳥など「もっと寄りたい」を突き詰めたい人にはP1100

連続撮影

連写は、メーカーが公表している「1秒に何コマ撮れるか」で比べました。ピントを固定するか追い続けるかで速さが変わる機種があるので、条件も一緒に載せています。

連写の速さ(メーカー公表値)
TZ99約10コマ/秒(AF固定)
SX740 HS約10.0コマ/秒(AF・AE固定)
約7.4コマ/秒(AF・AE連動)
FZ85D約10コマ/秒(AFS時)
約6コマ/秒(AFC時)
P1100約7コマ/秒(連写H・約7コマまで)

・ピントを固定すれば、TZ99・SX740 HS・FZ85Dは約10コマ/秒です。
・ピントを追い続けると、SX740 HSは約7.4コマ/秒、FZ85Dは約6コマ/秒に下がります。
・P1100は約7コマ/秒で、連写Hでは約7コマまでです。

※数値はメーカー公表値です。撮影条件によって変わります。

向いている機種は次のとおりです。
・子どもやペット、スポーツなど動きのある被写体を連写で逃さず撮りたい人にはTZ99・SX740 HS・FZ85D
・月や止まっている野鳥のように1枚ずつじっくり狙って撮りたい人にはP1100

フォーカスエリア

フォーカスエリアとは?
カメラが自動でピントを合わせる範囲の選び方のことです。狙った1点だけにピントを合わせたりと、被写体や撮影シーンに合わせて切り替えられます。

要するにバリエーションが多いほど臨機応変に対応できるということだね。

TZ99・FZ85D

パナソニックの2機種は、AFエリアのバリエーションが豊富です。
画面の端まで選べて、1点ではサイズの微調整もできます。

カスタムマルチなら、選びたい位置を自由に選べます。
AFエリアを枠1つ飛ばしで選べるのには驚きました。
TZ99は、P1100よりバリエーションが多いです。

COOLPIX P1100

P1100は鳥モードだと、中央のスポット・標準・ワイドの3種類から選ぶ方式です。
野鳥を撮る人には、少し物足りません。

PowerShot SX740 HS

SX740 HSは、画面中央で標準と小を選べるだけです。
AFエリアを動かせないのは残念です。

そしてTZ99とFZ85Dは、タッチパネルでAFの合わせたい場所をタップして合わせることができるよ!

便利なズームバック機能

クイックバックズームとは?
超望遠撮影中に被写体を見失った時、ボタンを長押しするだけで一時的に画角を広げて再度捉え、離すと瞬時に元のズーム位置へ戻る機能です
ズームバック後ズームバック前ズームバック前ズームバック後

4機種とも、見失った被写体を探し直せる機能があります。
・P1100:クイックバックズーム
・TZ99・FZ85D:ズームバックボタン
・SX740 HS:フレーミングアシスト

RAW撮影に対応(SX740 HSはJPEGのみ)

RAW撮影とは?
カメラが記録する「生の画像データ」のことです。
JPEGは自動で明るさや色を調整してくれますが、
RAWは「調整前のデータ」なので、あとから自分で明るさや色を自由に編集できます。

インスタグラムにアップする時などより写真のクオリティを上げたいという場合にはおすすめです。

afterbeforebeforeafter

こちらはTZ99で撮った写真です。
RAWで暖色系に調整したら、放課後の学校のような雰囲気になりました。

レタッチしたいなら、RAW撮影ができるカメラを選ぼう

4機種の良かったポイント

ここでは、ほかの機種にはない良さを、使い方のイメージとあわせて正直にお伝えしていきます。

LUMIX TZ99のポイント

まずはTZ99の良かったポイントを解説していきます。

タッチパネルとチルトモニターで自撮りもしやすい

3.0型のタッチパネルは、上に180度チルトします。
タッチでピントを選べるので、自撮りやVlogにも使いやすいです。

PowerShot SX740 HSのポイント

次にSX740 HSの良かったポイントです。

約299gで4機種の中でいちばん軽い

バッテリーとカード込みで、約299gと4機種でいちばん軽いです。
ポケットに入れて、すぐ取り出せます。

小さなボディで光学40倍・960mm相当

TZ99とほぼ同じ大きさで、TZ99より遠い960mm相当まで光学ズームできます。
運動会や発表会に向いています。

LUMIX FZ85Dのポイント

次にFZ85Dの良かったポイントです。

広角20mmなので広く撮影ができる

ズーム側は1200mmですが、広角側も20mmと広く撮れます。
ほかの3機種は24mmなので、風景にも向いています。

ファインダーとタッチパネルの両方を搭載

タッチパネルに対応していて、画面をタップして操作できます。
約236万ドットのファインダーもあり、屋外や望遠でも安定して構えられます。

約6.4万円で1200mm相当の超望遠

発売時の価格は約6.4万円で、TZ99とほぼ同じです。
1200mm相当の超望遠とファインダーが手に入る、コスパの高い1台です。

COOLPIX P1100のポイント

最後にP1100の良かったポイントです。

3000mm相当の圧倒的な望遠

光学125倍・3000mm相当のズームは、レンズ交換式でも届かない世界です。
月の模様や遠くの鳥まで写せます。

鳥モード・月モードで難しい撮影をサポート

モードダイヤルに「鳥モード」「月モード」があり、合わせるだけで設定を最適化してくれます。
鳥モードではAFエリアも選べます。

ファインダーとバリアングルモニターで構えやすい

約236万ドットのファインダーを搭載しています。
超望遠でも構えやすく、バリアングルモニターでローアングルにも対応できます。

4機種の気になったポイント

「もう少し工夫があれば」と感じた点を、正直にお伝えします。

LUMIX TZ99の気になる点

TZ99は、小ささと引き換えにした部分がいくつかあります。

三脚を使うと少しコントロールリングが干渉する

三脚プレートに、コントロールリングが若干干渉しました。回らないほどではないので、薄めのプレートを選ぶと安心です。

電源ボタンと録画ボタンの場所が近くて似ている

電源ボタンと録画ボタンが近く、押し間違いが多くありました。
録画のつもりで電源が落ちることもあります。慣れるまでは、指の位置を目で確認すると安心です。

PowerShot SX740 HSの気になる点

SX740 HSは2018年発売のモデルなので、最新の機種と比べると見劣りする部分があります。

USB端子がType-Cではない

USB端子は旧型のマイクロBで、Type-Cのケーブルは使えません。
マイクロBのケーブルを1本、カメラバッグに入れておくと安心です。

RAW撮影とタッチパネルに非対応

RAWとタッチパネルに非対応です。
あとから大きく調整したい人には物足りませんが、カメラ任せで気軽に撮るなら気になりません。

LUMIX FZ85Dの気になる点

FZ85Dは、価格を抑えた分の割り切りがいくつかあります。

マニュアルリング非搭載

FZ85Dにはマニュアルリングがありません。
ピントはボタンやタッチで調整します。

Wi-Fi・Bluetoothに非対応

FZ85DだけWi-FiとBluetoothを搭載していません。
スマホへはSDカードリーダー、パソコンへはUSB接続で取り込めます。

COOLPIX P1100の気になる点

P1100は、超望遠性能と引き換えにした部分がはっきりしています。

約1410gと大きく重い

約1410gあるので、1日歩くとかなり疲れます。
ストラップやリュック、一脚や三脚で負担を減らせます。

タッチパネルに非対応

背面モニターはバリアングル式ですが、タッチ操作には非対応です。
初心者には、直感的に操作できるタッチパネルがほしいところです。

価格が高い

発売時の価格は約15万円で、ほかの3機種の2倍以上です。
3000mm相当が必要かを考えて選ぶのがおすすめです。月や野鳥なら、ほかにない魅力です。

LUMIX TZ99 のメリット・デメリット

メリット
  • 約322gでポケットに入るサイズ
  • 24〜720mm相当の光学30倍ズーム
  • タッチパネル+チルトモニターで自撮りもしやすい
  • タッチ操作やカスタムマルチでAFエリアを柔軟に指定できる
  • コントロールリングに15の機能を割り当てられる
  • RAW撮影に対応
デメリット
  • ファインダーがない
  • 録画ボタンと電源ボタンが近い
  • 三脚プレートによってはコントロールリングが干渉する

チェック

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PowerShot SX740 HS のメリット・デメリット

メリット
  • 約299gと4機種で最軽量
  • 24〜960mm相当の光学40倍ズーム
  • チルト液晶で写真も動画も自撮りできる
デメリット
  • USB端子がマイクロB(Type-C非対応)
  • RAW撮影に非対応
  • タッチパネルに非対応
  • AFエリアの選択肢が少ない
  • 手ブレ補正が気になる

チェック

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LUMIX FZ85D のメリット・デメリット

メリット
  • 広角20mm〜1200mm相当の光学60倍ズーム
  • ファインダーとタッチパネルを両方搭載
  • AFエリアのバリエーションが多い
  • 約6.4万円(発売時)で超望遠が手に入る
  • RAW撮影に対応
デメリット
  • パネルが固定式
  • マニュアルリング非搭載
  • Wi-Fi・Bluetooth非搭載
  • 外部マイク入力が非搭載

チェック

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COOLPIX P1100 のメリット・デメリット

メリット
  • 24〜3000mm相当の光学125倍ズーム
  • 鳥モード・月モードで超望遠撮影をサポート
  • 電子ビューファインダーとバリアングルモニターを搭載
  • 外部マイク入力・HDMI・ホットシューで拡張できる
デメリット
  • 約1410gと大きく重い
  • タッチパネルに非対応
  • 約15万円(発売時)と高価
  • 鳥モードではAFエリアが中央の3種類に限られる
  • 連写Hでは約7コマで止まる

チェック

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まとめ

今回は、LUMIX TZ99・PowerShot SX740 HS・LUMIX FZ85D・COOLPIX P1100の4機種を比較しました。

TZ99はバランス型、SX740 HSはいちばん軽く、FZ85Dは手頃で本格的な超望遠、P1100はほかでは届かない距離まで撮れるカメラです。
同じ高倍率ズームでも、コンセプトはまったく違います。

旅行や日常を身軽に、機能もしっかり欲しい→LUMIX TZ99
とにかく軽く、ポケットサイズで遠くまで撮りたい→PowerShot SX740 HS
手頃な価格で風景から野鳥まで幅広く撮りたい→LUMIX FZ85D
月や野鳥など、遠くの被写体を大きく撮りたい→COOLPIX P1100

最後に私はどれを選んだかと言うとTZ99を選びました。
個人的に手軽に持ち運べるカメラが自分には合っているので、選びました!

皆さんの理想の一枚が撮れるよう応援しています!

https://youtu.be/LV3nlq3c08M

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