今回ご紹介する機種はCanonから出ている機種で両機種とも人気があるコンデジです。
「IXY650よりSX740HSの方が値段も高いけど、どの様な違いがあるのだろう?」と感じている方も多いと思います。
そこで今回は実機を使用して両機種の違いを詳しく解説していきたいと思います!
結論
- SX740HSがおすすめな人
- ・自撮りしたい
・高性能なカメラが欲しい
・遠くの被写体を撮影したい
・動画撮影をしたい
- ixy650がおすすめな人
- ・とにかくコンパクトなカメラが欲しい
・少しでも安価なカメラが欲しい
仕様一覧
SX740HS | ixy650 | |
発売日 | 2018年7月31日 | 2016年5月26日 |
カメラ部有効画素数/総画素数 | 約2,030万画素/約2,110万画素 | 約2,020万画素/約2,110万画素 |
映像エンジン | DIGIC 8 | DIGIC 4+ |
サイズ・タイプ | 1/2.3型高感度CMOS(裏面照射型) | 1/2.3型高感度CMOS(裏面照射型) |
焦点距離[35mmフィルム換算] | 4.3(W)-172.0mm(T)[24(W)-960mm(T)] | 4.5(W)-54.0mm(T)[25(W)-300mm(T)] |
開放F値 | F3.3(W)-F6.9(T) | F3.6(W)-F7.0(T) |
光学ズーム倍率 | 40倍 | 12倍 |
デジタルズーム倍率 | 約4.0倍 | 約4.0倍 |
プログレッシブファインズーム(ラージ時) | 約80倍 | 約24倍 |
撮影距離 | オート:1cm~∞(W)/2.0m~∞(T) マクロ:1cm~50cm(W) | オート:1cm~∞(W)/1.0m~∞(T) マクロ:1cm~50cm(W) |
液晶モニター | 3.0型TFTカラー液晶(約92.2万ドット)、視野率:約100%、チルトタイプ | 3.0型TFTカラー液晶(約46.1万ドット)、視野率:約100% |
フォーカス制御 | TTLオートフォーカス、マニュアルフォーカス | TTLオートフォーカス |
測光方式 | 評価、中央部重点平均、スポット | 評価、中央部重点平均、スポット |
露出補正 | ±3段(1/3段ステップ) | ±2段(1/3段ステップ) |
ISO感度(標準出力感度) | オート、ISO100-3200 | オート、ISO80ー3200 |
ホワイトバランス | オート、太陽光、日陰、くもり、白熱電球、白色蛍光灯、マニュアル | オート、太陽光、くもり、電球、蛍光灯、蛍光灯H、マニュアル |
シャッタースピード | 1~1/3200秒(オートモード) 15~1/3200秒 | 1~1/2000秒(オートモード) 15~1/2000秒 |
絞り | F3.3-F8.0(W)、F6.9-F8.0(T) | F3.6/F10(W)、F7.0/F20(T) |
光学手ブレ補正(IS) | マルチシーンIS 補正効果(静止画IS時):3.5段(350mm)※35mmフィルム換算での焦点距離 | マルチシーンIS 補正効果(静止画IS時):2.5段(テレ端) |
セルフタイマー | 切/約2秒後/約10秒後/カスタム | 切/約2秒後/約10秒後/カスタム |
連続撮影 | 約10.0枚/秒 | ハイスピード連写:約7.2枚/秒 |
ファイルフォーマット | DCF準拠、DPOF(Ver1.1)対応 | DCF準拠、DPOF(Ver1.1)対応 |
記録媒体 | SDメモリーカード/SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード | SDメモリーカード/SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード |
データタイプ 静止画 | JPEG | JPEG(Exif2.3) |
データタイプ 動画 | MP4[映像:MPEG-4 AVC/H.264、音声:MPEG-4 AAC-LC(ステレオ)] | MP4[映像:MPEG-4 AVC/H.264、音声:MPEG-4 AAC-LC(モノラル)] |
静止画圧縮率 | ファイン、ノーマル | スーパーファイン/ファイン |
記録画素数 静止画 | [3:2時] ラージ:5184×3456画素 ミドル:3648×2432画素 スモール:2432×1616画素 [16:9時] ラージ:5184×2912画素 ミドル:3648×2048画素 スモール:2432×1368画素 [4:3時] ラージ:5184×3888画素 ミドル:3648×2736画素 スモール:2432×1824画素 [1:1時] ラージ:3888×3888画素 ミドル:2736×2736画素 スモール:1824×1824画素 | [16:9時] ラージ:5184×2912画素 ミドル1:3648×2048画素 ミドル2:1920×1080画素 スモール:640×360画素 [3:2時] ラージ:5184×3456画素 ミドル1:3648×2432画素 ミドル2:2048×1368画素 スモール:640×424画素 [4:3時] ラージ:5184×3888画素 ミドル1:3648×2736画素 ミドル2:2048×1536画素 ミドル※:2592×1944画素 スモール:640×480画素 [1:1時] ラージ:3888×3888画素 ミドル1:2736×2736画素 ミドル2:1536×1536画素 スモール:480×480画素 |
記録画素数 動画 | 4K:3840×2160(29.97fps:約120Mbps) フルハイビジョン:1920×1080(59.94fps:約60Mbps/30fps:約30Mbps) ハイビジョン:1280×720(59.94fps:約26Mbps) | フルハイビジョン:1920×1080(29.97fps:約30Mbps) ハイビジョン:1280×720(29.97fps:約8Mbps) スタンダード:640×480(29.97fps:約3Mbps) |
インターフェース 有線 | USB (Micro)、HDMIコネクタータイプD | Hi-Speed USB(Mini-B)、A/V-OUT、HDMIコネクターDタイプ |
Wi-Fi/NFC | 対応/非対応 | 対応 |
Bluetooth® | Bluetooth low energy 技術 採用 準拠規格:ver.4.1 | - |
電源 | 専用リチウムイオン充電池(NB-13L)[充電時間:約130分] | 専用リチウムイオン充電池(NB-11LH)[充電時間:約140分] |
USB充電 | 対応 | - |
大きさ(幅・高さ・奥行き)(CIPA準拠) | 110.1 × 63.8 × 39.9mm | 99.6×58.0×22.8mm |
質量(バッテリーおよびメモリーカード含む/本体のみ)(CIPA準拠) | 約299g/約275g | 約147g/約130g |
カラー | シルバー/ブラック | シルバー/ブラック |
価格(2024年9月時点) | 66,000円 | 42,900円 |
外観の違いを比較
外観の違いについて比較しました。
サイズ・質量の比較
機種 | SX740HS | ixy650 |
サイズ | 110.1 × 63.8 × 39.9mm | 99.6×58.0×22.8mm |
質量(バッテリーおよびメモリーカード含む) | 約299g | 約147g |
SX740HSのポイント
IXY650のポイント
スペックの比較
次にスペックの違いについて解説していきたいと思います。
映像エンジン
機種 | SX740HS | ixy650 |
映像エンジン | DIGIC 8 | DIGIC 4+ |
映像エンジンはデジタルカメラの脳の様なもので画像を処理する重要な部分です。
どのメーカーも、スペックを上げるために新しい映像エンジンが開発されています。
SH740HSの方が新しい映像エンジンを搭載しているので、スペックも高いです。
解像力の比較
機種 | SX740HS | ixy650 |
カメラ部有効画素数/総画素数 | 約2,030万画素/約2,110万画素 | 約2,020万画素/約2,110万画素 |
拡大をせずに見ると特に両方の違いはほぼ感じられませんでした。
しかし拡大し窓のラインや解像度はSX740HSの方が綺麗でした。
動画性能の比較
機種 | SX740HS | ixy650 |
記録画素数 動画 | 4K:3840×2160(29.97fps:約120Mbps) フルハイビジョン:1920×1080(59.94fps:約60Mbps/30fps:約30Mbps) ハイビジョン:1280×720(59.94fps:約26Mbps) | フルハイビジョン:1920×1080(29.97fps:約30Mbps) ハイビジョン:1280×720(29.97fps:約8Mbps) スタンダード:640×480(29.97fps:約3Mbps) |
「動画撮影もしたい」という場合はSX740HSがおすすめです。
フォーカス性能の比較
機種 | SX740HS | ixy650 |
フォーカス制御 | TTLオートフォーカス、マニュアルフォーカス | TTLオートフォーカス |
SH740HSの方が全体的にスピーディに反応しているので、遠くの被写体も抑えてくれます。
iso感度の比較
機種 | SX740HS | ixy650 |
記録画素数 動画 | オート、ISO100-3200 | オート、ISO80ー3200 |
ISOは暗いシーンに明るくすることが出来るので、特に役立ちますが、デメリットとしてはisoが段々ノイズが出るというデメリットがあります。
両機種のノイズの出具合はどの様な違いがあるのか比較してみました。
SX740HS
IXY650
連続撮影の比較
機種 | SX740HS | ixy650 |
連続撮影 | 約10.0枚/秒 | 約7.2枚/秒 |
光学ズームの比較
機種 | SX740HS | ixy650 |
光学ズーム倍率 | 40倍 | 12倍 |
デジタルズーム倍率 | 約4.0倍 | 約4.0倍 |
プログレッシブファインズーム(ラージ時) | 80倍 | 24倍 |
SX740HSが圧倒的に光学ズームをすることができます。
運動会など、遠くの被写体を撮影するというのであれば、SX740HS一択だと感じました。
ただあまりズームをすると、ブレが目立ちやすくなり、被写体を見失うことも多いです。
なので、出来るだけ近づいてズームをする方がおすすめです。
メリット・デメリット
両機種のメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
SX740HS
- 自撮りができる
- 高性能
- 遠くもしっかり撮影できる
- 少々高い
- ixy650より若干重たい
SH740HSはスペックは高く、自撮りもできるというメリットがあります。
また、ixy650にはないマニュアルフォーカス機能が付いているので、手動でピントも合わせることができます。
またUSB充電もできるので、モバイルバッテリーとケーブルがあれば、充電ができるのも魅力的なポイントです。
ただ、スペックが高いというだけに、価格もその分高いというのがSH740HSになります。
ixy650
- 価格が安い
- コンパクト
- MF機能がない
- USB充電ができない
- 細かい設定ができない
IXY650は凄くコンパクトなのが私の中で魅力的な点です。
ただ性能は物足りなさを感じます。
例えばMモードで撮影ができないので、SS、F値を細かく設定することができません。
記録用としてだけなら、いいかもしれませんが、多彩な表現がしたいという方はおすすめはできない機種です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
以上がSX740HSとIXY650の比較でした。
最後に私がどちらを持ちたいかというとSX740HSになります。
高倍率ズームや、スペックも高く、スマホのカメラで撮れないような機能が搭載されているので、SX740HSが私には魅力的でした。
是非皆さんに合った機種を選んでもらえればと思います!
ではまた!