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Rollei35とは
本日はローライRollei 35の紹介をしたいと思います。このRollei35は元祖高級コンパクトカメラといわれていて
1967年の当時は世界最小のカメラとして販売されました。
ドイツのハインツ・ヴァースケ氏により
50年以上も前に設計された35mmフィルムカメラであり
当時の価格は約67,000円
現在も3万円以上で取引きされているカメラです。
実際に撮ったものを公開していますので
是非ご覧ください。
現在も魅力がありコンパクトでオシャレなデザイン
Rollei35はこれまで9シリーズが販売されていてRollei35は1967年にドイツで作られた初代のシリーズです。
その後、1971年以降はシンガポールに製造地を移しました。
カメラの後面には製造国が表記されています。
ですのでRollei35にシンガポールとドイツの表記の2種類があるようです。
また生産開始から最初の8,000台以下は
製造国の横に「Rollei-COMPUR-GOSSEN-ZEISS」の刻印がされているようです。
発売日 | 品名 | 特徴 |
1967年 | Rollei 35 | 1967年発売。Rollei 35シリーズの初代モデル。 1971年からはシンガポールで製造。 TessarレンズとS-Xenarレンズの2種類がある ドイツ・シンガポールの製造国の2種類がある |
1969年 | Rollei B 35 | 日本の安価なコンパクトカメラに対抗して発売された Triotarレンズ搭載。ボディはプラスチックを多用し 軽量化されることで低価格化されている |
1969年 | Rollei C 35 | Rollei B 35から露出計を省き更に価格を抑えたモデル。 製造期間が短くドイツ製のみ。Triotarレンズ搭載。 1969年からたった2年間だけ製造されて市場には殆ど出回っていない。 |
1974年 | Rollei 35 S | Rollei独自のHFTコーティングが施された Sotnnarレンズが搭載されたことにより描写力が向上。 レンズ以外は初代と変わらない。製造国はシンガポールのみ |
1974年 | Rollei 35 T | 他のモデルが発売している間もTessarレンズの初代モデルが製造されていたが、 Rollei 35 Sが発売されたことにより区別するためにRollei 35 Tと名称が付けられた。 製造国はシンガポールのみです。 |
1978年 | Rollei 35 LED | Rollei B 35の後継機モデル。 シリーズで初めてファインダー内にLEDを搭載。Triotarレンズ搭載。 |
1979年 | Rollei 35 TE | Rollei 35 TにLEDを搭載したモデル。 ファインダー内に露出計情報がLEDで表示される。 Tessarレンズ搭載。 ボディ上面にあった露出計が ファインダー内の3つのLEDが発光して 露出を合わせる方法に変更、消費電力が大きくなった為、 電池が変更。タイマースイッチ付き |
1979年 | Rollei 35 SE | Rollei 35シリーズの最終モデル。Rollei 35 TEと同じように Rollei 35 SにLEDを搭載したモデル。Sonnarレンズ搭載。 これまでセレン受光部からSPD式に変更された他、 B35よりも大幅なコストダウンを図ったモデルです。 |
1979年 | Rollei 35 Classic | 根強い人気から復刻されたモデル。 全てドイツ製でRollei 35 Sがベースとなっている。 Sonnarレンズ搭載。 |
外観
シャッターはフリードリヒ・デッケル会社のコンパー製、露出計はドイツの露出計専門のメーカーゴッセン製
レンズは有名なCarl Zeiss製
ドイツの一流の会社が製造していて
このカメラにすごく手を入れて製造していたんだなということが感じ取られます。
露出の合わせ方
カメラの上部に露出計があります。赤い針の円の部分に白い針が見えるようにすることで
その状態が適正露出になります。
前面ダイヤル
向かって左側にisoの記録用のダイヤルです。フィルムをどの感度のものを買ったのか忘れないようにするための
メモ代として使え、露出計に反映されます。
また、現在はisoで統一されていますが、
かつてはアメリカとドイツの二つに分けられていて
DIN感度、アメリカはASA感度の表記になっています。
さらに向かって左側のisoの奥側にF値のダイヤルがあります。
ダイヤル下の銀のレバーを押しながら回すとF値を変更でき
F値3.5〜22まで調節できます。
反対側の手前のダイヤルも
同じようにフィルムの種類を記録しておくことができます。
その奥側にはシャッタースピードのダイヤルとなっていて
B、1/2秒〜1/500秒を設定できます。
操作の方法までこちらの動画説明すると
長くなるので、気になる方はそちらの動画をご覧ください。
レンズ
このrollei35にはTessarレンズとS-Xenarレンズの2種類が販売されています。
カールツァイスレンズTessar 40mm F3.5を使用し
レンズを手前に引き出し右に回すことで撮影をすることが出来ます。
レンズの先端にはメモリがついています。
目測で撮影する
これは距離を目測し、リングを回して調節するという方法です。レンズの上側にはメートル下側はフィートの表記となっていて
撮影をしている時はピントが合っているのかがわからない。
というのが不安でもありますが、、、
実際に見た時の楽しみのポイントにもなるかもしれません。
上面
上面をのシャッターボタンを押しながらレンズを左に回してレンズを戻すことができます。
※巻き上げレバーを回した状態でないと上記の作動がしません。
後面には巻き上げ防止レバーとファインダーがあります。
底面
底面にはフィルム巻き戻しクランク中心部には三脚穴の外周にはフィルムカウンターがあります。
フォトシューと背面カバーロックレバーがついています。
背面カバー
背面カバーを外すとマガジンの部分の上に電池を入れる場所があります。
これは露出計の電池なり、水銀電池の MR-9が必要になります。
しかし、現在はMR-9の電池は販売されていないので、
VARTAのV625uで代用することができます。
注意するポイントは
MR-9の電圧→1.35V
V625uの電圧→ 1.5V
電圧の差で露出が本来よりオーバーに反応してしまう。
ということがあるので、写真を見ると
アンダーになってしまっていたという現象が起きます。。。
ですので、
KANTO カメラ用 水銀電池 アダプター 変換型 MR-9 (H-D) アダプターを
使うことでSR43の電圧1.55Vを約1.35Vに変換しますので、
より水銀電池MR-9に近い電圧に使用できますのでおすすめです。
ただ少し高いです。
またカメラの電池はフィルムを抜かないと
電池を抜くことができないのも注意するポイントです。
フィルムを入れて電池を確認するとフィルムを使い切るまで取れないので、
先に電池を入れて反応がしているか確認をしてからフィルムを入れましょう!
一見色々ダイヤルがボタンがあるので、
難しそうに思ってしまうかもしれないですが、
実際に触ってみるとシンプルで簡単です。
サイズ
97mm(幅)70mm(高さ)×41mm(奥行き)また質量は
TwitterでRollei狂さんが
最初期(No.3005494) 383.0g
最初期(No.3023804) 370.5g
シンガポール(No.6053199) 320.5g
とツイートしていました。
重さも違うんですね。
Rollei35の魅力的なポイント
焦点距離は40mmスナップ撮影やポートレートにも適している。
ポートレートはあまり近すぎず、遠すぎず
相手と程よい距離感で撮影をすることができる距離だと思います。
またスナップ撮影をするときも自分が寄ったり離れたりすることで、
様々な状況でも撮影することができる。
とにかく持ち運びに便利
とにかく軽くそしてコンパクト。
カバンに入れても気にならないサイズ。
ポケットにも入ってしまうほどコンパクト。
ちょっと出かける時にも持って行きたくなるようなカメラです。
オシャレなデザイン
棚に置いて飾っておきたくなるようなオシャレなデザインです。まとめ
Rollei35はコンパクトですごく持ち運びやすいカメラです。フィルムカメラを持ちたい方、コンパクトでオシャレなカメラを
持ちたい方にはかなりおすすめのカメラです。
また、シリーズもたくさん出ているので、
シリーズの機種を変えながら、自分のお好みのカメラを探していくのも
面白いかもしれません。