今回はCanonのPowerShot G9 X Mark IIのレビューをしたいと思います。
コンデジの中でもワンランク高いPowerShot G9 X シリーズ。
エントリークラスでもIXYシリーズやSX740HSも凄く人気で、そちらにばかり目がいっていたので、G9xシリーズは気になっていましたが、全く紹介が出来ていませんでした。
今回この機種を実際に使って、IXYシリーズやSX740HSとは全く違う魅力的なポイントがあるということに気づきました。
私の様に、G9x MarkⅡは知っているけど、どの様な特徴があるの?という方も多いかと思います。
そこで本記事では、PowerShot G9 X Mark IIはどの様な機種なのか分かりやすく解説してきたいと思います!
最後には実際に撮影した画像も紹介しています!

結論
| 操作性 | 普通 |
| 性能 | 高い |
| 価格 | 約110,000円 (2025時点) |
- PowerShot G9 X Mark IIがおすすめな人
- ・クオリティの高い写真を撮りたい
・レタッチもしたい
- おすすめシーン
- ・スナップ撮影など
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外観の紹介
カメラ選びでは性能はもちろん、見た目や持ちやすさも大切なポイント。ここでは、デザインやサイズ感、質感など、日常での使い勝手にも関わる“外観”に注目して比較していきます。


全体にコンパクトでポッケに入れても全然邪魔にならないサイズです。

カードと並べてサイズを比較してみました。

質量もわずか約203gです。
外観で驚いたのはやはりコンパクトということ。
高性能でありながらこれほどコンパクトでちょっとした出かける時にも、持って行っても邪魔になりにくいので、魅力的な点だと感じました。
端子
カメラを使っていくと、スマホやパソコンに写真を移したり、充電したりする場面がよく出てきます。
そんなときに役立つのが、本体にある「端子(たんし)」=いろいろな機器とつなぐための差し込み口です。
また、どんな端子が付いているかは、撮影スタイルによってとても重要なポイントになります。

| インターフェース 有線 | デジタル端子(Hi-Speed USB 準拠) : Micro USB HDMI 出力端子 : Type D |
USB端子はType-Bになりますが、USB充電ができるというのが魅力的な点です。
性能の紹介
やっぱりカメラ選びで一番気になるのは、実際の性能ではないでしょうか。
見た目がよくても、撮りたいシーンでしっかり使えるかどうかは大切なポイントです。
そこでこの章では、基本スペックや性能面の注目ポイントを、初心者の方にもわかりやすく丁寧に紹介していきます。
| 発売日 | 2017年2月23日 |
| 映像エンジン | DIGIC 7 |
| カメラ部有効画素数 | 約 2010 万画素 |
| サイズ・タイプ | 1.0 型 |
| 焦点距離[35mmフィルム換算] | 10.2 - 30.6 mm (28 - 84 mm) |
| 開放F値 | Wide 端 : 2.0 - 11.0 Tele 端 : 4.9 - 11.0 |
| 光学ズーム倍率 | 3 倍 |
| デジタルズーム倍率 | 倍率 : 約4倍 光学ズームと合わせた最大倍率 : 12 倍 焦点距離(Tele 端、35mm フィルム換算値): 約 336 mm 相当 プログレッシブファインズーム(記録画素数L): 約6倍 |
| 液晶モニター | TFT カラー液晶 3.0 型 約 104 万ドット |
| 測光方式 | 評価測光 / 中央部重点平均測光 / スポット測光 |
| 露出補正(静止画) | ±3 段 (1/3 段ステップ) |
| ISO感度(標準出力感度) | オート : ISO 125 - ISO 6400 最大設定 ([P]モード時) : ISO 12800 |
| ホワイトバランス | オート / 太陽光 / 日陰 / くもり / 電球 / 蛍光灯 / 蛍光灯H / ストロボ / マニュアル 1 / マニュアル 2 |
| シャッタースピード 撮影モード:AUTO 時(自動設定) | 最長Tv : 1 秒 最短Tv : 1/2000 秒 |
| 絞り | Wide 端 : 2.0 - 11.0 Tele 端 : 4.9 - 11.0 |
| 手ブレ補正(IS) | レンズシフト式 |
| 連続撮影 | 最高:約8.1 コマ/ 秒 |
| AFフレーム | 1点 AF / 顔 + 追尾優先 AF ( AF フレーム数 : 最大 31 ) |
| ファイルフォーマット | DCF 準拠、DPOF 対応(Version 1.1) |
| 記録媒体 | SD メモリーカード / SDHC メモリーカード / SDXC メモリーカード *UHS-I 対応のメモリーカードも使えます。 |
| データタイプ 静止画 | 記録形式 : Exif 2.3(DCF 2.0) 画像(撮影時のRAW 画像は12bitAD 変換が施されています) : JPEG/RAW(CR2 キヤノン独自:14bit) |
| データタイプ 動画 | 記録形式 : MP4 映像 : MPEG-4 AVC / H.264 音声 : MPEG-4 AAC-LC(stereo) |
| 記録画素数 静止画 | [3:2] 5472 x 3648 3648 x 2432 2736 x 1824 2400 x 1600 [16:9] 5472 x 3072 3648 x 2048 2736 x 1536 2400 x 1344 [4:3] 4864 x 3648 3248 x 2432 2432 x 1824 2112 x 1600 [1:1] 3648 x 3648 2432 x 2432 1824 x 1824 1600 x 1600 |
| 記録画素数 動画 | 1920×1080 (59.94/29.97/23.98) 1280×720 (29.97) 640×480 (29.97) |
| インターフェース 有線 | デジタル端子(Hi-Speed USB 準拠) : Micro USB HDMI 出力端子 : Type D |
| Wi-Fi | Wi-Fi 準拠規格: IEEE 802.11b/g/n 送信周波数 周波数帯: 2.4 GHz チャンネル: 1-11ch |
| Bluetooth® | Bluetooth 準拠規格: Bluetooth Specification Version 4.1 準拠(Bluetoothlow energy technology) |
| 電源 | バッテリーパック NB-13L |
| USB充電 | 対応 |
| 大きさ(幅・高さ・奥行き) | 98.0 x 57.9 x 31.3 mm |
| 質量(バッテリーおよびメモリーカード含む/本体のみ) | 約 182 g(本体のみ) 約 206 g(バッテリーパック・メモリーカード含む) |
さらに気になるポイントをピックアップしました!
| タッチパネル | 対応 |
| 瞳AF | 非対応 |
| USB給電 | 対応 |
| 自撮り | 非対応 |
| 4K動画撮影 | 非対応 |
| ファインダーの有無 | 非対応 |
フォーカス性能
動きの速い被写体や、スポーツなど少し離れた位置からの撮影では、フォーカス性能が特に重要になってきます。
フォーカスの精度が低いと、せっかくのシャッターチャンスでもピントが合っていない写真になってしまうことも…。
そこで、フォーカスの反応速度や精度をチェックするために、以下の3つのシーンでテストを行ってみました
- 検証リスト
- ・ダンスシーンで、どれくらいフォーカスが追従してくれるか?
・振り向いた瞬間に、どれだけ素早く反応できるか?
・遠く離れた被写体にも、しっかりピントが合うのか?
この3つの場面を通じて、オートフォーカス性能をしっかり検証していきます!
ダンスシーンは顔に手が被っても一瞬は外れるものの素早く追従が戻っていると感じました。
また、振り向きシーンでも素早く反応しています。
最後に驚いたのが、どこまで離れても顔に追従するのかのテストですが、最後まで追従されていたということ。
他のミラーレスのハイスペックのカメラでもここまで追従することはなかったので、驚きでした。
解像力
カメラを選ぶときに気になるポイントのひとつが、“どれくらい細かく写るのか”=解像力です。
風景のディテールや、被写体の質感までしっかり写し出せるかどうかは、写真のクオリティに大きく関わってきますよね。
そこで、どのくらい細部まで描写できるのか、実際に撮影した写真をもとにチェックしてみました。

| カメラ部有効画素数 | 約 2010 万画素 |
全体的に見ると分かりづらいので拡大してみました。
拡大

| カメラ部有効画素数/総画素数 | 約 2010 万画素 |
中央の部分は縦横のラインが綺麗に描写されています。
右上の部分は結構解像力が落ちていますが、これぐらいなのかなと思います。
ISO感度
写真を撮るうえで意外と重要なのが、ISO感度の設定です。
明るい場所では気になりませんが、夜景や室内など暗いシーンでは特に大切な要素になります。
ISO感度を上げれば暗い場所でも明るく撮れる反面、ノイズが出やすくなるというデメリットがあります。
またこのノイズはISOの設定が同じでも、機種によってノイズの量の差があります。
そこでどのくらいのISO感度までキレイに写せるのか?チェックしてみました!

| iso感度 | オート : ISO 125 - ISO 6400 最大設定 ([P]モード時) : ISO 12800 |
iso6400ぐらいから目立っているなという風に感じました。
手ぶれ補正
スマホで写真を撮ったときに、ちょっと手が動いただけで写真がブレてしまったことはありませんか?
カメラでも同じように、手が少し動いただけで写真がぼやけたり、動画がゆれたりしてしまうことがあります。
そんなときに助けてくれるのが、「手ぶれ補正(てぶれほせい)」という機能です。
この機能があると、カメラが自動で手の小さな動きをおさえてくれるので、はじめての方でもキレイに写真や動画が撮りやすくなります。
今回は、手ぶれ補正が**どれくらいしっかり効くのか?**を試してみました!
光学手振れ補正もしっかり効いているので3倍ズームでもしっかり撮影ができます。
良かったポイント
実際に使ってみて、「これはいいな!」と感じたポイントをまとめてみました。
見た目だけではわからない部分や、使ってみて初めて気づいた使いやすさなど、実際の使用感をもとに正直にお伝えしていきます。
F2.0とかなり明るく背景がボケる
F2とF8で撮影してみました。
背景のボケ具合に注目してご覧ください。


- F値が低いカメラのメリットとは?
- F値が低いカメラは、レンズの絞りを大きく開けることができるため、光を多く取り込めるのが特徴です。
その結果、以下のようなメリットがあります。
・暗い場所でも明るく撮れる
夜や室内でもノイズを抑えたきれいな写真が撮れます。
・背景をぼかして被写体を際立たせられる
ポートレートや商品撮影で、主役をふんわり引き立てられます。
PowerShot G9 X MarkⅡ解放F2.0とコンデジの中でのかなり明るく撮影ができて背景もしっかりぼかせるのが魅力的な点です。
前面にダイヤルが付いている

コンデジの中でも前面にリングが付いていないタイプもありますが、G9 X MarkⅡには装備されています。
前面のリングでMFの設定はもちろん、F値やSSなども操作できるのが魅力的な点です。
コンパクト

| 大きさ(幅・高さ・奥行き) | 98.0 x 57.9 x 31.3 mm |
| 質量(バッテリーおよびメモリーカード含む/本体のみ) | 約 182 g(本体のみ) 約 206 g(バッテリーパック・メモリーカード含む) |
コンデジの中でも高性能なカメラですが、これほどコンパクトなので、手軽に持ち運べてクオリティの高い写真が撮れるというのが魅力的な点です。
Raw撮影ができる

Raw撮影ができるので、レタッチすることでより雰囲気のある写真に仕上げることが出来るのも魅力的な点です。
センサーサイズは1型で大きい

カメラ選びにおいて、よく耳にする「センサーサイズ」。実はこのサイズの違いが、写真の仕上がりに大きな影響を与えています。
センサーサイズが大きいと、受け取れる光の量も多くなります。これにより、高精細でノイズの少ない美しい写真を撮影することが可能です。
IXY650のセンサーサイズは1/2.3型ですが、PowerShot G9 X Mark IIは1型となっています。
残念だったポイント
実際に使ってみる中で、「ここはちょっと惜しいかも…」と感じた点もいくつかありました。
どんなカメラにも完璧なものはなく、使い方やシーンによって合う・合わないがあるのも事実です。
気になる点を知っておくことで、自分の使い方に合っているかを見極める参考になるはずなので、購入前のチェックポイントとして、ぜひ参考にしてみてください。
4K撮影ができない

| 記録画素数 動画 | 1920×1080 (59.94/29.97/23.98) 1280×720 (29.97) 640×480 (29.97) |
高性能なカメラのなので、4K撮影ができないのが残念な点でした。
背面のダイヤルが非搭載

コンパクトになっている理由の1つとしてダイヤルが付いていないことでコンパクトになっていると思いました。
これまで十字キーを使って操作をしていましたが、この機種はモニターやレバーなどを使用して操作する仕様となっています。
最初は抵抗がありましたが、慣れれば問題ないかなと思いました。
メリット・デメリット
今解説した内容を踏まえて、改めてメリット・デメリットを紹介したいと思います。
- F2.0とかなり明るい
- 前面にダイヤルが付いている
- コンパクト
- Raw撮影ができる
- センサーは1型で大きい
- 4K撮影ができない
- 背面のダイヤルが非搭載
まとめ

いかがだったでしょうか?
以上がPowerShot G9 X Mark IIのレビューになります。
コンパクトで高性能なカメラでスナップ撮影がしたいという方には魅力的なカメラだと感じました!
最後に撮影したものをご覧ください!
ではまた!
実写












