
SX740HSとSX70HSは、どちらもCanonから同じ年に発売されたモデルです
両機種の特徴は高倍率ズームができるというのが大きな特徴ですが、ただ見た目や値段も変わります。
高倍率を購入したいという方にとっては両機種がおすすめですが、どのぐらいズームできるのか?
SX740HSの40倍とSX70の65倍はどう違うの?という方も多いと思いますので、自分に合っているのはどちらなのか悩んでいる方も多いと思います。
そこで今回は両機種の違いについて実機を使って詳しく解説していきたいと思います。



結論
機種 | SX740HS | SX70HS |
性能 | 凄く良い | 凄く良い |
携帯性 | 凄く良い | 普通 |
価格 | 約90,000円 | 約98,000円 |
- SX740HSがおすすめな人
- ・高性能なコンパクトなカメラが欲しい
性能が高くて運動会の撮影などある程度遠くのものを撮影したい方やコンパクトなカメラが欲しいという方はSX740Hがおすすめです。

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- SX70HSがおすすめな人
- ・より遠くのものを撮影したい
・動画でマイクなど使用してクリアに録画がしたい
野鳥撮影などとにかく遠くのものを撮影したいという方にはSX70HSがおすすめです。

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仕様一覧
数あるスペックの中から、特に比較の際に注目しておきたいポイントをピックアップして一覧にまとめました。
比較で差が出やすいポイントを、ひと目でわかるようにまとめました。
SX740HS | SX70HS | |
発売日 | 2018年7月31日 | 2018年12月20日 |
映像エンジン | DIGIC 8 | DIGIC 8 |
カメラ部有効画素数 | 約2,030万画素 | 約2030 万画素 |
サイズ・タイプ | 1/2.3型高感度CMOS(裏面照射型) | 1/2.3 型 |
焦点距離[35mmフィルム換算] | 24~960mm | 21 - 1365 mm |
開放F値 | F3.3(W)-F6.9(T) | 3.4(W) - 6.5(T) |
光学ズーム倍率 | 40倍 | 65 倍 |
デジタルズーム | 約4.0倍 | 約4 倍 |
デジタルズーム_焦点距離(Tele 端、35mm 判換算値) | 約3840mm 相当 | 約5460mm 相当 |
撮影距離 | オート:1cm~∞(W)/2.0m~∞(T) マクロ:1cm~50cm(W) | 0 cm - ∞(W) 1.8 m - ∞(T) |
カラー電子ビューファインダー | - | 0.39 型 |
ファインダードット数 | - | 約236 万ドット |
液晶モニター | 3.0型TFTカラー液晶(約92.2万ドット)、視野率:約100%、チルトタイプ | 3.0 型TFT カラー液晶約92 万ドット |
露出補正 | ±3段(1/3段ステップ) | ±3段(1/3段ステップ) |
ISO感度(標準出力感度) | オート、ISO100-3200 | 通常:ISO100~3200 |
記録画素数 静止画 | [3:2時] ラージ:5184×3456画素 ミドル:3648×2432画素 スモール:2432×1616画素 [16:9時] ラージ:5184×2912画素 ミドル:3648×2048画素 スモール:2432×1368画素 [4:3時] ラージ:5184×3888画素 ミドル:3648×2736画素 スモール:2432×1824画素 [1:1時] ラージ:3888×3888画素 ミドル:2736×2736画素 スモール:1824×1824画素 | [3:2時] ラージ:5184×3456画素 ミドル:3648×2432画素 スモール:2432×1616画素 [4:3時] ラージ:5184×3888画素 ミドル:3648×2736画素 スモール:2432×1824画素 |
シャッタースピード | 1~1/3200秒(オートモード) 15~1/3200秒 | 15 -1/2000 秒 |
光学手ブレ補正 | 対応 | 対応 |
連続撮影 | 約10.0枚/秒 | 最高:約10.0 コマ/ 秒 |
データタイプ 動画 | MP4[映像:MPEG-4 AVC/H.264、音声:MPEG-4 AAC-LC(ステレオ)] | MP4(映像:MPEG4-AVC/H.264、音声:MPEG4 AAC-LC(ステレオ)) |
記録画素数 動画 | 4K:3840×2160(29.97fps:約120Mbps) フルハイビジョン:1920×1080(59.94fps:約60Mbps/30fps:約30Mbps) ハイビジョン:1280×720(59.94fps:約26Mbps) | (3840x2160) (1920x1080) (1280x720) |
インターフェース 有線 | USB (Micro)、HDMIコネクタータイプD | Micro USB(Hi-Speed USB 準拠)HDMI 出力端子Type D |
Wi-Fi | 対応 | 対応 |
Bluetooth® | 対応 | 対応 |
電源 | 専用リチウムイオン充電池(NB-13L)[充電時間:約130分] | P-E12 |
USB充電 | 対応 | 非対応 |
大きさ(幅・高さ・奥行き)(CIPA準拠) | 110.1 × 63.8 × 39.9mm | 127.1×90.9×116.6 |
質量(本体のみ) | 約299g | 約574 g |
カラー | シルバー/ブラック | ブラック |
価格(2025年8月時点) | 約90,000円 | 約98,000円 |
SX740HS | SX70HS | |
タッチパネル | 非対応 | 非対応 |
USB充電 | 対応 | 非対応 |
自撮り | 対応 | 対応 |
4K動画撮影 | 対応 | 対応 |
ファインダーの有無 | 非対応 | 対応 |



外観の比較
カメラ選びで意外と重要なのが、デザインや手に持ったときのフィット感。
毎日使うものだからこそ、自分の好みに合った外観や操作性も大切なポイントです。
ここでは、両機種の外観デザインやサイズ感、重さなどを比較していきます。




SX70HSの方がスペックも高いので、かなり大きいです。





機種 | SX740HS | SX70HS |
サイズ | 110.1 × 63.8 × 39.9mm | 127.1×90.9×116.6 |
質量(本体のみ) | 約299g | 約574 g |
質量もSX70HSは約2倍あるので、持ち運びには不便ですが、撮影の時に重たさ感じないほどの


機種 | SX740HS | SX70HS |
端子 | USB (Micro)、HDMIコネクタータイプD | Micro USB(Hi-Speed USB 準拠)HDMI 出力端子Type D マイク端子 |
USB端子とHDMI端子が両機種とも備わっていますが、SX70HSは反対側にマイク端子が備わっているので、マイクのアクセサリーを使えばよりクリアに録音ができます。


両機種とも自撮りが出来ますが、パネルの展開の方法が違います。
SX740HSはチルト式でSX70HSはバリアングル式になっています。



スペックの比較
次にスペックの比較をします。
ここでは、初心者の方でも安心して選べるように、多くのカメラに共通するおすすめの特徴をわかりやすくご紹介します。
購入前に確認しておくことで、自分にぴったりの一台がきっと見つかるはずです。
解像力の比較
カメラを選ぶときに気になるポイントのひとつが、“どれくらい細かく写るのか”=解像力です。
風景のディテールや、被写体の質感までしっかり写し出せるかどうかは、写真のクオリティに大きく関わってきますよね。
そこで、どのくらい細部まで描写できるのか、実際に撮影した写真をもとにチェックしてみました。


拡大


機種 | SX740HS | SX70HS |
カメラ部有効画素数 | 約2,030万画素 | 約2030 万画素 |
特にどちらが綺麗というのはわかりづらかったですが、右上のを見ると個人的にはSX740HSの方がラインが綺麗に表現できていると感じたのですが、いかがでしょうか?



iso感度の比較
写真を撮るうえで意外と重要なのが、ISO感度の設定です。
明るい場所では気になりませんが、夜景や室内など暗いシーンでは特に大切な要素になります。
ISO感度を上げれば暗い場所でも明るく撮れる反面、ノイズが出やすくなるというデメリットがあります。
またこのノイズはISOの設定が同じでも、機種によってノイズの量の差があります。
そこでどのくらいのISO感度までキレイに写せるのか?チェックしてみました!


全体の画像だと違いがわかりずらいので拡大してみました。
拡大


両機種とも画像処理プロセッサー「DIGIC8」を採用しているので、違いはほとんど変わらないですが、個人的にはSX740HSの方がノイズが少ないように感じました。



フォーカス性能の比較
動きの速い被写体や、スポーツなど少し離れた位置からの撮影では、フォーカス性能が特に重要になってきます。
フォーカスの精度が低いと、せっかくのシャッターチャンスでもピントが合っていない写真になってしまうことも…。
そこで、フォーカスの反応速度や精度をチェックするために、以下の3つのシーンでテストを行ってみました。
- 検証リスト
- ・ダンスシーンで、どれくらいフォーカスが追従してくれるか?
・振り向いた瞬間に、どれだけ素早く反応できるか?
・遠く離れた被写体にも、しっかりピントが合うのか?
映像エンジンも両機種ともDIGIC 8で同じものが使用されているので、特にフォーカス性能に違いは見られなかった。
両機種共しっかりと顔にガイドが追従されていた。



動画性能の比較
動画も綺麗に撮りたいという方にとっては動画性能も見ておくべきポイントになります。
動画の撮れるサイズなどで綺麗に撮れたり、フレームレートで動画の雰囲気も変わるの抑えてくと便利です。
参考までに実際に撮影した映像をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
SX740HS


SX70HS


手振れ補正の比較
スマホで写真を撮ったときに、ちょっと手が動いただけで写真がブレてしまったことはありませんか?
カメラでも同じように、手が少し動いただけで写真がぼやけたり、動画がゆれたりしてしまうことがあります。
そんなときに助けてくれるのが、「手ぶれ補正(てぶれほせい)」という機能です。
この機能があると、カメラが自動で手の小さな動きをおさえてくれるので、はじめての方でもキレイに写真や動画が撮りやすくなります。
今回は、手ぶれ補正が**どれくらいしっかり効くのか?**を試してみました!
シャッタースピードの比較
シャッタースピードは、シャッターが開いている時間のことです。
この時間が速いと動くものをピタッと止めて撮れて、遅いと光の流れや夜景をきれいに撮ることができます。
カメラによって設定できるシャッタースピードの幅が違うので、速いシャッタースピードが使えると、スポーツや動きのある場面に強いという特徴があります。
機種 | SX740HS | SX70HS |
シャッタースピード | 1~1/3200秒(オートモード) 15~1/3200秒 | 15 -1/2000 秒 |
意外だったのはSX740HSの方がSS1/3200まで対応しているということ
飛翔する鳥を捉える場合のSSは大体1/2000秒~1/3000秒ぐらいと言われています。
SX70HSの残念な点ですね。



光学ズームの比較
光学ズームでどれぐらいズームできるのかテストしてみました。
- 光学ズームとは?
- カメラに搭載されているレンズの機能を使って、被写体を拡大する仕組みのことを「光学ズーム」といいます。これは、レンズ自体が動くことで画質を保ったままズームできるため、遠くの被写体をきれいに撮影したいときにとても便利です。
機種 | SX740HS | SX70HS |
光学ズーム | 40倍 | 65倍 |



大きくは変わらないですが、野鳥撮影をしたい方はSX70HSの方がさらにズームできるのでおすすめです。
広角域の比較


機種 | SX740HS | SX70HS |
広角域 | 24mm | 21mm |
ズーム性能に加えて、広角側もSX70HSの方が優れており、より広い範囲を撮影できます。
SX70HSの方が右側の建物が広く撮影写っているのがわかります。
両機種の良かったポイント
実際に使ってみて、片方の機種にしか備わっていない機能で「これはいいな!」と感じた両機種のポイントをまとめてみました。
見た目だけではわからない部分や、使ってみて初めて気づいた使いやすさなど、実際の使用感をもとに正直にお伝えしていきます。
SX740HSの良かったポイント
まずSX740HSの良かった点を紹介していきたいと思います。
コンパクト

コンパクトということでSX740HSを選んでいる方も多いかと思います。
やっぱりこれだけ高性能で、ポッケに入るサイズと言うのは凄く魅力的な点です。


SX70HSの良かったポイント
次にSX70HSの良かった点を紹介していきたいと思います。
ファインダー搭載

日中の明るいシーンでパネルを見て撮影をすると画面が見づらいという時があります。
そんな時にファインダーがあれば遮光できるので撮影に集中できるのでおすすめです。
多くの枚数が撮影できる

SX70HSの方がバッテリー容量が大きいので多く撮影ができます。
機種 | SX740HS | SX70HS |
バッテリーパック | NB-13L | LP-E12 |
静止画撮影枚数 モニター表示時 | 約265枚 | 約325 枚 |
より遠くまで撮影ができる

SX70HSの方が光学ズーム65倍まで対応しているので、より遠くまで撮影ができます。
野鳥撮影をしたい方はおすすめです。
機種 | SX740HS | SX70HS |
光学ズーム | 40倍 | 65倍 |
マイク端子がついている

マイク端子が付いているので、動画撮影時に外付けのマイクを使用すればよりクリアに撮影ができるので、マイクを使って動画も撮影がしたいという方にはおすすめです。
グリップをしっかり握れる

グリップもしっかりホールドできるので、安定した撮影をすることができます。
光学ズーム65倍にするとどうしてもブレが目立ちやすくなるので、グリップが握りやすいとカメラを安定させることができます。


両機種の残念だったポイント
使ってみて「ここはもう少し工夫があればもっと良くなるかも」というポイントもいくつかありました。
あくまで個人の感想ではありますが、正直にお伝えします。
SX740HSの残念だったポイント
まずSX740HSの残念だった点を紹介していきたいと思います。
SX740HSは機種に対しての残念だったポイントは特になく
価格が高騰している
両機種とも価格が高騰していて10万円前後で取引がされています。
SX740HSの方がファインダーやズーム倍率が低いですが、価格があまり変わらないのが残念です。
SX70HSの残念だったポイント
次にSX70HSの残念だったポイントも紹介したいと思います。
レンズキャップを取り外す必要がある

SX740HSはレンズバリアが装備されていて電源をON・OFFにすると、自動で開閉でき瞬時に撮影ができますが、SX70HSは手動でレンズキャップを撮る必要があるので、少し面倒です。
サイズが大きい

機能が充実している分仕方ないことですが、その分サイズも大きいです。
ポッケには入らないので、ストラップやカメラを入れる鞄が必要になります。
シャッタースピードが1/2000までしか上げれない

SX70HSはこれだけ高倍率ズームができるのに、SS1/2000までしか上げることができません。
野鳥撮影は1/2000~1/3000ぐらいのシャッタースピードで撮影すると言われているので、SX740HSと同じ1/3200にして欲しかったです。
USB充電ができない

SX70HSはUSB充電ができないということ。
なので旅行先で充電する際は充電器が必要になるので、荷物が増えるというデメリットがあります。


メリット・デメリット
これまで紹介したものも含めメリット・デメリットにまとめました。
SX740HS
- コンパクト
- 価格が高騰している
- タッチパネル非搭載

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SX70HS
- ファインダー搭載
- 多くの枚数が撮影できる
- より遠くまで撮影ができる
- マイク端子がついている
- グリップをしっかり握れる
- レンズキャップを取り外す必要がある
- サイズが大きい
- タッチパネル非搭載
- シャッタースピードが1/2000までしか上げれない
- USB充電ができない

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まとめ

SX740HSとSX70HSの比較でした。
大きく違うのはズーム倍率とサイズです。
・大きくなっても良いので、よりズームできる方を重視するならSX70HS
・ある程度の高倍率のズームができてサイズもコンパクトでバランスを重視するならSX740HS
で決めると失敗しにくいんじゃないかなと感じました。
また他のカメラの紹介していますので、是非ご覧ください!
ではまた!


