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Canon EOS R50とEOS Kiss M2の違いを徹底比較レビュー!

この2つの機種は似ていますが、
このEOS R50はeos kiss m2の後継機ではありません。

というのもEOS Kiss M2の名称にある
30年続いた「kiss」の名称は今後終息し、
これからはEOS R50のように
新しい名称で販売されると思います。

品名は違いますが、
Rシリーズ初のホワイトボディということで
女性にも受け入れられやすいモデルであり、
接点が多いので、

「どのような点が進化したのか?」
という点も含めて説明していきたいと思います!

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両機種の共通点

EOS Kiss MからEOS Kiss M2は
個人的に劇的に変わったという点は特に感じられませんでしたが、
EOS Kiss M2とEOS R50を比べると大きく進化している点がある。

どちらを迷おうか悩んでいる人に
私の結論を先にお伝えします。

EOS R50はこんな方におすすめ

  • お金に余裕があり良いものが欲しい
  • お金はそんなにないけど、カメラを今後持ち続けたい

EOS Kiss M2はこんな方におすすめ

  • 少しでも現在のコストを下げて、スペックが、ある程度良いものが欲しい

それでは、理由について詳しく説明していきたいと思います!

外観

まず外観は、全体的に似ていますが、実際にどう違うのか?
細かく説明したいと思います。

グリップの違い

下から見るとわかるかもしれませんが、EOS Kiss M2の方がグリップに深さがあります。
持った感じもEOS Kiss M2の方がグリップに深さがある分
しっかりと持つことができます。

ほぼ変わらないですが、望遠レンズや重心が前に傾きやすい撮影の状況でも
EOS Kiss M2の方が安定した撮影をすることができます。

これはあくまでも個人的な感想で
皆さんの手の大きさや感覚は違うと思います。

ぜひ店頭で握ってみてね!

機種 EOS R50 EOS Kiss M2
重量 約376g 約388g
バッテリーパック+カードを含む

バリアングル式

バリアングル式は自由自在にパネルを展開できる。
自撮りにも最適でほとんどの機種が
このバリアングルを導入している。

ファインダー

ファインダーが付いていることで撮影に集中することができる。
せっかくカメラを買うなら、この機能は欲しい。

RFマウントを採用

今回、個人的に1番大きなポイントだと思うのがこのマウントです。

このEOS Kiss M2とEOS R50はマウントが異なります。

機種 EOS R50 EOS Kiss M2
マウント RFマウント EF-Mマウント

写真を見ても大きさが違うのがお分かりいただけると思います。
大口径になることで、F値の明るく高画質、ハイスペックなレンズ開発が可能ということです。

マウントの特徴についても紹介するよ!

EF-Mマウントの特徴

・最新のレンズの発売予定がない
・レンズのラインナップがかなり少ない

RFマウントの特徴

・レンズのラインナップが豊富
・レンズの開発に力を入れている
・エントリークラスからプロフェッショナルモデルのRFマウントのレンズを共有できる

プロフェッショナルモデルのR3に付けているレンズを
EOS R50に付けることも可能ということです。

aps-cとフルサイズ用のレンズで
焦点距離は変わるけど、マウントアダプターが必要ないよ!

サブ機としても便利に活用できますね!

注意ポイント

冒頭で説明した
「お金はそんなにないけど、カメラを今後持ち続けたいという方はEOS R50」
と言った理由には、EF-MシリーズからRシリーズに乗り換えると
最初にRシリーズを買う以上にお金がかかるので、

「カメラを持ち続けたい方はEOS R50の方が良い」と言った理由はここにあります。
ですのここは先を見越して検討していただきたい部分です。

それではスペックについて説明していくよ!

スペック

継承されているものと、新たに追加されたもので説明していきます!

ではまず継承されているものは、、、

有効画素数

機種 EOS R50 EOS Kiss M2
有効画素数 約2420万画素 約2410万画素

ほとんど差はありません。

タッチシャッター

撮影者がピントを合わしてほしい所の画面をタッチすると
その位置にピントを合わせてシャッターを切ってくれます。

思う様にいかないピントを合わせを、直感的にピントを合わせてシャッターが切れるよ!

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タッチ&ドラッグAF

「ファインダーを覗きながら」でも
パネルを現在の位置から移動させたい位置にスライドすることで、
フォーカスが移動するので直感的に操作できます。

次の項目からは進化している部分を説明していくよ!

動画スペック

機種 EOS R50 EOS Kiss M2
4Kフレームレート 23.98p/25.00p/29.97p 23.98p/25.00p

これは動画で1秒間に撮影できるフレームレートを表していて
EOS R50の方がよりなめらかな表現ができる。

クロップ無しで4K撮影ができる

EOS Kiss M2はクロップされるのでどれぐらいクロップされるのか確認してみた。

EOS Kiss M2ではセンサー中央部の画素をクロップして撮影をしていたので、
本来写っている箇所が切り取られていました。

しかしEOS R50
6Kオーバーサンプリングが採用され
4Kにリサイズされている。

4Kをクロップなしに撮影ができるので、
従来よりも広角に撮影ができます。

このことでさらに色の再現性ディティールがより鮮明に
表現することができました。

ハイフレームレート

機種 EOS R50 EOS Kiss M2
ハイフレームレート フルHD119.88p HD119.88p

EOS R50の方がより綺麗に、スローモーションを撮ることができるよ!

手振れ補正

ボディに光学式手振れ補正は両機種とも搭載されていませんが、レンズキットで付いているレンズには、光学式手振れ補正が内蔵されています。

機種 RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
手振れ補正効果 4.5段 3.5段

同じ状況で動画でテストしてみた

レンズ内手振れ補正のみを入れて
手持ちで同じ条件で撮影をしてみました。

また、ボディに光学式手振れ補正は内臓されていないが
電子手振れ補正が内臓されているので、そちらも活用ができます。

動画でも全体的に見てもeos r50の方が大きくスペックが高いですね。

機種 EOS R50 EOS Kiss M2
iso常用 100~32000 100~25600
連続撮影/秒 約15コマ(電子シャッター) 約10コマ

isoと連続撮影の両方ともEOS R50の方がスペックが高いです。

isoで暗い環境でも明るく、連続撮影でよりベストショットを狙える確率が上がります。

フォーカス機能

イメージセンサーの部分が異なり、結果フォーカス機能が大きく向上しています。
このイメージセンサーは人間でいう脳のようなものです。

機種 EOS R50 EOS Kiss M2
イメージセンサー デュアルピクセルCMOS AF II デュアルピクセルcmos AF

デュアルピクセルCMOS AF IIになったことによって、
動画撮影時もデュアルピクセルCMOS AF II によるAF撮影が可能。
EOS Kiss M2のコントラストAF(4K時)よりも、
快適かつ高精度な動画AFを実現しているとのこと

実際にどう違うのか?説明していきます!

瞳AF

EOS Kiss M2では全身のサイズで瞳AFに対応された。
お子さんのサッカーの試合など
全身が収まるぐらいのサイズであれば
動いていても瞳にピントが合う。

EOS R50でも全身のサイズでも
もちろん反応はします。

さらに瞳だけでなく
「顔」「頭部」「胴体」にも検出ができるので
顔や頭部が隠れたとしても胴体に反応してくれるという
優れたフォーカス機能が内蔵されている。

そしてさらにパワーアップした機能があります。

動物にも瞳AF対応

「犬」「猫」「鳥」の瞳、顔、全身を捉えて高性能なピントを合わせます。
また動きに予想がつかない被写体でも自動的にトラッキングをしてピントを合わせ続けます。

そのほかにも車やバイクにを検出する乗り物優先というモードがあります。

検出を自動にも選択できる

検出する被写体を自動にすることで
カメラが被写体によってフォーカスを変更してくれる便利な機能もある。

自動選択時AFエリア

これは画面でどのぐらいフォーカスが、反応するのか表したものです。

条件によって多少数値が変わるが、最高の条件では

機種 EOS R50 EOS Kiss M2
対応範囲 100%(横)×約100%(縦) 約88%(横)×約100%(縦)
EOS R50は全てのエリアでAFに対応している。

AFエリア

EOS R50
   
EOS Kiss M2

機種 EOS R50 EOS Kiss M2
AFエリア スポット1点AF、1点AF、領域拡大AF(上下左右)、
領域拡大AF(周囲)、全域AF、フレキシブルゾーンAF(AF1、AF2、AF3)
ゾーンAF、1点AF、スポット1点AF

EOS R50の方がバリエーションが豊富で、様々なAFエリアを選択できるので、シーンによって使い分けができる。

EOS R50に内臓されている便利な機能

EOS Kiss M2には内臓されていない便利な機能を紹介したいと思います。

アドバンス A+

明暗差があるシーンで白飛びを押さえて撮影してくれる。

例えば、ウェディングドレスを教会で
窓からの差し込む太陽光がドレスに当たり
その部分だけ白く飛んでしまう。ということがある。

そういったことを防ぐためにアドバンス A+では
カメラが1回の撮影で自動で明るさを連続撮影を行い
白飛びや黒つぶれを軽減することができる。

レビュー用動画モード

商品をレビューする撮影の方は重宝する内容だ。

顔にピントが合った状態で、レビューしたい商品を前に出すと
本来であればピントがそのままだったり、迷ってしまっていることがある。

しかし、レビュー用動画モードでは
顔にピントが合った状態で商品を前に出すと、
商品にピントを合わして
商品を戻すと顔にピントが合うので
一人でクオリティの高いレビュー動画の撮影ができる。

まとめ

EOS R50はエントリークラスでありながら、
スペックも高いので比較をすると、かなり文章が長くなってしまった。

もちろんEOS Kiss M2も魅力的なカメラだと思うが
しかしそれ以上に大きく変わっている点に驚いた。

大きく魅力的だと思う点は2つ

・AF性能
・RFマウント

瞳AFは人間はもちろん動物にも瞳AFに対応。
さらに性能も向上。

AFエリアのバリエーションも増えているので、
より正確にピントを合わせそうだ。

またRFマウントになることで様々な種類のレンズを
マウントアダプターを介さずに使用できる。

結果サブ機としても使えるし、
今後カメラを持ち続けたい。という方にもおススメだ。

EOS Kiss M2は
初心者の方が持っても、もちろん納得がいく
スペックの高いカメラだ。

個人的にデザインはEOS Kiss M2の方が好きだし、
魅力的なカメラだ。

動画でもレビューしていますので、是非ご覧ください!

また、さらにカメラをもっと触ってみて
便利な点を紹介したいと思います!

ではまた!

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