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TZ99とCOOLPIX P1100の違いを比較|旅行向きか超望遠か、買うならどっち?

今回は、パナソニックの「LUMIX DC-TZ99」とニコンの「COOLPIX P1100」を比較していきます。

どちらも広角24mm相当から撮れる高倍率ズームカメラですが、目指している方向はまったく違います。
TZ99はポケットに入る光学30倍の旅カメラ、P1100は光学125倍・3000mm相当で月や野鳥を狙う超望遠カメラです。

「どこまでズームが必要か」「どこまで持ち歩けるか」で、選ぶべき1台は変わってきますよね。
この記事では、仕様・外観・スペックを並べて、どんな人にどちらが合うのかを分かりやすくまとめました。

最後に「私がどちらを選んだ」のかも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!

結論

機種LUMIX TZ99COOLPIX P1100
操作性良い良い
性能光学30倍(720mm相当)光学125倍(3000mm相当)
価格帯約6.4万円(発売時)約15万円(発売時)
LUMIX TZ99がおすすめな人
・旅行や街歩きに気軽に持ち歩きたい
・タッチパネルで直感的に操作したい
・自撮りやVlogにも使いたい
・予算をなるべく抑えたい
COOLPIX P1100がおすすめな人
・月や野鳥、飛行機など遠くの被写体を大きく撮りたい
・ファインダーをのぞいてしっかり構えて撮りたい
・外部マイクや外付けフラッシュも使いたい
・重さよりも望遠性能を優先したい

旅行や日常を身軽に楽しむならLUMIX TZ99、月や野鳥を大きく撮りたいならCOOLPIX P1100がおすすめです。

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LUMIX TZ99とCOOLPIX P1100の仕様一覧

まずは、両機種の主な仕様を表にまとめました。

LUMIX TZ99COOLPIX P1100
発売日2025年2月2025年2月
有効画素数・総画素数約2030万画素/約2110万画素1605万画素/1679万画素
センサーサイズ1/2.3型 MOS1/2.3型 原色CMOS
焦点距離(35mm換算)24〜720mm24〜3000mm
開放F値F3.3〜6.4F2.8〜8
光学ズーム30倍125倍
デジタルズーム最大4倍最大4倍(4K動画時は最大3.6倍)
ダイナミックファインズーム:最大2倍(画像サイズにより最大4倍)
撮影距離通常:50cm〜∞(W端)/2m〜∞(T端)
AFマクロ:3cm〜∞(W端)
約30cm〜∞(広角側)/約7.0m〜∞(望遠側)
マクロAF:約1cm〜∞(広角側)
液晶モニター3.0型 約184万ドット
タッチパネル・チルト式
3.2型 約92万ドット
バリアングル式
フォーカスAF(1点/49点/顔・瞳認識/追尾AFなど)/MFコントラスト検出AF(ターゲットファインドAF/顔認識オート/ターゲット追尾など)/MF
測光方式マルチ/中央重点/スポットマルチパターン/中央部重点/スポット
露出補正±5EV(1/3EVステップ)±2段(1/3段刻み)
ISO感度ISO80〜3200(拡張ISO6400)ISO100〜1600(P/S/A/M/UモードではISO3200・6400も選択可)
ホワイトバランスオート/晴天/曇り/日陰/白熱灯/フラッシュ/セットモード/色温度オート/プリセットマニュアル/晴天/電球/蛍光灯/曇天/フラッシュ/色温度設定
シャッタースピードメカ:4〜1/2000秒
電子:1〜1/16000秒
(シーンガイド「夜景をアーティスティックに撮る」では最長30秒)
1/4000〜1秒(1/4000秒は広角側・小絞り側時)
(Mモード・ISO100時は最長30秒、バルブ・タイムは最長60秒)
手ブレ補正光学式レンズシフト方式(中央4.0段)
セルフタイマー2秒/10秒/10秒+3枚10秒/3秒
連続撮影約10コマ/秒(AF固定)
4Kフォト:約800万画素で30コマ/秒
約7コマ/秒(連写H・約7コマまで)
高速連写:約120コマ/秒(640×480固定・60コマまで)
記録媒体SD/SDHC/SDXCSD/SDHC/SDXC
静止画形式JPEG/RAWJPEG/RAW(NRW)
動画形式MP4MP4
記録画素数(静止画・動画)静止画:最大5184×3888
動画:4K(3840×2160)30p
静止画:最大4608×3456
動画:4K UHD(3840×2160)30p
インターフェースUSB Type-C(USB 2.0)/HDMIマイクロ端子USB Type-C/HDMIマイクロ端子/外部マイク入力/ホットシュー
Wi-Fi・BluetoothWi-Fi(2.4GHz)/Bluetooth 5.0Wi-Fi(2.4GHz)/Bluetooth 5.2
電源専用バッテリー DMW-BLG10(約380枚)EN-EL20a(約260コマ)
USB充電対応対応
大きさ約112.0×67.8×43.1mm約146.3×118.8×181.3mm
質量約322g(バッテリー・カード含む)約1410g(バッテリー・カード含む)
カラーブラック/ホワイトブラック

さらにここは重要だと思った点を表にしました。

LUMIX TZ99COOLPIX P1100
光学ズーム30倍(720mm相当)125倍(3000mm相当)
重さ約322g約1410g
タッチパネル対応非対応
ファインダー非搭載搭載
モニターチルト式バリアングル式
4K動画対応対応
USB充電対応対応
外部マイク端子非搭載搭載

さらに、両機種の違いを具体的に見ていきます!

外観の比較(サイズ・重さ・端子)

まずは外観から比較していきます。

P1100は圧倒的な存在感があります。。

P1100はファインダーが搭載されているので、高さもありますね。

ポイントとしてはP1100は大きい分、グリップが深いので、しっかりと握って安定した撮影ができます。

厚みはP1100はTZ99の4倍以上です。

こちらは最大にズームした時の長さです。

P1100TZ99TZ99P1100

いちばん大きな違いは重さとサイズです。
TZ99は約322gで、上着のポケットや小さめのバッグにも入るサイズ感です。
一方のP1100は約1410gと、TZ99の4倍以上の重さがあります。大きさも一眼レフカメラに近く、カメラバッグに入れて持ち出すスタイルになります。

P1100は、3000mm相当まで届く大きなレンズを積んでいるぶん、重く大きな作りになっています。
そのかわり、大きなグリップでしっかり握れるので、超望遠でも構えやすい作りになっています。

毎日持ち歩くなら、やっぱり軽い方がいいのかな?

「いつも持ち歩くカメラ」ならTZ99、「撮りに行く日に持ち出すカメラ」ならP1100、と考えると分かりやすいね

パネル

パネルの可動する範囲は、カメラによって違います。
上下に少し傾くだけのものから、横に開いて自由な角度に向けられるものまであります。

可動域が広いほど、対応できるシーンが広がります。
ローアングルやハイアングル、自撮りなど、構えづらい位置でも画面を見ながら撮影できるからです。
スペック表では見落としやすい部分ですが、撮れる構図の幅が変わるので、購入前に見ておきたいポイントです。

両機種ともパネルの前に向けて記念撮影などができます。

両機種ともローアングルの撮影もしやすいです。

P1100はハイアングル用にパネルを展開できますが、TZ99は展開できません。

またP1100は液晶画面を内側に向けて傷がいかないように守ることができます。

機種LUMIX TZ99COOLPIX P1100
方式180度チルトバリアングル
サイズ3.0型3.2型
ドット数184万ドット約92万ドット

P1100はバリアングル式で、様々なパネルの展開ができるので、幅広いシーンで快適に撮影ができます。

端子

P1100TZ99TZ99P1100
TZ99P1100
USB端子USB Type-C(USB/CHARGE)USB Type-C
カメラ内充電対応対応
HDMI出力マイクロHDMIマイクロHDMI
外部マイク入力非対応Φ3.5mm
ホットシュー非搭載搭載

TZ99の端子はUSB Type-C(USB/CHARGE)とマイクロHDMIの2つで、とてもシンプルです。
USB Type-Cでカメラ内充電ができるので、対応したUSB充電器やモバイルバッテリーから充電できるのが便利ですよね。

P1100もUSB Type-Cでの充電に対応しています。
動画撮影で音にこだわりたい人や、外付けフラッシュを使いたい人には、この拡張性がポイントです。

バッテリー

機種LUMIX TZ99COOLPIX P1100
撮影可能枚数約380枚約260コマ

両機種とも交換式バッテリーで、予備バッテリーを持っていけば撮影を続けられます。

メーカー公称の撮影可能枚数は、TZ99が約380枚、P1100が約260コマです。
実際に撮れる枚数は使い方によって変わりますが、旅行や野鳥撮影で1日中使うなら、予備バッテリーかモバイルバッテリーを用意しておくと安心です。

どちらもUSB Type-Cで充電できるので、対応したモバイルバッテリーがあれば、ホテルや移動中にもつぎ足しできるのは共通の良さですね。

予備バッテリーやモバイルバッテリーなど、一緒にそろえておきたいアイテムは下の記事でまとめています。

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両機種ともコントロールリング搭載|設定を指先だけで変えられる

P1100TZ99TZ99P1100

コントロールリングとは、レンズの根元にある回転式のリングのことです。あらかじめ好きな機能を割り当てておくと、そのリングを回すだけで設定を変えられます。

TZ99P1100
割り当てられる機能15(ズーム・ステップズーム・露出補正・ISO感度・ホワイトバランス・フォトスタイル・フィルター効果・画像横縦比など。「標準」「未設定」を除く)3(露出補正・ISO感度・ホワイトバランス。MF時はピント調整に使用)

TZ99の方が幅広く設定を割り当てられるんだね!

スペックの比較

次にスペックの比較をします。

ここでは、初心者の方でも安心して選べるように、多くのカメラに共通するおすすめの特徴をわかりやすくご紹介します。
購入前に確認しておくことで、自分にぴったりの一台がきっと見つかるはずです。

フォーカス性能の比較

動きの速い被写体や、スポーツなど少し離れた位置からの撮影では、フォーカス性能が特に重要になってきます。
フォーカスの精度が低いと、せっかくのシャッターチャンスでもピントが合っていない写真になってしまうことも…。

そこで、フォーカスの反応速度や精度をチェックするために、以下の3つのシーンでテストを行ってみました。

検証リスト
・ダンスシーンで、どれくらいフォーカスが追従してくれるか?
・振り向いた瞬間に、どれだけ素早く反応できるか?
・遠く離れた被写体にも、しっかりピントが合うのか?
https://youtu.be/HvaqAZfUY20

顔の追従に関してはP1100の方が性能が高いと感じました。

また、TZ99は、顔・瞳認識や追尾AFに対応していて、タッチパネルで画面をタッチするだけでピント位置を選べます。
人物やスナップなら、狙ったところにすぐピントを合わせられるのがポイントです。

P1100はコントラスト検出AFで、ターゲット追尾や顔認識オートに対応しています。
さらに「鳥モード」ではAFエリアを選べるようになり、枝の奥にいる鳥など、狙いにくい被写体にもピントを合わせやすくなっています。

注意したいのは、望遠側の撮影距離です。
TZ99は望遠端で2m、P1100は望遠側で約7.0mより離れないとピントが合いません。P1100で近くの被写体を撮るときは、少しズームを戻すのがコツです。

人物やスナップをタッチで気軽に撮りたい人にはTZ99、遠くの鳥や動物を専用モードでしっかり狙いたい人にはP1100が向いています。

解像力の比較

有効画素数を比較

Panasonic
LUMIX TZ991/2.3型 MOS
0万画素
Nikon
COOLPIX P11001/2.3型 原色CMOS
0万画素
LUMIX DC-TZ99
約2,030万画素
5184×3888px(最大)
COOLPIX P1100
1,605万画素
4608×3456px(最大)

※メーカー公表の有効画素数をもとにしたイメージです

撮像素子(センサー)サイズを比較

TZ99
1/2.3型
P1100
1/2.3型

※両機種とも1/2.3型です。図はサイズ区分を示すイメージです

まず同じ画角でどの様な違いあるのか比較してみました。

P1100TZ99TZ99P1100

全体的には違いは分かりづらいので、中央と左上の部分を拡大しました。

P1100TZ99TZ99P1100

センサーサイズは両機種とも1/2.3型で同じです。
画素数はTZ99が約2030万画素、P1100が1605万画素で、TZ99の方が多くなっています。

ここはあまり、両機種に違いが見られなかったので、気にする必要はなさそうですね。

ISO感度の比較

ISO感度は、暗い場所でどれだけ明るく撮れるかに関わる設定です。
夜景や室内、夕方の野鳥撮影など、光が少ない場面では特に重要になってきます。

そこで、暗い場所でISO感度を上げるときの違いを、メーカー公表の仕様をもとに見ていきます!

設定できるISO感度の上限を比較

Panasonic
LUMIX TZ99常用ISO80〜3200
ISO0
Nikon
COOLPIX P1100ISO100〜1600
ISO0
LUMIX DC-TZ99
ISO6400
ISO80〜3200(拡張ISO6400)
COOLPIX P1100
ISO6400
ISO100〜1600(P/S/A/M/Uで6400まで選択可)

※メーカー公表の対応ISO感度の上限をもとにしたイメージです。ISO感度を上げるほどノイズは出やすくなります

isoチャートを作成しました。

P1100TZ99TZ99P1100

iso1600の部分を拡大しました。

P1100TZ99TZ99P1100


両機種とも1/2.3型の小さなセンサーなので、ISO感度を上げるとノイズは出やすくなります。
個人的にはTZ99の方がノイズが多く感じましたが、いかがでしょうか。

Point
・ISO感度は数字が大きいほど明るく撮れるが、ノイズも増える
・動かない被写体なら、三脚などでカメラを安定させ、シャッタースピードを遅くするとISO感度を抑えられる
・動く被写体では、被写体ブレを防ぐためにISO感度を上げる判断も必要
・小さいセンサーのカメラは、明るい時間帯に撮るほどキレイに写る

夜景や室内など暗い場所を撮ることが多い人は、どちらを選ぶ場合も三脚や手ブレ補正を活かして、ISO感度を上げすぎない撮り方が向いています。

手ブレ補正の比較

手ブレ補正は、シャッターを押したときの手の揺れを打ち消して、写真がブレるのを防いでくれる機能です。
望遠になるほどわずかな揺れでも大きくブレるので、高倍率ズームのカメラではとても大切な機能です。

LUMIX TZ99COOLPIX P1100
光学手ブレ補正ありあり(中央4.0段)

※P1100の「中央4.0段」はCIPA2024規格準拠。Yaw/Pitch方向、35mm判換算約350mmで測定した静止画の補正効果です。

両機種とも光学式の手ブレ補正を搭載しています。
こちらは約30mぐらい離れた位置から撮影したものですが、両機種とも安定した手振れ補正です。

ただし、P1100の3000mm相当はさすがに手ブレ補正だけでは限界があります。
月や遠くの鳥を最大望遠で狙うなら、三脚や一脚を使うとぐっと成功率が上がります。

手持ちで旅先の景色を気軽にズームしたい人にはTZ99、三脚も併用して超望遠をじっくり撮りたい人にはP1100が向いています。

光学ズームの比較

ズームでどこまで寄れるかを比較(35mm判換算)

LUMIX DC-TZ99
24-720mm相当・光学30倍(デジタルズーム込みで最大約2880mm相当)
COOLPIX P1100
24-3000mm相当・光学125倍(デジタルズーム込みで最大約12000mm相当)
光学ズーム域(画質を保ったまま拡大) デジタルズーム域(拡大するほど画質が粗くなる)

※メーカー公表の焦点距離・ズーム倍率をもとに、共通の目盛りで長さをそろえたイメージです

P1100TZ99TZ99P1100

光学ズームは、レンズを動かして被写体を大きく写す機能です。
デジタルズームと違って画質が落ちにくいので、遠くのものをキレイに撮りたいなら光学ズームの倍率がポイントです。

TZ99は24〜720mm相当の光学30倍ズームです。
旅行先の風景から、遠くの建物や看板、動物園の動物まで、1台でほとんどの場面をカバーできます。

P1100は24〜3000mm相当の光学125倍ズームです。
ダイナミックファインズームを使うと約6000mm相当(最大画像サイズ時)、デジタルズームを含めると約12000mm相当まで寄れます。TZ99では難しい、月のクレーターや遠くの枝にとまった小鳥を画面いっぱいに写せるのが大きな強みです。

広角端はどちらも24mm相当なので、風景や集合写真の撮りやすさは同じです。
差が出るのは望遠側で、望遠端での大きさはP1100がTZ99の4倍以上になります。

旅行やお出かけで幅広いシーンを1台でこなしたい人にはTZ99、月や野鳥など「もっと寄りたい」を突き詰めたい人にはP1100が向いています。

連続撮影

連続撮影(連写)とは、シャッターボタンを押している間、写真を続けて撮れる機能で、動きのある被写体のベストな瞬間を残すのに役立ちます。
ここでは「1秒間に何枚撮れるか」と「何枚まで撮り続けられるか」の2つを、実際に測って比べました。

連写性能を実測で比較

1秒間に撮れる枚数(連写の速さ)
数字が大きいほど、動きの細かい瞬間まで残せます
Panasonic
LUMIX TZ99
約0枚
Nikon
COOLPIX P1100
約0枚
最高速のまま続けて撮れる枚数
TZ99はこのあとも撮り続けられますが、P1100は7枚で止まり、約1.8秒撮れなくなります
LUMIX TZ99約10.2コマ/秒
0枚
COOLPIX P1100約7コマ/秒
0枚
LUMIX TZ99COOLPIX P1100
連写の速さ約10.2コマ/秒約7コマ/秒
最高速で撮れる枚数100枚(約9.7秒)7枚(約0.85秒)
そのあと約4.7コマ/秒で
止まらず続く
約1.8秒
撮れなくなる

※Joy-Cameraによる実測。どちらもシャッタースピード1/125秒・JPEG・最速の連写モード(TZ99:H、P1100:連写H)で、1/100秒のタイマーを表示した画面を撮影し、写真に写った数字から1枚目を0秒として計算しています。メーカー公称値はTZ99「約10コマ/秒、JPEG 100コマ以上」、P1100「約7コマ/秒、最大約7コマ」。SDカードの書き込み速度によって結果は変わります

連写はTZ99が有利です。約10コマ/秒で100枚まで撮り続けられるTZ99に対し、P1100は連写Hで約7コマで止まります。
今回の測定条件では、P1100は7枚撮影したあと、次の撮影まで約1.8秒かかりました。待ち時間は、画質設定や使用するSDカードなどによって変わってきます。

ただし、この比較はAFを固定した高速連写での話です。
近づいてくる子どもやペットなどを撮る場合は、連写中のピント追従も重要になってきます。TZ99のAF追従連写は約5コマ/秒で、P1100も連写中のピントは最初の1コマで固定されます。

子どもやペット、スポーツなど動きのある被写体を連写で逃さず撮りたい人にはTZ99、月や止まっている野鳥のように1枚ずつじっくり狙って撮りたい人にはP1100が向いています。

フォーカスエリア

フォーカスエリアとは?
カメラが自動でピントを合わせる範囲の選び方のことです。狙った1点だけにピントを合わせたりと、被写体や撮影シーンに合わせて切り替えられます。

要するにバリエーションが多いほど臨機応変に対応できるということだね。

COOLPIX P1100

TZ99はタッチ操作やカスタムマルチに対応していて、AFエリアを柔軟に指定できます。
P1100もエリアの位置やサイズを変更できますが、鳥モードでは中央のスポット・標準・ワイドの3種類から選ぶ方式になります。

TZ99

TZ99はかなりAFエリアのバリエーションが多いです。
AFエリアの位置の範囲も広いので、画面端の方まで選べます。

またAFエリアの1点ではサイズも細かく微調整ができて、エリアもできるので、これだけでもCOOLPIX P1100よりもバリエーションが多いです。

そしてさらにカスタムマルチも選べます。

カスタムマルチでは自分の選びたい位置を自由自在に選択できます。
驚いたのは、実用性はあるかは別としてAFエリアを枠を1つ飛ばしてなど選択できるということ。
結果、選択できるエリア内なら、自由自在に選択できるので、AFエリアはTZ99の方が多いので、シーンに合わせてAFエリアを選択できます。

そしてTZ99はタッチパネルでAFの合わせたい場所をタップして合わせることができるよ!

便利なクイックバックズームボタン

クイックバックズームとは?
超望遠撮影中に被写体を見失った時、ボタンを長押しするだけで一時的に画角を広げて再度捉え、離すと瞬時に元のズーム位置へ戻る機能です
ズームバック後ズームバック前ズームバック前ズームバック後

P1100には「クイックバックズーム」、TZ99には「ズームバック」ボタンがあります。
どちらも、望遠撮影中に見失った被写体を探し直すときに便利ですよね。

RAW撮影に対応

RAW撮影とは?
カメラが記録する「生の画像データ」のことです。
JPEGは自動で明るさや色を調整してくれますが、
RAWは「調整前のデータ」なので、あとから自分で明るさや色を自由に編集できます。

インスタグラムにアップする時などより写真のクオリティを上げたいという場合にはおすすめです。

afterbeforebeforeafter

ちなみにこちらはTZ99で撮ってみました。
左は青っぽい色ですが、RAWで撮影して色味を暖色系の色にしてみました。
そのことで放課後の学校というイメージが強くなったと思います。

このような感じでレタッチすれば写真の技術も上がるので楽しいです。

両機種の良かったポイント

ここでは、片方の機種にしかない良さを、使い方のイメージとあわせて正直にお伝えしていきます。

LUMIX TZ99のポイント

まずはTZ99の良かったポイントを解説していきます。

タッチパネルとチルトモニターで自撮りもしやすい

3.0型のタッチパネルモニターは、上に180度チルトします。
画面をタッチしてピント位置を選べるので、スマホに慣れている人でも直感的に使えます。自撮りやVlogにも使いやすいですね。

ただし、4K動画は1回の連続記録が最長15分で、ほかの動画サイズより画角が狭くなります。4K動画では5軸ハイブリッド手ブレ補正も働かないので、歩きながら撮るVlogはフルHDで撮るのがおすすめです。

COOLPIX P1100のポイント

次にP1100の良かったポイントです。

3000mm相当の圧倒的な望遠

光学125倍・3000mm相当のズームは、レンズ交換式カメラでもなかなか手が届かない世界です。
肉眼ではほとんど見えない鳥や、月の表面の模様まで写せるのは、TZ99では難しい撮影です。

鳥モード・月モードで難しい撮影をサポート

モードダイヤルに「鳥モード」「月モード」があり、ダイヤルを合わせるだけで撮影設定を最適化してくれます。
鳥モードではAFエリアも選べるようになったので、設定に詳しくない人でも野鳥や月の撮影にチャレンジしやすいです。

ファインダーとバリアングルモニターで構えやすい

約236万ドットの電子ビューファインダーを搭載しています。
超望遠ではカメラを顔に付けて構えることで体がブレを抑えてくれますし、明るい屋外でも被写体をしっかり確認できます。バリアングルモニターで、ローアングルや上向きの撮影にも対応できます。

両機種の気になったポイント

ここでは、「もう少し工夫があればもっと良くなるかも」と感じた点をまとめました。
あくまで個人の感想ですが、購入前に知っておいてほしいので正直にお伝えします。

LUMIX TZ99の気になる点

TZ99は、小ささと引き換えにした部分がいくつかあります。

三脚を使うと少しコントロールリングが干渉する

使えないということではないですが、今回使用した三脚プレートでは、コントロールリングが若干干渉しました。

決して回らないほどではありませんが、ほんのわずか当たって擦れています。
今回のプレートでは気になりませんでしたが、ゴムの部分に厚みがあるプレートだと、どうなのかなと心配になりました。

iso1600でもノイジー

個人的には、ISO1600でもノイズが目立つと感じました。

高倍率ズームレンズを使用すると、どうしてもレンズの明るさが抑えられるため、ISO感度の設定が重要になってきます。

日常シーンでもISO1600に設定せざるを得ない場面も多く、その際にノイズが目立つ点は少し気になりました。

電源ボタンと録画ボタンが場所が近くて似ている

もしかすると私だけ?と思いましたが、電源ボタンと録画ボタンがサイズ感も一緒で場所も近いので、かなり押し間違いました。

録画ボタンを押したつもりが、電源ボタンを押していて電源が落ちるということがあったので、結構ストレスがたまりました

COOLPIX P1100の気になる点

P1100は、超望遠性能と引き換えにした部分がはっきりしています。

約1410gと大きく重い

約1410gあるので、首から下げて1日歩くとかなり疲れます。
ショルダーストラップやカメラ用のリュックを使う、撮影地では一脚や三脚に載せるなど、持ち運び方を工夫すると負担が軽くなります。

タッチパネルに非対応

背面モニターはバリアングル式ですが、タッチ操作には対応していません。
最新の機種で初心者の方で初めて操作するという方も多いかと思うので、直感的に操作できるタッチパネルが搭載されていないというのは残念な点でした。

価格が高い

発売時の価格は約15万円で、発売時のTZ99(約6.4万円)の2倍以上でした。
「3000mm相当が本当に必要か」を考えてから選ぶのがおすすめです。月や野鳥が撮りたい目的なら、この価格でこの望遠性能はほかにない魅力です。

LUMIX TZ99 のメリット・デメリット

メリット
  • 約322gでポケットに入るサイズ
  • 24〜720mm相当の光学30倍ズーム
  • タッチパネル+チルトモニターで自撮りもしやすい
  • タッチ操作やカスタムマルチでAFエリアを柔軟に指定できる
  • 約6.4万円(発売時)と手に取りやすい価格
デメリット
  • ファインダーがない
  • 外部マイク端子がない
  • iso1600で若干ノイジー
  • 録画ボタンと電源ボタンが近い
  • 三脚プレートによってはコントロールリングが干渉する

チェック

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COOLPIX P1100 のメリット・デメリット

メリット
  • 24〜3000mm相当の光学125倍ズーム
  • 鳥モード・月モードで超望遠撮影をサポート
  • 電子ビューファインダーとバリアングルモニターを搭載
  • 外部マイク入力・HDMI・ホットシューで拡張できる
  • 中央4.0段の手ブレ補正
デメリット
  • 約1410gと大きく重い
  • タッチパネルに非対応
  • 撮影可能枚数が約260コマと少なめ
  • 約15万円(発売時)と高価
  • 鳥モードではAFエリアが中央の3種類に限られる
  • 連写Hでは約7コマで止まる

チェック

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まとめ

今回は、LUMIX TZ99とCOOLPIX P1100を比較しました。

TZ99は「いつでも持ち歩けて、旅先のほとんどの場面を1台で撮れる」カメラです。
P1100は「持ち運びの大変さと引き換えに、TZ99では届かない距離まで撮れる」カメラです。
同じ高倍率ズームでも、コンセプトはまったく違いますよね。

旅行や日常を身軽に、幅広く撮りたい→LUMIX TZ99
月や野鳥など、遠くの被写体を大きく撮りたい→COOLPIX P1100

最後に私がどちらを選んだのかというと、、、

TZ99を選びました!
なぜかと言うと、気軽に高倍率ズームを撮れるので、少し出かける時も、持ち運びも楽で、且つズームしたり、普段は撮れない構図で撮れるからです!
野鳥撮影などあまり撮らないので、P1100は選びませんでしたが、使っていて肉眼で見れないような遠くのシーンも撮れるので、これはこれで楽しかったです!

購入したら一緒にそろえておきたいアクセサリーも紹介していますので、あわせてご覧ください!

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皆さんの理想の一枚が撮れるよう応援しています!

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