
パナソニックの高倍率コンパクトカメラ「DC-TZ99」と「DC-TZ95」を徹底比較していきます!
TZ99は2025年2月に発売された最新モデル、TZ95は2019年4月25のモデルです。どちらも35mm判換算で24〜720mmという圧倒的な光学30倍ズームを搭載していますが、細かい部分でかなり違いがあります。
「最新のTZ99を買うべきか、それとも旧モデルのTZ95でいいのか?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、仕様から実用面まで丁寧に解説していきます!
ちなみにですが、TZ95からTZ95Dへマイナーチェンジしています。
進化した点は背面モニターの解像度が104万ドットから184万ドットに変更された1点のみです。
もしTZ95DとTZ99を検討されている方にも参考になるかと思いますので是非最後までご覧ください!
結論
| 機種 | DC-TZ99 | DC-TZ95 |
| 性能 | 良い | 良い |
| 操作性 | 良い | 良い |
| 価格 | 約7~8万円 (2026年時点) | 約6万円 (中古・2026年時点) |
- TZ99がおすすめな人
- ・USB Type-Cでスマホと充電器を共有したい
・最新モデルで長期間使いたい
- TZ95がおすすめな人
- ・EVFを使って超望遠撮影をしっかり構えたい
・コスパ重視で中古市場で探したい
それではさらに深掘りして解説していきたいと思います。
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仕様一覧
数あるスペックの中から、特に比較の際に注目しておきたいポイントをピックアップして一覧にまとめました。
| TZ99 | TZ95 | |
| 発売日 | 2025年2月20日 | 2019年4月25日 |
| カメラ部有効画素数 | 約2,030万画素 | 約2,030万画素 |
| サイズ・タイプ | 1/2.3型 MOS | 1/2.3型 MOS |
| 焦点距離(35mmフィルム換算) | 24〜720mm | 24〜720mm |
| 開放F値 | F3.3〜6.4 | F3.3〜6.4 |
| 光学ズーム倍率 | 30倍 | 30倍 |
| デジタルズーム倍率 | 最大4倍(iAズーム時は最大2倍) | 最大4倍(iAズーム時は最大2倍) |
| 撮影距離 | 通常:50cm(W端)/2m(T端)〜∞ AFマクロ / MF:3cm(W端)/2m(T端)〜∞ | 通常:50cm(W端)/2m(T端)〜∞ AFマクロ / MF:3cm(W端)/2m(T端)〜∞ |
| フォーカスモード | F / AFマクロ / ズームマクロ(左記各AFモードでAFS / AFF / AFC選択)/ MF AF測距:1点/49点/カスタムマルチ/顔・瞳認識/追尾AF/ピンポイント | AF/AFマクロ/ズームマクロ(左記各AFモードでAFS/AFF/AFC選択)/MF AF測距:1点/49点/カスタムマルチ/顔・瞳認識/追尾AF/ピンポイント |
| 液晶モニター | 3.0型 184万ドット タッチパネル搭載 チルト式 | 3.0型 104万ドット タッチパネル搭載 チルト式 |
| 測光方式 | マルチ測光 / 中央重点測光 / スポット測光 | マルチ測光 / 中央重点測光 / スポット測光 |
| 露出補正 | 1/3EVステップ ±5EV | 1/3EVステップ ±3EV |
| ISO感度 | オート / 80 / 100 / 200 / 400 / 800 / 1600 / 3200 / 6400(拡張) | オート / 80 / 100 / 200 / 400 / 800 / 1600 / 3200 / 6400(拡張) |
| ホワイトバランス | オート / 晴天 / 曇り / 日陰 / 白熱灯 / フラッシュ / セットモード1〜4 / 色温度 | オート / 晴天 / 曇り / 日陰 / 白熱灯 / フラッシュ / セットモード1〜4 / 色温度 |
| シャッタースピード | 静止画:4秒〜1/2000秒(メカ)/ 1秒〜1/16000秒(電子) 動画:1/30秒〜1/16000秒 | 静止画:4秒〜1/2000秒(メカ)/ 1秒〜1/16000秒(電子) 動画:1/30秒〜1/16000秒 |
| 絞り | F3.3〜8.0(W)/ F6.4〜8.0(T) | F3.3〜8.0(W)/ F6.4〜8.0(T) |
| 光学手ブレ補正 | ○(通常 / 流し撮り) | ○(通常 / 流し撮り) |
| セルフタイマー | OFF / 2秒 / 10秒 / 10秒+3枚 | OFF / 2秒 / 10秒 / 10秒+3枚 |
| 連続撮影 | AF固定:最大10コマ/秒 AF追従:最大5コマ/秒 | AF固定:最大10コマ/秒 AF追従:最大5コマ/秒 |
| 記録媒体 | SD / SDHC / SDXCカード(UHS-I U3対応) | SD / SDHC / SDXCカード |
| データタイプ(静止画) | RAW / RAW+ファイン / RAW+スタンダード / ファイン / スタンダード | RAW / RAW+ファイン / RAW+スタンダード / ファイン / スタンダード |
| データタイプ(動画) | MP4(AAC 2ch) | MP4 / AVCHD(AAC 2ch) |
| 記録画素数(動画) | 4K:3840×2160 / 30p(100Mbps) FHD:1920×1080 / 60p(28Mbps)/ 30p(20Mbps) HD:1280×720 / 30p(10Mbps) 最大記録時間:4K 15分 / FHD・HD 29分59秒 | 4K:3840×2160 / 30p FHD:1920×1080 / 60p / 30p HD:1280×720 / 30p 最大記録時間:4K 15分 / FHD・HD 29分59秒 |
| インターフェース(有線) | USB Type-C(USB 2.0)/HDMIマイクロ端子 | USB- Type-B / HDMIマイクロ端子 |
| Wi-Fi | 対応 | 対応 |
| Bluetooth | v5.0 | v4.2 |
| USB充電 | 対応(給電も対応) | 対応(充電のみ) |
| 大きさ(幅×高さ×奥行き) | 約112.0×67.8×43.1mm | 約112.0×68.8×41.6mm |
| 質量(本体のみ) | 約280g | 約286g |
| カラー | ホワイト / ブラック | ホワイト / ブラック |
さらにここは重要だと思う点をピックアップしました。
| TZ99 | TZ95 | |
| ファインダー | 非搭載 | 搭載 |
| USB端子 | Type-C(給電・充電対応) | Type-B(充電のみ) |
| 背面モニター | 約184万ドット | 約104万ドット |
| 手ブレ補正 | 5軸ハイブリッドO.I.S.+ | 5軸ハイブリッドO.I.S.+ |
| 4K撮影 | 対応 | 対応 |
| RAW記録 | 対応 | 対応 |
今紹介した点も踏まえてさらに詳しく解説していきたいと思います!
外観の比較
カメラ選びで意外と重要なのが、デザインや手に持ったときのフィット感。
毎日使うものだからこそ、自分の好みに合った外観や操作性も大切なポイントです。
ここでは、両機種の外観デザインやサイズ感、重さなどを比較していきます。
各面から撮影をしました。







両機種とも自撮りが出来るので旅行先など確認しながらしっかりと撮影できるのが魅力的な点になります。
サイズ・重さ



どちらもポケットに入るコンパクトなサイズ感で、旅行やお出かけに最適です。グリップがしっかりしているので、片手でも安定して撮影できるのがポイントです!
端子まわり

ここが大きな変化点のひとつです。TZ95はMicro USB端子でしたが、TZ99ではUSB Type-Cに変わりました。
さらに重要なのが、USB給電と充電の違いです。
TZ95はUSBで充電はできますが、撮影中に電源をつなぎながら動作させる「給電」には対応していませんでした。
TZ99ではUSB給電に対応したため、モバイルバッテリーをつないだまま撮影を続けることができます。
TZ95は移動中に充電をしておけばそこまで問題視する必要はないですが、大事な場面で動画を撮りたいけどもう充電がない。。。という時にはTZ99は給電しながら、撮影ができるので安心です。
共通のおすすめポイント
TZ99とTZ95は、基本的な光学性能が非常に近いモデルです。そのため、この章では両機種に共通するポイントに注目しながら、わかりやすく解説していきます。
今回はTZ99の機種でスペックのテストをしてみました。
TZ95も同じスペックとなっています。
フォーカス性能
動きの速い被写体や、スポーツなど少し離れた位置からの撮影では、フォーカス性能が特に重要になってきます。
フォーカスの精度が低いと、せっかくのシャッターチャンスでもピントが合っていない写真になってしまうことも…。
そこで、フォーカスの反応速度や精度をチェックするために、以下の3つのシーンでテストを行ってみました
- 検証リスト
- ・ダンスシーンで、どれくらいフォーカスが追従してくれるか?
・振り向いた瞬間に、どれだけ素早く反応できるか?
・遠く離れた被写体にも、しっかりピントが合うのか?
この3つの場面を通じて、オートフォーカス性能をしっかり検証していきます!
素早い動きにもフォーカスが反応しているので、ダンスなど機敏な動きにも対応できそうです。
一つ気になったのは、遠く離れた被写体には、もう少し遠くまで顔認識が反応してほしかったです。
解像力
カメラを選ぶときに気になるポイントのひとつが、“どれくらい細かく写るのか”=解像力です。
風景のディテールや、被写体の質感までしっかり写し出せるかどうかは、写真のクオリティに大きく関わってきますよね。
そこで、どのくらい細部まで描写できるのか、実際に撮影した写真をもとにチェックしてみました。


アップの画像を見ると中心の部分は問題なく解像力を保てていますが、周辺の部分をみると結構のラインの解像力が低いことがわかります。
ISO感度
写真を撮るうえで意外と重要なのが、ISO感度の設定です。
明るい場所では気になりませんが、夜景や室内など暗いシーンでは特に大切な要素になります。
ISO感度を上げれば暗い場所でも明るく撮れる反面、ノイズが出やすくなるというデメリットがあります。
またこのノイズはISOの設定が同じでも、機種によってノイズの量の差があります。
そこでどのくらいのISO感度までキレイに写せるのか?チェックしてみました!

iso1600ぐらいからノイズが目立ってきているのが印象的です。
iso6400となるとかなりノイズが目立っています。
個人的な感想ですが、iso1600までぐらいなら何とか使えるかなという印象です。
手ぶれ補正
スマホで写真を撮ったときに、ちょっと手が動いただけで写真がブレてしまったことはありませんか?
カメラでも同じように、手が少し動いただけで写真がぼやけたり、動画がゆれたりしてしまうことがあります。
そんなときに助けてくれるのが、「手ぶれ補正(てぶれほせい)」という機能です。
この機能があると、カメラが自動で手の小さな動きをおさえてくれるので、はじめての方でもキレイに写真や動画が撮りやすくなります。
今回は、手ぶれ補正が**どれくらいしっかり効くのか?**を試してみました!
1050mmで撮影して感じたのが、手振れが凄く効いていると感じたこと。
手振れ補正がなしの場合と全然違うのが、お分かりいただけると思います。
高倍率のズームだけあってこの部分にかなり力を入れているんだろうなと感じさせられました。
4K動画撮影ができる
4K動画とは、フルHDの約4倍の画素数で撮影できる高解像度映像規格。以下のようなメリットがあります。
・大きなテレビで見てもキレイ
・気に入ったシーンを写真として切り出せる
・YouTubeに上げても高画質
実際に4Kで動画撮影をしてみたので、大きな画面で見てください。
Raw撮影ができる
- RAW撮影とは?
- カメラが記録する**「生の画像データ」**のことです。
JPEGは自動で明るさや色を調整してくれますが、
RAWは**「調整前のデータ」**なので、あとから自分で明るさや色を自由に編集できます。
インスタグラムにアップする時などより写真のクオリティを上げたいという場合にはおすすめです。


光学30倍ズーム
| 光学ズーム | 30倍 |
広角24mmから720mmまで撮影できるので、スマホでは届かない距離も、光学ズーム30倍なら画質を落とさずにしっかり寄れます。
遠くの被写体もくっきり写せるので、
たとえば──
- 子どもの運動会で遠くのわが子をしっかり撮りたい方
- 旅行先で建物の細部や景色を大きく写したい方
- 鳥や動物など、離れた位置から自然な表情を撮りたい方
にぴったりです。
ズームしても画像がぼやけにくいのは「光学ズーム」ならではの強みです。
写真はもちろん、動画撮影でも大活躍します!
マニュアルリング搭載

コンデジの中でもマニュアルリングがついていない機種も多いですが、両機種ともマニュアルリングが備わっています。
このことで直感的に操作できるのが魅力的な点です。
また回した感じは滑らかなので、操作性もいいです。
共通する残念なポイント
両機種の「ここはもう少し工夫があればもっと良くなるかも」というポイントもいくつかありました。
あくまで個人の感想ではありますが、正直にお伝えします。
iso1600でもノイジー

個人的には、ISO1600でもノイズが目立つと感じました。
高倍率ズームレンズを使用すると、どうしてもレンズの明るさが抑えられるため、ISO感度の設定が重要になってきます。
日常シーンでもISO1600に設定せざるを得ない場面も多く、その際にノイズが目立つ点は少し気になりました。
なのであまり暗所での撮影には適していないと感じました。
電源ボタンと録画ボタンが場所が近くて似ている

もしかすると私だけ?と思いましたが、電源ボタンと録画ボタンがサイズ感も一緒で場所も近いので、かなり押し間違いました。
録画ボタンを押したつもりが、電源ボタンを押していて電源が落ちるということがあったので、結構ストレスがたまりました。
もし私だけならすみません。。。。
三脚を使うと少しフォーカスリングが干渉する

使えないということではないですが、三脚を付けた場合若干マニュアルリングが三脚の船と干渉する。
決して回らないほどではないが、ほんのわずか当たって擦れている。
この船では気にならないが、他の船のゴムの部分が厚みがある場合は、大丈夫なのかなと心配になった。
各機種の良かったポイント
次は片方の機種にしか備わっていない機能で「これはいいな!」と感じた両機種のポイントをまとめてみました。見た目だけではわからない部分や、使ってみて初めて気づいた使いやすさなど、実際の使用感をもとに正直にお伝えしていきます。
TZ99の良かったポイント
まずはTZ99の良かったポイントを紹介していきます!
USB給電対応

TZ99の大きな進化のひとつが、USB給電への対応です。TZ95はUSB充電(電源オフ時のバッテリー補充)のみでしたが、TZ99では撮影中にモバイルバッテリーをつないだまま動作させることができます。
カスタムモードが2つ搭載

- カスタムダイヤルとは?
- 「自分がよく使うカメラ設定を保存して、ダイヤルひとつで瞬時に呼び出せる機能」
TZ95はカスタムダイヤルが1つに対してTZ99は2つ搭載。
自分のお好みの機能を割り当てておけば、シャッターチャンスを逃しにくいというメリットがあります。
背面モニターが184万ドットに高精細化

TZ95の液晶モニターは104万ドットでしたが、TZ99は184万ドットに高精細化になりました。
実際に両機種を見比べてみてもTZ99の方が色がしっかりと表現されていると感じました。
TZ95の良かったポイント
次にTZ95の良かったポイントを紹介します!
EVFで安定した構え方ができる

0.21型・約233万ドットのファインダーが搭載されています。720mmという超望遠域での撮影では、カメラを顔に当てることで三点支持が取れて、手ブレを大幅に軽減できます。日差しの強い屋外でもモニターが見にくくなる心配がありません。
両機種の残念だったポイント
次は「ここはもう少し工夫があればもっと良くなるかも」という両機種のポイントもいくつかありました。
あくまで個人の感想ではありますが、正直にお伝えします。
TZ99の残念だったポイント
まずTZ99の残念だったポイントを紹介していきます。
ファインダー非搭載

TZ99の残念だったポイントは1つだけなのですが、ファインダー非搭載ということ。
正直これは結構残念なポイントです。
コスト削減と液晶モニターの高精細化により非搭載になったらしいですが、ファインダー非搭載は凄く残念でした。
TZ95の残念だったポイント
次にTZ95の残念だったポイントを紹介します。
USB端子がType-B

USB端子はType-Bなので、Type-Cよりも古いタイプです。
iPhoneも最近はType-Cなので、旅行先では別にケーブルを持って行かないといけないというデメリットがあります。
USB給電はできない
またUSB給電はできないですが、USB充電はできます。
なので移動中などに充電しておけば全く問題はないと思いますが、動画撮影をした時に残量がないと途中で電源が無くなってしまったという失敗があるかもしれません。
中古でも値段が高め
中古でも5~7万円ぐらいはします。
TZ99は新品で7万円ぐらいするのでそれほど変わりません。
おそらくファインダー搭載が魅力的という方も多いからだと感じました。
メリット・デメリット
これまで紹介したものも含めメリット・デメリットにまとめました。
TZ99
- USB Type-CのUSB給電対応で撮影中でも給電可能
- 最新モデル
- 背面モニターが184万ドットに高精細化
- ファインダー非搭載
- スペックは大幅に進化していない
TZ95
- ファインダー搭載で安定した構えができる
- USB給電非対応
- USB端子がType-B
- 中古でもやや値段が高め
まとめ
以上がTZ99とTZ95の比較でした。
ほとんどのスペックは同じでした。
もう少しスペックは向上してほしかったというのが正直なところです。
ですので、どちらを買おうか悩んでいる方は
USB給電・最新モデル・高精細モニターを重視したい → TZ99
EVFを使った本格的な超望遠撮影がしたい → TZ95
で決めると自分に合った方を選べると思います!
スマートフォンでは届かない望遠域を、ポケットサイズで持ち歩けるというのがこのシリーズの最大の魅力です。皆さんの思い出の瞬間が撮れるよう応援しています!